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10月27日(木):アパレルで広がり出したリセール

今週の日経MJではスポーツブランド「ザ・ノース・フェイス」などを販売するゴールドウィンが、子供服を顧客から回収して中古商品として再販売するサービス「GREEN BATON(グリーンバトン)」を始める旨の記載がありました。

具体的には過去に販売した自社商品の回収を進め、必要に応じて補修やリメイクして再販売するする形です。

また回収にあたってはアイテムに応じて店舗で500円~2,000円の商品券(クーポン)を発行するので実質的には買い取りと同様だと思います。

クーポンはそのまま店舗で即座に利用が可能なので、ユーザーには回収(売却)から新しい商品の購入という買い替えサイクルを促したい狙いですね。

今回は子供服を対象にしていますが、ここは非常に合点がいきます。

子供服は、たとえ本人がそれを気に入っていたとしても身体の成長によって、早晩に着れなくなってしまう時期がきます。

我が家でも、ちょうど先般にそんな話をしていたところです。

それが兄弟や知人など、つながりの中で「お下がり」として循環すればいいですが、現状では4割強が廃棄されていると言います。

それだけにリセールによるアップサイクルができれば、個人の関係性とは違った部分での循環が生めると思いますね。

スポーツやアウトドアなどアパレルブランドのリセールでいえばパタゴニアがそれに先んじて1年ほど前から国内でも「Worn Wear(ウォーンウエア)」として自社の古着を買い取ってリセールしています。

アパレルの大量生産、大量廃棄の構造的な問題はこのブログでも何度も取り上げてきた事柄であっただけに、少しずつではあるもののネームバリューと影響力のあるブランドがリセールを始めることで、新しい流れにつながっていけば良いですね。

明日も関連の話題を続けます。


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