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6月14日(水):生産者へのリスペクト

最近は自社が運営するスクール制の小型フィットネスクラブ「健康習慣クラブALIVE」で今月から始めたオーガニックの野菜販売に付随したことを記しています。

一昨日はそれを担っている社員の小川さんと清右衛門ファームのこと、そして昨日は「半農半X」ともいえる生活と多様な働き方に触れました。

小川さんが生産しているのは農薬・化学肥料を不使用で育てられたオーガニックの野菜ですが、当然ながらその分だけ手間暇がかかっています。

農薬を使えば虫はつかないし、見栄えの良い野菜になる代わりに残留農薬によって安心感が損なわれます。

また小川さんがよく話を聞かせてくれますが、化学肥料はその野菜が育つためだけに必要な栄養素が含まれているので、姿かたちだけは早く立派に育つものの、野菜本来が持つ栄養素は私たちが思っている以上に乏しいのだといいます。

新規就農でオーガニックへチャレンジするのは簡単ではないけれども、それをする意義が大きいからこそ使命感をもって頑張っているのは素晴らしいですね。

小川さんを見ながら改めて思うのは、私たちが日々口にする食べ物、一次生産物を育てている方々へのリスペクトです。

私の母方の祖父母はかつて千葉県で梨農園を営んでいて私も小さい頃は、その農園に何度も足を踏み入れたことがあるので、果物や野菜を大切に育てる農家の方々の日々の営みの一端は多少なりとも想像ができます。

私たちの事業はフィットネスクラブの運営で一般生活者の健康を支える大事な仕事だと思っていますが、現状の日本国内でのフィットネス参加率が3~4%程度であるように、その利用は価値観やライフスタイル、抱えている悩みなどによる選択的な範疇です。

一方で誰しもが食べることなしに生きていくことはできませんから、日常の生活を根底で支えているのは紛れもなく第一次産業に従事して生きる糧を生産している方々の存在になります。

現在の社会は分業と交換(流通)によって、どこでも好きなものを当たり前に買える状態になっているから、一次生産者との接点はないに等しく、そこに思いを馳せる機会も稀です。

そうしたなか、今回の小川さんのチャレンジを通じて前述した点を考える契機や感謝の想いも増したし、そこに付随するいろいろな課題を知ることにもなりました。

クラブでのオーガニック野菜の販売や小川さんの農業への取り組みを応援しながら、少しでもそこにある社会課題と向き合っていければと思っています。

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