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2月2日(金):生活習慣病予防は1日10分の「+10(プラス・テン)」から!

毎年2月は日本生活習慣病予防協会が定める「全国生活習慣病予防月間」ということもあって昨日はそのことを取り上げましたが、本日もそこから派生した話をもう少しばかり。

この生活習慣病予防月間で推奨されているのは昨日にも記した「一無二少三多」の日常です。(一無は「無煙・禁煙」、二少は「小食・少酒」、三多は「多動・多休・多接」)

日頃の生活習慣を見直してこれらに近づけることができればそれに越したことはありませんが、やはり一度にすべてを変えるのは難しいでしょうし、現実的ではないかもしれません。

「0」か「100」かで考えていては一歩を踏み出しづらいと思うので、大事なのはできそうなことから小さく始めることですね。

小さく始めるということでいえば、厚生労働省が提唱する「+10(プラス・テン)」というものがあります。

こちらは残念ながら世の中には、ほとんど認知されていないでしょうが、「健康づくりのための身体活動基準2013」で定められた基準を達成するための実践の手立てとして国民向けのガイドラインに盛り込まれたものです。

この「+10(プラス・テン)」は一言でいえば「今より10分多く体を動かそう」というメッセージです。

厚生労働省が実施したメタ解析では「+10」によって「死亡のリスクを2.8%」、「生活習慣病発症を3.6%」、「ガン発症を3.2%」、「ロコモ・認知症の発症を8.8%」低下させることが可能である旨が示唆されています。

さらに減量効果として「+10」を1年間継続すると、「1.5~2.0kg減」の効果が期待できると見込まれています。


たかが10分ですが、それを日常的に継続するだけで疾病のリスクの軽減、健康寿命の延伸、体重減などにつながってくるから、10分といえど馬鹿にはできませんね。

大きく意気込んで三日坊主になってしまうよりも、1日10分の「+10」を実行していくほうが、はるかに意義があります。

そんなこんなで、まずは今より10分多く動くことから始めてみてはいかがでしょうか?


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