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5月12日(日):スリープツーリズムの前にできること

昨日は拡大するスリープツーリズムのことを取り上げました。

例えばホテルが寝具や空調、室温といった睡眠環境を整えたり、適度な運動や食事、リラックスするためのマッサージやサウナを組み合わせた快眠プランを設けているほか、宿泊施設以外でも睡眠に特化したクリニックやリラクゼーション系のサービス事業者など、快眠を打ち出す提供者が広がってきました。

こうしたスリープツーリズムでプチリセットをするのも良いですが、一方で日常の環境に戻り、日常の習慣が何一つ変わっていなければ、以前の状態に逆戻りしてしまうため、できることならプチリセットだけで終わらずに、習慣の改善や環境の見直しまでセットでできると良いでしょう。

スリープツーリズムの市場が拡大を続けるということは、睡眠障害やそれに付随した不調が広がっていることの裏返しでもありますからね。

以前に自社が運営するフィットネスクラブで実施をしていた睡眠セミナーでも厳密にいえば「疲労」と「ストレス」は違うことを説明したうえで、昨今は精神的なストレスが過多になっている一方で運動や活動量が低下をして肉体的な疲労は乏しいから眠りの質が低くなっている点に言及していました。

睡眠のための環境を整えることはもちろん大切ですが、日常での精神的なストレスのケアをしながら、適度な運動で肉体的疲労を促すことで眠りが誘発されて不眠の改善が進む面は多分にあります。

ちょうど先日は自クラブの販促活動の一環でポスティングを実施しましたが、約14,000歩(11㎞超)を歩いた日の夜には自然と眠気がきて朝までぐっすりです。

またそれ以外でも筋トレをした日のほうが早く眠気がくるのは明らかで、適度な運動とそれによる肉体疲労が睡眠へ誘うのは確かです。

一方で眠りが浅かった日を振り返ると、不安とストレスを強く感じて精神的なストレス過多になっていたのもわかります。

多忙によって眠る時間を削っている人は別ですが、なかなか眠れない、目が覚めてしまうといった人は、適度な運動を通じたあえての肉体疲労を促すことはポイントでしょう。

一般的には適度な運動をすることで、精神的ストレスのケアに寄与する面もあるからです。

スリープツーリズムへお金を投じる前に、まずは精神的ストレスのケアと適度な運動による肉体疲労、双方を上手くバランスさせていことが肝要だと思います。

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