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イギリス移住マニュアル ~スキル0・英語0だった私が海外移住して給料3倍・残業0になった方法~

長時間労働、30年間上がらない賃金、反対に上がっていく社会保障費、という問題が叫ばれている中、皆様はどのような対策を取られているのでしょうか?時間を使って副業?リスクを取って投資?


私自身、数年前までは漠然とした不安を抱えながらもブラックJTCで毎日8時間+残業という身体的にも精神的にも消費していく日々を送っていました。

ある日、心が折れてしまい退職し、日銭を稼ぐ為に派遣で単純作業をしておりましたが、「このままでは不味い」と一念発起しイギリスの大学院に留学→現地就職をすることで給料はJTC時代の3倍、残業無しという生活を手に入れることが出来ました。

同じように日本の理不尽な境遇で苦しんでいる方を全力で応援したいという思いから、この経験を誰にでも実践出来る「イギリス移住マニュアル」としてまとめ、共有します。

この記事では移住の段階として、

  1. イギリス大学院に進学する。

  2. Graduate Visaを使って現地就職をする。

  3. Skilled Worker Visaに切り替える。

  4. 永住権(indefinite leave to remain)を得る

という段階での移住の方法を勧めております。
他にもワーホリ(YMS)、配偶者ビザルート等ありますが、就職のしやすさ、将来的な給与面等を考えて、ほとんどの方にはこのルートがベストになります。



なんでイギリス?

経済大国のアメリカ、ワーホリで人気のオーストラリアではなく何故イギリスなのか?まずはイギリス移住のメリットをお話します。

イギリス大学院は入りやすい

この記事ではまずイギリス大学院への進学を第一段階としているわけですが、前提として、日本人は受かりやすいです。
理由は2つで、

  • 日本人留学生はマイノリティであり、文化的多様性を求める大学には希少である。

  • ヨーロッパ圏外からの留学生は学費が高めに設定されており、大学側の経済面においても海外留学生はプラスになる。

という点です。
また、英語が心配というあなたも問題はありません!
後述しますが、IELTSの点数が足りなくてもほとんどの大学にPre-sessionalコースが用意されており、私も英語力ほぼ0で入学しましたが、現地にいれば英語は勝手に喋れるようになります。
ほとんどの大学院は一年で卒業出来るので、収入が無い期間が少ないといった点も魅力的ですね。
また、イギリスの大学院を卒業した際にはGraduate Visaという2年間イギリス内で就労出来るビザに申し込むことが出来、これを持つことで就職がかなり有利になります。

最高の労働環境!

ヨーロッパの就労環境は控えめに言って最高です。
ブラックJTC時代は仕事を早く終わらせれば、得られるものは更なる仕事のみだった私に衝撃的だったのは、

  • 仕事は達成した分だけ昇給に繋がり、毎年大幅な昇給のチャンスがある。

  • 希望した時期に長期休暇が取れる。2週間、1ヶ月の休暇は当たり前。

  • リモートワークが主流。大体の会社は週に1日出社があるかないか。

  • 残業は無い。子供のお迎え等用事があれば勤務時間中に席を外すことも問題無し。

  • 日本と同じぐらいクビになりにくい制度。

の5点です。
特に給与面に関しては初任給も日本より高い水準ですが、私の場合は日本円換算で毎年200万円前後年収が増えています。
また、海外の企業というとすぐにクビになるのでは?という印象がありますが、イギリス含めヨーロッパでは労働者が守られており、まともに働いていればアメリカのようにレイオフにあうことはありません。

優れた金融制度

イギリスは日本のNISAのモデルになった「ISA」を持つ国であり、資産を築くのに日本よりも有利な制度があります。
具体的には、

  • ISAはNISAと似ている制度だが、制限は年間£20,000という上限のみで、日本の1,800万円のような上限が無い。

  • 銀行の定期預金はいつでも引き出せて年利4.35%、日本ではネット銀行でも0.2~0.3% (Monzo銀行の場合の一例、)

  • 手取り額も同じ給料水準で日本よりも高い

  • 年金はアプリで管理、運用が出来、アクセスしやすい

という点が挙げられます。これを利用してイギリスである程度FIRE出来る資産を貯めて日本で暮らすのも良いですね。

現地就職を見据えた大学院・学部選び

さて、ここからが具体的なマニュアルの内容になります。
まずは就職を視野に入れての大学院・学部選びから解説していきます。

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4,545字

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