学振月20万円でも「赤字」 出戻り博士に必要な貯金額
9月27日、日本学術振興会特別研究員(学振)の選考結果が出た。内定なら月20万円の生活費が支給され、資金面の不安なく研究に専念できる。ただし、もし会社を退職して進学する『出戻り博士』なら話は別だ。健康保険や税金など数十万単位の納付書が何枚も届く現実問題に直面する。
「そんな預金で大丈夫か?」・・・今一度問い直そう。
出戻り博士が直面する大きな出費は主に3つ。学費、健康保険、住民税だ。まず学費。これは出戻り関係なく博士進学する全ての大学院生に関わる。国公立大学の場合、入学金で