見出し画像

育つぶ~『こわいもの見たさ』

いつ買ったっけ?
「ねないこだれだ」

せなけいこさんの大ロングセラー絵本。

この絵本を読むようになって、息子くんはオバケという存在を認識するようになったなんだと思う。
具体的にいつのことかは覚えてないけど、まだ幼かったせいか(今でも十分幼いのだけど、幼いの度合いがまるで違う)、読み聞かせを淡々と聞きながら絵本を見ていたような気がする。

徐々に他のオバケが題材の絵本を読むようになった。
オバケがテーマの歌も聴くようになった。

そして、いつからかオバケを怖がるようになった。

寝かしつけのときに「早く寝ないとオバケが出るよ」という常套文句。
しっかり反応するようになって、顔を枕にうずめる。

「こわいー‼‼」

結構真剣に怖がって、べったりくっついてくる。

そんな息子くんの反応がかわいくて、笑って受け止めてたけど、
真剣に怖がってるんだから、笑っちゃダメだよね。


パパなら、怖いと思うなら明らかな距離を置く。
接点がなければ怖い思いをすることがないから。

でも息子くんはちょっと違うみたい。


オバケの絵本は、決して一人では読みたがらないけど、
パパの背中からちょっとだけ顔を覗かせて、

「読んで―」

と言う。

オバケの歌の動画だって、パパを横に座らせて、Tシャツの裾をつかみながら見てる。


こわいもの見たさってやつ?

怖くても、見るんだね。
それは怖いんじゃないとパパは思うけどね。

やっぱり興味の方が勝っているんだろうか。

息子くんもパパに似て、結構驚きやすい性格だから
怖かったり苦手だったりするものは極力なくした方がいいと思うよ。


だから、最近は「早く寝ないと…」とは言わないようにしています。

さて、どうなるかな?
でも、やっぱオバケは怖いよね。


ある父親とひとり息子の毎日を描いています。 息子の行動や発言に気づきを覚えたことをテーマに、 父親として子育てに取り組む姿を見ていただければ嬉しいです。