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愛し合う人々の海岸のチヌの話

今回は、兵庫県神戸市の須磨海水浴場に行ってきた時の動画です。須磨海水浴場は、JR須磨駅降りてすぐの海水浴場です。まあ、夏の間は若者で賑わう場所になります。間違えても、網を片手に魚をとるような場所ではありません。ちなみに、私はオリンパスのTg-7片手に水中写真を撮っておりました。かなり生物もたくさんいるところでした。

知り合い数名と、海岸でぴちぴちちゃぱちゃぱしていたのですが、1名がキチヌを捕まえたことで、検査の運びとなりました。名前の通り、クロダイの仲間になるのですが、これまでキチヌの検査はしたことがありません。

ここで少し、寄生虫の特性の話になるのですが。寄生虫の性質の1つに、「宿主特異性」というものがあります。これは、特定の宿主(ここでは魚)にしか寄生しないという性質です。私たちで例えるならば、”駅近”とかのこだわりでしょうか。確実に良い場所で生息できるというメリットがあるのですが、目的の魚種がいない場合は子孫が残せません。中には、何にでも寄生するやつもいます。

さて、今回はキチヌと以前広島で検査したクロダイを同時に紹介しています。両種は、クロダイ属の魚類なのでとてもよく似ています。では、寄生虫はどうなのでしょうか?とても近縁な魚なので、同じ寄生虫がいるのか?それとも、宿主特異性という性質のせいで違う寄生虫がいるのか?結果は、動画で確認していただけると嬉しいです。

ちなみに、キチヌはとても美味しかったです。クロダイの仲間は、川の淡水と海水が混じるところにもいるため、時々くさみが強い時がありますが、キチヌはそれがなく、脂ののった肉質でした。さすが、旬の魚だけあります。

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