【松本暮らし】ポンヌフさんのパン

真っ白なふわふわなパンも良いけど、私はどちらかと言うと、少しゴツゴツした、武骨なパンが好き。

そんな私にピッタリのパン屋さんを見つけました。

松本駅から真っ直ぐに伸びる大通り沿いにあるパン屋、ポンヌフさん。
うっかりしていると見逃してしまいそうな謙虚な佇まいですが、松本に越してきたばかりで、牛乳パンセンサーが高めな私は、入り口に貼られた『牛乳パンあります』に、思わず目が止まりました。
こんなところにもパン屋さんがある！（松本にはパン屋さんが沢山あるのです）と嬉しくなったのですが、その日は寄れず、またの機会に来る事にしました。

その日中に、パン屋さん情報を母と共有。
すると、数日後、母がポンヌフさんでパンを買って来てくれたのです。
牛乳パンは焼く日では無かったらしく、代わりに牛乳パンと同じクリーム入りのパンと、黒糖ベーグル。そしてチーズ入りのパン。

どれも、素材の味を活かした素朴な味。
私はその味にすっかり魅了されてしまいました。

こだわりの天然酵母のパンなだけあり、身体に優しそうな、素朴だけど味わい深いパン。
牛乳パンのクリームも、甘さは控えめですっきりとしているけれど、きちんとコク深い。
黒糖ベーグルはともかくぎっしり詰まっていて、でもほんのりな甘みが飽きなく食べれてしまいます。

”まるでハイジが食べていたパンみたい”
子供の頃、『アルプスの少女ハイジ』の生活を夢見ていたことを思い出しつつ…
現在、アルプスに囲まれ、素朴だけど味わい深いパンを食べながら、なんだか少しだけハイジの生活に近づけたなと嬉しくなりました。

さて、私は初めてポンヌフさんのパンを食べて一目惚れして以来、頻繁にポンヌフさんにお邪魔しています。
レーズンやクランベリーがザクザク入ったパンも大好きで、何度もリピートしました。
ポンヌフさんに出会えたのも、松本に越してきたお陰だなあ、としみじみ思います。
白いふわふわのパンも良いけど、やっぱりポンヌフさんのザクザクしたパンが恋しくなってしまう今日この頃です。

そう言えば、ついに先日、ポンヌフさんの牛乳パンを食べました。
牛乳パンは、日曜日のお昼に焼きあがるとの事。
それは伺っていたのですが、なかなかタイミングが合わず、牛乳パンにお目にかかれませんでした。
ですがついに先日、母が買って来てくれたのです！

牛乳パンと言うと、ふっくらしたふわふわのパンに、練乳風味の牛乳クリームが挟まったパン。
ポンヌフさんの牛乳パンも基本は同じなのですが、ポンヌフさんらしい素材感たっぷりな素朴だけどふわんとしたパン、そして甘さ控えめな優しい味の牛乳クリームの調和がとても美味しかったです。

繰り返しになりますが、松本にはパン屋さんが沢山あります。
まだまだ未開拓なパン屋さん巡りを楽しみにしつつ、ポンヌフさんにも通いたいと思います。

ああ、松本生活楽しいなあ…！
ハイジ気分で、ゆったり幸せな日々です。