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会話のキャッチボールの基本

昔に比べて、メンタルや、心理学という分野に注目が集まっているのは、とても良いことだと私は思っています。
特に傾聴というのは、普段の会話の中でも大事なことだと思います。
しかし、それらを学びたくて文献をみても、「相槌をうつ」とか、「オウム返し」といった、スキルについての話が多い気がします。


▪️技術を学んでも的を得ていなければ意味がない

もちろん、技術も大事なことだと思いますが、技術をたくさん学んでも、的をえていなければ意味がないと思います。
野球で言えば、いくらいいスイングをしてもバットに当たらなければ、意味がないのと同じだと思います。
言葉の裏にある目的を読むことができなければ、どんな答えをしても、とんちんかんな答えになってしまうと思います。
逆に言えば、言葉の裏にある目的を読むことなしに、本当の意味での会話のキャッチボールというのはできないと思います。
なので、まずは、相手が言った言葉の裏にある目的を読むことが、大事だと思います。

▪️心のない「オウム返し」

心理学の世界で、「オウム返し」というスキルがあります。
これも、うまく使えばとても有効なスキルだと思いますが、相手が言った言葉の裏にある目的を読むことなしで、ただ相手が言ったことに対して、「〇〇だったんですね。」「〇〇と思ったんですね。」と答えていると、相手は馬鹿にされている気分になるかもしれません。

▪️気持ちを先に読むケース

例えば、可愛いペットの犬が、普段しないような仕草をしていたら、どうしたんだろう?
と、真剣に気持ちを読んだりしませんか?

例えば、赤ちゃんが泣き出したら、おなが空いたのかな?とか、ミルクが欲しいのかな?とか、など、気持ちを読もうとしますよね?

その理由がわかれば、それに対してアプローチする・・・。
理由がわかれば、対処の方法というのは、自然と浮かんでくると思うんです。少なくともそれに対して考えようとします。

▪️キャッチボールの基本

しかし、普段の会話になると、なかなかそれができなくなる・・・。
どういう目的があって、その言葉を言ったのか?
何を求めて言った言葉なのか?
まずは、しっかりそれを読む。
そして、自分の回答はそれに対する返答だったのか?
この流れがキャッチボールの基本になると思います。
会話がうまくいかない時は、まずはそこがしっかりできているのか?
見直したいです。
https://note.com/firm_guppy5792/n/naf825cab4884

おまけ

余談ですが、心理学者の加藤諦三さんが「行動と動機」というテーマで話をされている動画があります。
この動画では「行動」と「動機」を分けて考えることが重要といった事を、話されています。
言葉というのは、あくまでも表面的なものなので、いわば「行動」。
言葉の裏にある目的は、いわば「動機」。
話を聞くときは、この二つがあることを踏まえておきたいと思うのです。
とても、参考になる動画と思いますので、よければ、観ていただけたらと思います。


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