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殻を破る / 殻を破れ
2023年4月20日(木)朝の6:00になりました。
二日酔いで頭が痛かったとしても、6:00は6:00です。
どうも、高倉大希です。
昔から「殻を破れ」という言葉が、どうにも好きになれません。
たしかに「殻を破る」ことは重要です。
ウォルト・ディズニーも「現状維持では後退するばかりである」と述べています。
盛者は必ず衰退し、国は敗れて山河になります。
変化を前提とする世の中で、現状維持を望むことは苦しみのはじまりです。
人の時間とエネルギーに限りがある。だから、思うようにできないことがあるのは当然だ。失敗は避けられないと思った方がいい。大事なのは、戦略的に失敗することだ。
「殻を破れ」という言葉は「未来のあなたに期待する」という意味合いをもつのと同時に、「いまのお前はダメだ」という意味合いももち合わせています。
基本的には、相手を否定することが出発点にあるのです。
決して、否定することそのものがわるいと言っているわけではありません。
否定するからには、責任をもたなければならないという話です。
実際のビジネスでは、上司や周囲が温かい目で見守ってくれることは極めて稀だ。意識変化と行動変化のタイムラグと戦うのは自分だけの場合が多い。周囲からは遠慮なくガッカリされるから覚悟しよう。それでも意識変化と努力を継続することをやめてはならない。何度も同じ失敗をしても、あきらめずに上書きし続けることによって、君は新たな行動パターンを獲得できるだろう。
「殻を破る」は、あくまでも結果です。
なにかに取り組む過程で、いまの自分では乗り越えられない壁にぶつかります。
そんな壁を乗り越えたとき、結果として、殻を破っているのです。
他者に「殻を破れ」と言われたから、殻を破った。
そんな人はひとりもいません。
なにかの挑戦機会を経て、無力さに自分で気がつくからこそ、殻を破ることができるようになるわけです。
多くの凡人どもはその絶望を正しく刻まない。ここ重要。自分に才能がなく非力だったと否定され、間違いを認めるのが怖いから、無意識に言い逃れをするんだ。それはそれは見事に無意識に。いままでの努力を無駄にしないためにも、諦めないのが正解だとおのれを錯覚させる。それを俺は夢のドーピングと呼ぶ。
自分に向けて発する言葉と、他者に向けて発する言葉が、必ずしも一致するとは限りません。
「殻を破れ」と「殻を破る」は、また別の話です。
みなさまどうか、健全な殻破りLIFEを。
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— 高倉大希|インク (@firesign_ink) January 1, 2023
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