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柿の種

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2024年4月の記事一覧

将来の夢を職業名で答えるのって変じゃね?

2024年4月30日(火)朝の6:00になりました。 僕のやる仕事はね、誰でも崖から転がり落ちそうになったら、その子をつかまえてやることなんだ。 どうも、高倉大希です。 「将来の夢は、お医者さんになることです」 将来の夢を職業名で答えることに、ずっと違和感がありました。 お医者さんになればそれで終わりなのか?という話です。 大切なのは、お医者さんになった上で何を実現したいかです。 進学も就職も、あくまでもひとつの手段でしかありません。 将来の夢は本来、名詞では

学ぶ贅沢

2023年4月29日(月)朝の6:00になりました。 穏やかな日に学ぶ方がよいこともあれば、嵐の中で学ぶ方がよいこともある。 どうも、高倉大希です。 学生の本分は、学業にあり。 これがいかに贅沢なことかを知ったのは、学生を終えてからのことでした。 随分と、皮肉なものです。 学生のころは学業なんて、嫌で仕方がありませんでした。 もちろん、大人になってからでも学ぶことは可能です。 しかしあれほどまでに幅広く学問に触れられるのは、やはり学生時代くらいです。 大人に

都合がよいことを長所と呼ぶ

2024年4月28日(日)朝の6:00になりました。 自己のものにあらざる長所を、自慢するなかれ。 どうも、高倉大希です。 落ち着きがないということは、言い換えれば行動力があるということだ。 引っ込み思案だということは、言い換えれば慎重に考えられるということだ。 学生時代にこのような話を聞いて、妙な気持ちのわるさを感じた記憶があります。 小手先だけでどうにかしようとしているなと、そう思ってしまったからです。 もちろん、言わんとしていることはわかっているつもりです

退く勇気をもった老人を目指す

2024年4月27日(土)朝の6:00になりました。 パラダイムシフトとは、世代交代である。 どうも、高倉大希です。 自分がやった方が、間違いなく早い。 チームで動いていると、こう思うことがよくあります。 べつに自慢しているわけでも、自惚れているわけでもありません。 むしろ、そう思わない方がまずいくらいです。 経験を積めば積むほど、できることは増えていきます。 そりゃあ、自分がやった方が早いと思うことも多くなって当然です。 じゃあ、すべてを自分がやればよいの

みんなで食べるごはんは本当においしいのか

2024年4月26日(金)朝の6:00になりました。 涙とともにパンを食べた者でなければ、人生の味はわからない。 どうも、高倉大希です。 ごはんは、みんなで食べた方がおいしい。 むかしからずっとこの言葉に、違和感を抱いています。 もちろん、言わんとしていることはわかります。 食卓をみんなで囲んで仲良くしようと、きっとそう言いたいのでしょう。 ただ、だからといってさすがに言い過ぎな気がします。 みんなで食べた方がおいしいだなんて、思ったことはありません。 みん

細かいことを気にしない強さ

2024年4月25日(木)朝の6:00になりました。 ちっちゃいことは気にするな。それワカチコワカチコ。 どうも、高倉大希です。 こんなことを言ったら、変だと思われてしまうかもしれない。 こんなことをしたら、嫌な思いをさせてしまうかもしれない。 想像が行動の前を先走り、足踏みをしてしまう。 かつては、こんなことがよくありました。 気にしすぎだということくらい、自分でもよくわかっています。 誰も興味がないことくらい、自分でもよくわかっています。 気にしなくても

書くと決めているから考える

2024年4月24日(水)朝の6:00になりました。 あなたの運命を決めるのは、帆であって風ではありません。 どうも、高倉大希です。 文章を書いて、毎朝6:00に投稿する。 決めていることは、これだけです。 考えていることがあるから、書くのではありません。 書くと決めているから、考えます。 書くことが前提にあれば、普段の生活がほんの少しだけ違って見えます。 あれもこれも、すべては書く材料になりえます。 カメラを持って、散歩する。 決めていることは、これだけ

下手の長考休むに似たり

2023年4月23日(火)朝の6:00になりました。 君はこれから世界でいちばんタフな15歳の少年にならなくちゃいけないんだ。 どうも、高倉大希です。 「ちょっと考えます」 できるだけこの言葉を、言わないようにしています。 なぜなら考えたところで、やらない理由ばかりが増えていってしまうからです。 ちょっと考えてしまったが最後、好機は簡単に遠ざかります。 言うとしたら、はじめから断るつもりでいるときくらいです。 ちょっと考えるふりをしながら、フェードアウトを試み

コアを攻撃しなければダメージとして判定されない

2024年4月22日(月)朝の6:00になりました。 物語の中に拳銃が出てきたら、それは発射されなくてはいけない。 どうも、高倉大希です。 ほとんどのできごとは、必然的に起こっているのではないか。 組織に身を置く期間が長くなるにつれて、次第にそう思うようになってきました。 もちろん、100%だと言い切ることなどできません。 人の活動である限り、絶対などありえません。 しかし、突発的に起こったかのように見えるできごとにも何かしらの原因はあるはずです。 紐解くと「

小林賢太郎に魅せられた人間のひとりです

2024年4月21日(日)朝の6:00になりました。 そんなコントみたいなことできるかよ! どうも、高倉大希です。 出会うべきものは出会うべきタイミングで、自ずと向こうからやってくる。 小林賢太郎作品とはじめて出会ったのは、中学生のころでした。 今でもはっきりと覚えています。 はじめて観たのは、NAMIKIBASHIの「日本の形」シリーズでした。 変な言葉や変な動きで、笑わせようとはしていない。 そんなつくり手の姿勢に、衝撃を受けたのです。 チバ、シガ、サガ

胸を張って歳を重ねようぜ

2024年4月20日(土)朝の6:00になりました。 今あなたが「価値がない」と切り捨てたものは、この先あなたが向かって行く未来でもあるのよ。 どうも、高倉大希です。 どうして歳を重ねることを、ネガティブに捉えるようになるのだろう。 昔から、ずっと疑問に思っていました。 子どものころは、むしろ待ち侘びていたはずです。 年齢を聞かれるたびに、元気よく答えていたはずです。 それにも関わらず、大人になると渋い顔をしはじめます。 年齢を聞くことは失礼だという風潮が、常

勝手にダメだと思い込んでいること

2024年4月19日(金)朝の6:00になりました。 世界が複雑なのではなく、ひとえにあなたが世界を複雑なものとしているのです。 どうも、高倉大希です。 心なんて一生不安さ。 Syrup16gの『生活』という曲の一節です。 昔はこの曲を聴いて、なんてネガティブな歌詞なのだろうと思っていました。 むしろそんなネガティブさに、勇気をもらった記憶があります。 しかし、時と共にこう思うようになりました。 どうして、不安をネガティブなものだと思い込んでいるのだろう?

モチベーションなんてない

2024年4月18日(木)朝の6:00になりました。 自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ。 どうも、高倉大希です。 こうして毎日書いていると、こんな質問をされることがあります。 「書き続けるモチベーションは何ですか?」 結論、モチベーションなどありません。 お金をもらえるわけでもなければ、褒め称えられるわけでもありません。 何かしらのカッコいい返答ができたらいいのになと、いつも思ってはいます。 しかし本当に、モチベーションなどないのです。 モチベー

広告はいつだって嫌われる

2024年4月17日(水)朝の6:00になりました。 自由とは、他者から嫌われることである。 どうも、高倉大希です。 広告は邪魔者だから、誰も見てくれない。 相手への敬意がないと、聞いてすらもらえない。 先日、とあるコピーライターの方からこんな話を聞きました。 嫌われていることを前提に、広告づくりは始まるそうです。 たしかにわたしたちは、広告を嫌います。 広告がないことを強みにしたサービスも、最近は増えたような気がします。 数年前まで、公立小学校の学級担任を