【FIREマインドの形成】2.未来の自分はどうなっていたいのか

ここではあなたが後悔のないように生きていけるように未来の自分を考えていきます。

前回のワークで自分を知り、好きなことや、やりたいことが見つかったかと思います。
それらをもとに20年後の自分、死ぬ1ヶ月前の自分を具体的に想像しましょう。
細部まで未来を描くことができれば必ず理想を実現できます。
ドラマで再現できるぐらいに細部まで描くことが望ましいです。

人は頭で想像できても、記憶を長期的に維持することはできません。そのため必ず文字起こしをしてください。

なお、回答には3つのルールがあります。

【回答のルール】
ルール①:『お金』と『時間』は十分にある前提で回答すること

ルール②:○○がないから、○○があるからなどの制限を設けない
例)旅行に行きたいけど、親の介護があるからできないなど

ルール③: 『○○だから〜すべき、〜しなければならない』という考えはすべて捨てること
例)男だから仕事すべき、社会人だからマナーを守らなければならないなど

ルールは以上です。

皆さんの参考になるように私の回答の一部を載せておきます。

それでは始めていきましょう。

【20年後の私】

あなたは無事にFIREすることができました。お金のために働く時間が無くなり、お金と時間が有り余っています。

★1.(誰と)どこに住んで、どんな生活をしていますか？

妻と娘1と娘2の家族4人で○○県△△市、築15年の5LDKの一戸建てに住んでいます。
娘1と娘2は大学生で、自宅から大学に通っています。

家族はとっても仲が良く、今でも毎年家族でハワイ旅行に行っています。
先日、娘1とお酒を飲みに行き、娘1の将来の相談を受けたりもしました。

昔からやりたかったことも、どんどんできるようになってきました。
最近買ったクルーザーで友人と船釣りをしたり、毎月家族でお気に入りのベンツでドライブしながらグルメ旅をしています。
また半年後には妻と日本一周旅行、一年後には世界一周旅行を計画しています。

★2.どんな仕事(社会活動)をしていますか？

自分がやってきたFIREのための思考法、資産形成方法をまとめ、FIREスクールで教えています。
FIREスクールは基本的にWEB講座なので、自分の好きな時に動画撮影したりしています。たまに個別相談も受け付けています。

最近では教え子達が続々とFIREを達成してきたので、ゆくゆくは私の代わりに講師をしてもらおうと思っています。
また昔からの夢だった本も出版することがでました。

★3.どんな日々を過ごしていますか？普段の1日のスケジュールを30分刻みで考えてみてください。前回のワークを見直しながら具体的に考えて下さい。

●普段の１日

AM7時00分：起床

AM7時00分〜AM8時00分：家族で朝ご飯、娘達を見送り

AM8時00分〜PM0時00分：本の執筆やFIREスクールの仕事

PM0時00分〜PM1時00分：妻と昼ご飯

PM1時00分〜PM7時00分：釣りやゴルフ、読書などの趣味活動

PM7時00分〜PM8時00分：家族で夕ご飯

PM8時00分〜AM0時00分：お風呂、家族団らん、ドラマ鑑賞など

AM0時00分：就寝

【死ぬ1ヶ月前の私】

あなたはもう身体が思うように動きません。食も細くなり、自分の命が長くないことを自覚しています。

★1.誰がお見舞いに来てくれて、どんな話をしたいですか？

●妻や娘達が見舞いに来てくれて、ディズニーランド、USJ、海外旅行に行った時の思い出話や、美味しいものを食べに行った時の話をしたいです。

●親友達が見舞いに来てくれて、昔バカやった時の話、自分達の子供の話、自分が死に近づいて思うことなどの話をしたい。

●お世話になった方々が見舞いに来てくれて、自分が今までお世話になったことに対してどれだけ感謝しているのかを誠意を込めて伝えたい。

★2.今やり残して後悔することは何ですか？

●子供達との思い出が少ないこと。

●妻や子供達をたくさん旅行に連れていくことができていないこと。

●お世話になった方々へ恩返しできていないこと。


★3.死ぬ直前、周りの人はどんな顔をしていますか？その時あなたはどんな気持ちですか？

みんな自分のために声をあげて大泣きしてくれています。私はみんなに感謝の気持ちを持っています。



★4.死んだ後、(誰から)どんな人だったと言われたいですか？

●妻からは結婚してよかったと言われたい。

●娘からは世界一のパパだったと言われたい。

●親友からは約束を守る信頼できるやつだったと言われたい。

●周囲の方からは成功した人生を送られたと言われたい。

以上で理想の未来を知るための質問は終わりです。

いかがでしたでしょうか？

理想の未来は常に変わっていくものです。
毎年、修正や追加を加えていくと、より理想の未来を詳細に描くことができます。できるだけ具体的に、自分の理想を描いていきましょう。