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【インデックス投資を始めよう】2.インデックス投資家の心構え

ここではインデックス投資を続けていく上で重要な心構えを学んでいきます。

投資はメンタルが最も重要とも言われています。
投資初心者が天井(株価が一番高い所)で買って、底値(株価が一番安い所)で売る人ばかりなのはメンタル面が弱いからです。

投資を始める前にしっかりと心構えを身につけておきましょう。


●短期で売買しない

インデックス投資は投資してすぐに値上がり益を狙うようなものではありません。
一般的には10~20年寝かせて大きな果実を育てていく投資方法です。
デイトレードや数か月単位のスイングトレードはやめておきましょう。


●不況時の暴落相場で絶対に売らない

好況と不況の景気循環(サイクル)は10年周期で起こると言われています。
もし、好況時に投資したものを不況時に売った場合、大きな損失が残ります。
反対に、不況時に積立投資し、好況時に売ることができれば大きな富を得ることができます。
このようなことから、不況時の暴落相場は売るタイミングではなく、買うタイミングだということを覚えておいてください。

過去の暴落では20~50%の株価の下落が起こっています。
つまり、不況時に積み立て投資を行い、好況時まで乗り切ることができれば20~50%のリターンが得られるということになります。


●メンタルを維持するためのシールド

暴落時に売らないことは容易ではありません。
暴落時は周囲の大多数の人が投資を否定し、どこまでも株価が下落する感覚に陥ります。
そんな時でもメンタルを維持できるように、メンタルを守るシールド(盾)を作っておきましょう。


【暴落時にメンタルを守る5つのシールド】

1.給与シールド
労働による収入

2. 副業シールド
不動産やブログなどによる収入

3.利回りシールド
配当金、分配金による収入

4.債券シールド
下落率の低い債券比率を一定数保つ

5.現金シールド
資産を売れない場合等の緊急時の生活防衛資金を十分に保つ

これらのシールドを作っておくことで、暴落時でも冷静な投資判断を行うことができます。
将来のリターンは暴落時にどれだけ積立投資するかによって大きな影響を受けます。
恐怖で計画を止めずにしっかりと積立投資を続けましょう。


●買付のタイミングを計らない

不況時に積み立てておけば儲かるなら、不況まで待つという方がいます。
しかし、インデックス投資を始めるのであれば今すぐに始めたほうがよいでしょう。
なぜなら、不況がいつ来るかなんてわからないからです。
不況を待つ間に株価が2倍、3倍と伸びてしまい、結局何も買えなかったというケースもよくあります。

投資初心者ほど損したくないという感情が強くなり、暴落を待ち続けます。
その結果、いつまでたっても投資を始められないのです。
これは大きな機会損失となりますので、しっかりと覚えておきましょう。


●常にポジティブ思考

投資初心者は相場の変動をネガティブに捉えがちです。
メンタルの弱い方だと暴落時に動悸、冷や汗、不眠などの症状が出る方もいます。
でも、そんなに心配することはありません。
経済が成長している国の株価はいつか元に戻ります。
いくら心配したところで株価が変わることはないので、どうせならポジティブに考えましょう。

●他人の資産と比較しない

今まで貧乏だった人が急にお金持ちになると、知り合いに自慢したがるものです。
その話を聞くと対抗したくなる人もいるでしょう。
しかし、他人と資産を比較してもキリがありません。
上には上がいます。
ウォーレン・バフェットのような大富豪にでもなるつもりなのでしょうか。

富を比較し続けている限り、あなたの負けは確定しています。
このゲームでは、ずっと勝ち続けることはできないのです。
他人に勝つためだけの不要なお金のために、あなたの大切な資産を危険にさらす必要はありません。
あなたにとって十分なお金があれば、それ以上は必要ないのです。
投資においては、一時の感情による取引で人生を狂わすほどの損失が生じてしまうことがあります。
しっかりと考えて行動しましょう。

●非課税枠から使用する

今からインデックス投資を始めるのであれば、つみたてNISAやiDeCoを活用しましょう。
通常であれば運用益の20.315%が徴収されますが、つみたてNISAやiDeCoを活用すれば税金を抑えることができます。
最初に非課税枠を使い切ってから課税枠で投資するようにしましょう。

●手数料が高い商品に投資しない

4%ルールでは手数料を考慮していません。 
手数料を1%払うと成功率は10%以上落ち、仮に手数料が2%になった場合には成功率は30%以上落ちると言われています。
つまり、低コストの投資信託以外に投資している方は4%ルールは当てになりません。
購入前に手数料をしっかりと確認しましょう。

●無理して投資しない

生活防衛資金まで削って投資資金へ入れる方がいますが、投資はあくまでも余剰資金で行うようにしましょう。
なぜなら緊急で必要なお金が足りない場合、投資資産を売却しなければならなくなるからです。
暴落時にこのようなケースにおちいると、損失だけ残ってしまいかねません。

生活防衛資金として現金で持っておくべき金額は年収の1〜2年分です。
この金額が貯まっていないのに投資を始めるのはややリスクが高いと考えたほうが良いでしょう。

なお、支出については浪費か、必要生活費かはしっかりと区別するようにしてください。
投資のために人生の楽しみまで我慢する必要はありません。
資産形成までの道のりも十分楽しみましょう。


いかがでしたでしょうか。
投資家においてメンタルコントロールは最も重要な項目です。
必ず身につけておくようにしましょう。

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