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【40代限定】我が家が実践したちよっと笑える子どもへのお金教育

40代に差し掛かると、多くの人が定年までの雇用継続や職場での未来に対する不安を抱えます。さらに、心の重荷を増やす要因の一つが「子どもの教育費」問題です。

子どもの教育費は、住宅ローン返済に次ぐ高額な出費であり、我が家でも深刻な問題の一つでした。特に少子化が進むこの時代に、我が家は3人の子どもを抱えていました。

夕食時の家族の会話は、しばしば教育費に関する話題におよび、将来に向けて貯金計画や子どもたちの教育について真剣に話し合いをしたものです。


ちよっと笑える次男の進学決定プロセス

交通の便が悪い田舎に住んでいる我が家から通える大学はありませんでした。唯一の国立大学は旧帝大であり、県外に進学先を求めるしか選択肢はありませんでした。
近くの私立大学に通ったほうが結果的に安く済む計算にはならなかったのです。

私が学生のころは大学に進む人は少なかったですが、いまでは「選ばなければ入学できる」環境に変わっています。
次男も友人の会話でなんとなく行くんだろうなぁ・・くらいの感覚でいます。

比較的早い時期から、国立大学を目指すように話しかけますが、ちっとも彼の心には響きません。
それどころか、彼は都会への進出を密かに計画しているようでした。

年間で200万円以上かかることを説明しても金銭感覚がわからない様子。
そして私は夕食後にある行動にでます。源泉徴収票を次男に見せて我が家の財政状況を冷静に説明します

当時の可処分所得は600万円くらいでしたので、1/3は教育費に持っていかれること。長女と大学在籍が重なった場合、2/3まで増える可能性があることを理解させます。

「お父さんとお母さんは毎日、納豆、生卵ごはんになるけど、どう思う?」
「200万円/年もかけて何を学ぶつもりだ!」
「新入社員の年収分を丸々捻出するくらいの金額だ!」

それを機にようやく勉強に本腰が入り、同席していた長女は説得することなく時期がくると勉強をはじめました。

大学在籍中の「お金」の話

ようやく巨額の費用がかかることを理解した次男に、大学在籍中の「お金」の話もします。
結果的に授業料と住宅費は支援するが、小遣いは奨学金で賄うこと、足りなければアルバイトする。

彼は、大学生活を通じてお金の重要性を学ぶことになります。

大学が始まると、次男は奨学金を賢く使いながら、一部の時間をアルバイトに割り当てます。彼は地元の小さな本屋さんで働き、学業とバランスを取りながら大学生活を送ります。

この経験は彼にとって貴重なものとなり、時間管理、責任感、そして人間関係のスキルを身につける機会となりました。

彼は学業にも力を入れ、将来のキャリアについても真剣に考え、相談される機会も増えました。
親としての支援は限られていましたが、彼の成長と自立を見守れたのは、夫婦にとって大きな喜びでした。

大学卒業後の「お金」の話

次男が社会人として自立していく過程において、私は彼に「お金」に関する重要な教訓を伝えることを計画していました。自動車ローンと投資に関する話です。

私たち夫婦は、自家用車を購入する際に決してローンを組まないという原則を守ってきました。
この経験から得た教訓「金利を味方につけ、敵に回すな!」を彼に伝えることにします。

車のハンドルを握るたびに、我々の教えを思い出してくれることを願って。

就職先が決まった次男に新古車の軽自動を贈り、その秘密を教えます。
そして彼もインデックス投資をはじめることになります。

この話はまだまだ続きます。
次回の記事では、彼とのさらなる会話や彼の成長過程を詳しくお伝えしたいと思います。

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