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スキンケアとメイクは「自分への投資」なんだそうだ

図書館で、
好奇心でメンズメイクの本を借りたら、

「メイク、スキンケアは自分への投資」

と書いてあって、肌の仕組みとか、学術的、科学的な説明にかなりページを割いていた。女性向けの本はどちらかというと心理的な面を書いている傾向がある気がしたので、やはり同じメイクでも男女でアプローチが違うのかな。

『メイクは自分への投資』

そういう発想なかったな。
 本は自分への投資だと思っていたけど、メイクは「女だけが押し付けられる面倒なもの」だと思っていた。スキンケアはともかくメイクは、はっきり言って今でも「できればやりたくない」と思っている。なぜかというと、落とすのが面倒だし、顔に何か塗るということ自体が好きじゃないから。

 私は、頭が良くないくせに自分を「知性派」だと思っていた時期があって(若いってバカなんだなと、今となっては思う)、

 メイクや化粧品にお金をかける人は、
 みんな頭が悪いと思っていた。
 そもそもなぜ必要なのかわかっていなかった。

 若かったからなんですよね。
 若いって、それだけで輝いてるから。
(でも、若い当人にはそれがわからなくて、年を取って若さを失ってから、はじめて自分が失ったキラキラに気づくんだよね。歳を取ってから急に若いアイドルやスポーツアスリートを応援し始める人、多いけど、それも、「自分が歳を取ってはじめて、若さの輝きに気づく」からなのね、たぶん)。

 コロナ禍の間も、メイクは全くしていませんでした。マスクで隠れてたからですね。
 マスクしてると楽ですね……。
 
 でも、コロナ禍も終わり、
 マスクを取って生活する時間も多くなりました。職場はまだマスク必須なので仕事中はメイクとかあまり気にしないで済むのですが、

 仕事が終わって、マスクを外して、
 鏡を見たら、
 口元の老け具合がひどい。
 自分でもびっくりします。

 元々私は子供の頃から口元にほうれい線があり(ただし、子供の頃はそれを『ほうれい線』と呼ぶ人はいない。なぜか)、元から老け顔というか地味な見た目で、中学の時は、『早めに結婚しそうな女子ランキング』で3位でした。半端ですね笑。その予想は当たらず今も独身なのですが。

 それはともかく、私は学生の頃から、
「自分は見た目では勝負できない」
 とわかっていたので、服やメイクに興味がわくことがほとんどなく、そんなものにお金を使うのは『無駄遣い』だと思っていました(今でも、化粧品にお金を使うことに少しためらいがあり、それを克服しようとしているところです)。

 しかし、歳を取った今、
 時代は、男子もメイクをする世の中に。
 私の推しのアイドルもみんなメイクしてて、
 同じ人でも、髪型とメイクで別人みたいになっていることがあり、
「同じ顔が、メイクでこんなに変わるんだ……」
 とびっくりしたりしてます。

 インスタが出てきたこともあり、
 見栄えの重要性は格段に上がった。

 同時に、自分が40代に入って、
 急激に見た目が変わってきた。

 最近になって、ようやく見た目の重要性がわかってきたと、槇村さとるさんの『リアル・クローズ』を読んだ時の記事に書きましたが、

 昔バカにしていた、
 メイクや化粧品にお金と手間をかけていた、
 あの女の子達。
 あの子達が正しかったんだな、
 と、今になってつくづく感じます。

 私はずっと貧困生活(病気もあったし)をしていて、化粧品に使える予算はそもそもない時代が長かったのですが、
 それにしても、もう少し『自分に投資』しておけばよかったなと後悔しています。

 だって、若い頃からメイクやおしゃれをちゃんとしていた人は、
 自分に似合うものを知っているし、
 何より、センスが磨かれているから。

 私ときたら、今さらメイク初心者で、
 ファッションもよくわからないから、
 やりなおそうにも大変なんです。
 大人になって自分に合うものを知らないというのは、かなりなハンデであると思います。

 同年代で素敵な女性って、
 やっぱり、若い頃から、
 何かをがんばって(それが家事や育児でも)、
 何かを積み上げている人なんです。

 私は何も積み上げず、
 歳だけ取ってしまった。

 読書に使っていた金の半分でも、
 スキンケアやメイク、服に回せば良かった。
 もっといろんなことをしておくべきだった。

 今は、そう思っています。

 といっても、まだ40代なので、
 これからがんばる余地はある……と思いたい。

 図書館で年配向けの本を検索するとわかるのですが、最近は、60代、70代、なんと80歳以上向けの「生き方の本」「ファッションの本」がたくさんあるんです。しかも人気で、予約が殺到していてなかなか借りれません。読みたかったら買うしかないです。

 つまり、人はいくつになっても、
「人生の参考になる情報」が欲しいのですね。
 生き方の模索もファッションも、
 もはや年齢で終わることはないのですね。
 死ぬ瞬間まで続く。

 最近、60歳以上のyoutuberも増えているとか。
 そのやる気と勇気、尊敬します。

 できれば、死ぬ瞬間まで、
 成長したいですよね。
 いろんなことに挑戦したいですよね。
 体は衰えるとしても。


 最近、ときどきBBクリームを使うようになりました。チークも買ってみました。
 もちろんプチプラです。
 ほんとは、年齢の高い人はそれなりに高いものを使うべきなのでしょうが、なんせ月10万生活なので、実はプチプラを買うときもかなり迷うくらいです。本当にこれにお金を使っていいのかと。

 今は、「化粧品にお金を使うこと」「顔に何かを塗ること」自体に慣れたいと思います。
 そこから始めなきゃいけないのよ。
 40代でも、メイク経験がなさすぎると……。


 
 今年は、
 今までより少し見た目を気にしたいと思います。

 服も変えたいけど予算が少ないから、
 まずはメルカリで安い服を試し買いして、
 自分に何が似合うか確かめようかな。
(お店で試着できたらいいのですが、今、大きな建物の奥に入るのが怖くて、地元のユニクロに行けないんですよ……行ける場所を増やすのも今年の目標かな)。


 

 読んでくれてありがとう。



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