「小説を書いています」とは、リアル社会では言えない
先日、福祉の職員がこんな話をしていた。
「『私の小説を読んでください!』
『私の曲を聴いてください、』
っていうのは、
保険の押し売りみたいなものだよね」
あなたの創作、
迷惑なのよね。
残念ながら、
私が住んでいるのはそういう世界です。
だいぶ昔ですが、
友達と飲みに行った時に、
「小説を書いてるんだけど……」
とちらっと言ってみたら、
「あ、そう……」
困った顔をされて、
すぐに話題を変えられました。
以来、自分が小説を書いていることは、
誰にも話せなくなりました。
本当に、心から、
「もっと別な特技があればよかったのに」
と思います。
もし、スポーツやアニメや他の趣味があったら、他人と共有して話題にできたし、仲間もできたかもしれません。
しかし、
「文章を書いています」
「曲を作っています」
となると、
迷惑がられてしまうのです。
待っているのは、孤立。
確かに、困りますよね。
好きでもない作品を、
『読んでください!』って押し付けられても。
ただでさえみんな忙しいのに。
だから、私は、
書くことは好きなのですが、
自分がやっていることに、
誇りや自信を持つことが、
どうしてもできません。
作品が評価されていたら、
少しは自信になると思うのですが、
評価される実力がない(努力はしてますが)。
文章習いに行ったりしたいけど、
月10万の生活では、
習い事に使う費用を出すのは厳しい。
だから、図書館で本を借りて、
文章の勉強をしたり、
実際に書いたりはしていますが、
書いたものを、
リアル社会では誰にも見せられない。
なぜなら、
迷惑だから。
保険の押し売りになってしまうから。
なので、ネットにそっと載せて、
知らない誰かが読んでくれるのを、
楽しみに待っている状態。
しかし、
PVは無きに等しい。
わかってるんです。
自分にエンタメの才能がないことは。
億のPVを稼いでる人気の小説は、
ちゃんと、エンタメ的に面白いんです。
きっとプロットとか設定とか、
最初にきちんと決めているんでしょう。
やっぱり、
クオリティが違うんです。
読むとわかります。
できるだけ、生きているうちに、
自分の作品のクオリティを上げたい。
そう思っています。
でもやっぱり、
最初から『こういう作品を書こう』って、
きちんと決めて書くのは、私には無理。
内から湧いてきたものしか、
表現できないから。
『お前が書くことは迷惑』
というまわりからの目や意見を気にしながら、
作品を作り続けるのは、
正直に言って、辛い。
愚痴でしかないですが、
障害があると、
才能や趣味を否定される機会が、
やたらに多い気がします。
せっかく好きなことを楽しんでいても、
「どうせ障害者のやることだろ」
みたいな感じで見下される。
『障害者アート』という言葉が、
私は大嫌いです。
なんで普通に『アート』と呼ばないの?
障害者が作ったものは格下なの?
健常の人が作ったものには値段がつくのに、
障害者が作ると『タダで並べるもの』になってしまうのは、
やはり、差別だと思うのですけどね。
話がそれましたが、
とにかく、
リアル社会では、
『私は小説を書いています!』とは、
言えません。
言っても無視されるか、
『迷惑』がられてしまいます。
こういう状況で、
落ち込まずに創作を続けるには、
どうしたらいいのでしょうか?
やっぱり、
書くこと自体を楽しむしかありません。
実際、楽しいから続けられるんです。
他にもいいアイデアがあったら、
コメントで教えてください。
この、
「書いてますって誰にも言えない。
言っても無視される問題」
には、ずっと悩まされていますので……
何かポジティブなご意見があれば……
嬉しいです。
読んでくれてありがとう。
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