「朝沸き起こった不安や恐怖は、夕方には解消することが多い」と若い頃の自分に教えてあげたい。
(この記事は昨日の夕方に書きました)
「朝、調子が悪くなったり不安になる傾向が自分にはあるよ」
「いつも通りに過ごしていれば夕方には忘れてるよ」
「そういう一時的なものなんだよ」
「だから大丈夫」
ということを、
20代くらいで誰かに言ってほしかった。
これがわかっていれば、焦って絶望したり、突然会社に行けなくなって辞めたり、その他いろいろの間違いをせずに済んだと思う。
でも、自分の傾向だから、
自分で気づかなきゃ仕方がない。
ちなみに、朝に絶望する人は世の中にはけっこう多いらしいです。
特に、家族がまだ寝静まっている早朝に。
身内に自殺した人がいるんですが、
やはり、死んだのは朝でした。
家族に見つからないように、
まだみんな寝ている早朝を選んだのでしょう。
朝は、もしかしたら、
夜より孤独を感じやすいかもしれない。
夜は開いてる店もあるし、
テレビ番組も多いし、
疲れてるから余計なことは考えない。
しかし、朝は、
いろんなことがのしかかる。
行かなきゃいけない仕事や学校。
休みの日でも、
会う人も予定もなければ、
孤独をもてあます一日。
早朝に開いている店は少ない。
テレビもろくなのやってない。
(ネットを見る気もしないことがある)。
どう過ごす?
今日も何もせずに終わりそう。
時間を無駄に使いすぎ?
そもそも人生って何?
私に希望なんてある?
早朝、何もできない時間は、
ブラックホールのよう。
ろくなこと考えてないし、
ろくなこと感じてない。
半年前くらいまで、なぜか早朝3時頃に起きてしまうことが多くて、
(胆振東部地震が夜中の3時すぎだったから?)
朝に小説を書いたりしてました。
そのまま習慣になればいいかなと思っていたのですが、
実は私、冒頭で言ったように、
朝、不安になりやすいんです。
向いてなかったんですね。
朝に創作するのは。
小説を書いてると、途中で鉛筆が止まってしまうことが多い。
そこがすきま時間になる。
私、すきま時間がだめなんです。
やることのない時間が苦手です。
絶対余計なことを考え始めるから。
朝に空想は、危ないです。
思い出してみたら、
自分のお気に入りの作品を書いていたのは、
たいてい昼間か、
夕方の時間帯です。
前の日に書いたものを、
朝誤字脱字だけチェックして更新、
ということが多かった。
昼間以降の方が、
精神が落ち着くんです。
朝は逆に、
頭使うことはできなさそうです。
できるのはルーティンになってることだけ。
トイレ行って体重はかってご飯作って食べて、
皿洗ってお茶飲んで歯を磨いて。
そのあとは頭使うことはできないから、
前日に録画したテレビを見るとか、
本をちょっとだけ拾い読みするとか、
タロットカード引いて解説読むとか、
瞑想してみるとか(5分もじっとしてられないけど、それでも落ち着く効果はある)。
アスペルガーってルーティンの決まりきった行動しかしないと言いますよね。
たまに変わるんですが、だいたい毎日同じようなことしかしてないですね。
「一日一回違うことをしよう」
みたいな、自己啓発のセリフも合わない。
2000年ごろから自己啓発の本や商材が流行りだして、私もけっこう読んだけど、あれ、今思うと、自分に合わない内容が多かったなあ。
あれはバブル崩壊で慌てた人が飛びつく臨時の希望みたいなものだったのかなあ。
毎日は同じでいいんですよ。
同じ毎日を送れること、それが平和なり。
話がそれた。
よく昔の偉人とか、
偉い人が、
「頭脳が働くのは朝だ!」
「朝勉強しろ!」
「私は朝にしか小説を書かない」
とか言ってたんですよね。
世の中も朝型を推奨しているし。
私も実は、夜は8時になると眠くなるくらい、
超早寝の朝型人間です。
徹夜なんて絶対不可能です。
だから早起きは全く苦じゃないし、
目覚ましは使わない。
でも、
早く起きることはできていても、
朝に頭が正常に働いてない。
敏感になっているのはわかります。
昼間は気にしないような、
まわりからのささいな音にイライラします。
近くの部屋で誰かが音楽なんか流してると、
うるさいな、消えてほしいなと思ってしまう。
余計な空き時間ができると、
これから始まる人生(一日)を心配します。
早く起きすぎて、
下手に空き時間ができてしまうと、
手持ち無沙汰になり、混乱します。
「何をすればいいかわからない」
するとまた余計なことを考え始めます。
「私の人生に希望なんてない」
つまり、
朝の私は、正常じゃないんですよ。
前からうっすらと気づいてはいましたが、
最近過去を振り返って自覚しました。
朝の私は、絶不調である。
という現実が。
なのに、世の中の人(好きな作家とか成功した人たち)がみんな朝を推奨するから、
流されやすい私は、
朝に創作をやろうとしていた。
そして、
「できない!ろくなことができないっ!」
と絶望したりしていた。
自分を知らないって怖いですね。
あと、私は一日の予定が全て終わらないと落ち着かないので、
仕事やお出かけの前である朝に、
何かに集中できるわけがない。
むしろ夕方のほうが、
「仕事終わった!用事終わった!義務なし!」
と、安心して物事に取り組める。
過集中してしまっても自分の部屋なら問題ない(いや、それで大事なことを忘れたりするけど)。
自分のこと、
もう年寄りに片足突っ込んでるのに、
私、全然知らないんだなあ。
あまり人と接しないのも原因かもしれない。
独り身のつらいとこはここ。
自分になかなか気付けないところ。
「自分を知る」という作業は、きっと死ぬ間際まで続くんだろうなあ。
でも、死ぬときに知っても遅いから、
できれば余命があるうちに知りたい。
日々、自分をきちんと観察しなきゃな、
と思った次第です。
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