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【英語のハノン上級】完走報告 〜 「困難は分割せよ」。そして「のらりくらり」と続ける 〜

 こんにちは。昨年英語のハノン中級完走の投稿してから大分時間が経ってしまいましたが、この夏上級編も完走したので今日はその振り返り記事を投稿したいと思います。

 この上級編は2023年11月から開始し、本来であれば今年の春先には完了する予定でした。しかし、「例文が難しすぎてなかなか進まない💦」、「ケンブリッジ英検CPE(C2)試験の準備が佳境に入る🫨」、さらには「試験後はちょっとしたバーンアウト状態になる😵」等諸々の事情で、結局完走できたのは今年の6月下旬でした。

【上級振り返り】「とにかく難しい、忙しい😭」でしばらく中断。でもまた始めればOK!

 もう開始当初から難しい例文のオンパレードでなかなかスラスラと口には出せません。初級、中級の投稿では「習慣化」について熱く語り、「ハビットトラッカーも使って」と紹介までしておきながらこの有様↓です(苦笑)。

2024年3月のトラッカー。スカスカです笑

  元々「ゼロイチ思考」にならない(=完璧主義にならない)ことは常々意識しており、数日ぐらいなら「まあいいだろう」と許容はしていましたが、上級になると1週間、長い時は半月近く練習しないこともザラで、一時は試験勉強のストレスも相まって罪悪感を感じるようになってしまう状況でした😞。

 それでもなんとか完走に漕ぎ着けたわけですが、それは以下のアプローチや本のおかげで「習慣化」について認識を改めて新たな知見を習得できたところが大きいかなと感じています。一つずつ振り返ってみたいと思います。

①学習記録のログを取り始めたら「弱点」や「小さな改善」に気づけるようになった

 上級になってしばらくして途中で数日分間隔が空いてしまい、再開しようとする時に「あれ?次どのセクションからだっけ?🤔」ということがしばしば発生(それでますます再開から遠のくという悪循環も😅)。そのため元々ハビットトラッカーのためだけに使っていた測量野帳を活用し、練習を終えたらその日の練習内容を記録することにしました。

ある日のログ。ちなみに「Inversion(倒置)」はケンブリッジ英検C2では頻出の文法項目なので例文も書き出し

 当初は「備忘録」代わりに気軽に始めたこのログですが、練習したセクションに加えて「どこが聞き取れなかったか/勘違いしたか」、「新たに学んだ表現」、「語法で勘違いしていたこと」なども簡単に書いてみることにしました。このように言語化することで、今まではなかなか気づかなかった以下のような弱点、小さな変化や改善に自然と目が向くようになりました

- 練習を始めた当初は早すぎてなかなか一発では正確に聞き取れなかった男性ナレーターによる文章を初見で理解できるになってきた
- aとtheの聞き分けが超苦手(可算名詞と不可算名詞の使い分けも)
- リエゾン(自分は特にhe’s, she’sなど人称代名詞のリエゾンが苦手なことに気づく)
- 知っているはずの単語の用法を勘違いしていたことにも気づく(=そのため聞き取れない)

ログを取り始めて気づいた弱点や改善の例

 このように「自分がなぜ聞き取れないのか・スラスラ言えないのか」という根本的な原因に気づくことができ、以降はそれらを意識して練習しているうちに苦手だった項目も一発で聞き取れるようになる(*)、口からスムーズに出せるようになる、といったような「小さな進歩」に気づいて喜びを感じることでモチベを維持できたのたのではないかと思います。
*私はリスニング強化も兼ねて、一番最初は「閉本」(=本を見ない)で練習してます。

②難しい文法項目はさらに細かく「分割」して練習

 初級、中級の時から無理せず「1日1セクション、MAX30分」という上限を決めて練習してきたんですが、上級になってくると例文が複雑で長いので、聞き取りで苦戦し、なかなかスムーズに口に出すこともできず「とても30分では足りない😱」という日が増えていきました。

 そんな時は「1日1セクション」という元々決めていたルールを無理して守るのではなく、例えば以下のように1日あたりのタスクを分割して同じセクションを1日数回または数日かけて練習するようにしました。

・時間に余裕がある日は、朝一に閉本で練習、お昼に開本+閉本1セット、夕方か夜に閉本1セット
・余裕がない日は、朝一に閉本+開本+閉本を1セットを30分限度で練習。できない時は翌日以降できるようになるまで繰り返し練習
・あるいは各セクションで5つ例文があるので、「1日1例文」のように分割して練習

 こうした練習をする際にヒントを得たのが、今日の記事タイトルでも引用したフランスの哲学者デカルトの言葉「困難は分割せよ」です。ある動画で偶然この言葉を知ったんですが、どうしても難しくて対処が難しい時は、それに倣って各セクションの練習内容をなるべく細かく「分割」して無理なく少しずつ進められるように努めました。

③たまたま出会った書籍・記事に勇気づけられる

 本屋で偶然見つけたのが、小林弘幸先生のこちらの本。

 小林先生といえば自律神経に関する解説でお馴染みで、TV・メディアでも引っ張りだこの先生です。それまで先生の書籍は読んだことはなかったんですが、こと試験勉強や英語のハノンの練習で「習慣化」について悩まされていた時期でもあり、早速購入して読んでみました。

 その中でも特に参考になったのが

「“三日坊主“は当たり前。はじめるだけでいい」

「はじめる習慣」小林弘幸 著より

 というお話です。中でも「何かをはじめて続かなかったら、またはじめればいいだけ」「新しい何かをはじめること自体を習慣にしてほしい」という言葉に接してからは、続かなくても闇雲に自分を責めたり罪悪感を感じることもなくなり、むしろ続かないのは「当たり前で、今はちょっと休めばいいだけ」とマインドをポジティブに転換できるようになりました。

 またつい最近ですが、家族が利用しているJR東日本「大人の休日倶楽部」会員向け月刊誌の最新号に脳科学者・中野信子先生が「長く『続ける』極意はのらりくらりやること」というテーマで記事を投稿しており、その内容が私には見事に刺さりまくりで🎯あまりにも感銘を受けてしまったので(笑)、僭越ながら今回のnote記事タイトルに「のらりくらり」も引用させて頂きました。

中野信子「100歳まで進化し続ける脳のしつけ方」(大人の休日倶楽部2024年9月号)より


 「三日坊主も、繰り返すと効果アリ」もまさに「ハノン練習での私」ではないか😭と嬉しくなりました(笑)。

【最後に】現在、中級2巡目。今後もひたすら継続

 上級を完走したのが6月下旬で全3冊を約1年半かけてコンプリートしたわけですが、完走した後は約1ヶ月ほどお休みして8月上旬から中級の2巡目をスタートさせました。土日に外出したり、平日でも用事が立て込んだ時はお休みすることはありますが、ゆるゆると続けています。

 そして2巡目ですが、「なぜ初級ではなく中級?😳」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。その理由はごく単純で、ケンブリッジ英検C2試験の再挑戦に向けて苦手な文法項目(特に仮定法・倒置)を早めに練習しておきたいからです。別記事でも触れましたが、ハノンの例文練習がUse of Englishの問題と思いのほか相性が良く、前回の試験でもその効果を感じたので次回も積極的に活用したいと考えています。

 このように今後もルールに縛られず、「のらりくらり」とゆったり自分のペースで継続できればなと願っているところです。

 本日は以上になります。最後までお読み頂きありがとうございました。

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【参考】英語のハノンの練習で利用している文房具・ツール

①ハビットトラッカーのスタンプ

注)裏移りしがちなので、別途付箋に押してノートに貼り付ける、あるいはスタンプしたページの裏面は使用しないなど予め使用するノート・紙でテストした方が良いかと思います。私も今はメモ用紙にスタンプして、野帳ノートに貼り付けて使用してます。

②測量野帳

スタンダートとは異なる色ですが、中身は通常の野帳と同じです☺️

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