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【国連英検特A級#6】一次対策編②-1 英作文 〜「守破離」の概念に当てはめてみる〜

 こんにちは。今回は一次対策編の第2弾・英作文対策です。実は当初英作文もいつも通り一回の記事でまとめる予定でしたが、思ったよりお伝えしたい内容多くなっため、この英作文については2回に分けてお届けすることにしました。今日はその1回目になります。

 今回は、重点的に取り組んだ理由から始め、私が英作文にピッタリ当てはまると思った概念「守破離(しゅはり)」の紹介、そして最後に英作文にこの概念をどう当てはめるか三部構成で進めたいと思います。

 そして英作文2回目となる次回では、具体的な対策、試験当日について、試験結果・振り返りに触れるため、もし具体的な対策についてのみ知りたいという事であれば、次回の英作文2回目の投稿だけを読めば済む構成にさせて頂く予定です。本日もよろしくお願いいたします。

私が英作文を重点的に取り組むことにした理由3選

理由①配点が高い

 こちらは前々回の記事でも掲載した設問別の内容と求められるスキルの一覧です。

note記事「【国連英検特A級#4】計画編:自分オリジナルの学習プランを作ってプロセスを楽しむ
より引用

 上記脚注の通り、100点満点のうち英作文の配点は20点なので得点配分が高いことがわかります。そのため英作文で得点を伸ばすことが合格への近道になると判断しました。

理由②語彙や文法で得点を伸ばすのは難しいと感じた

 自分の現状の語彙・文法力や試験まで残された時間を考えるとこれらの分野で得点を伸ばすのは厳しいと考えました。そのため一旦型さえ押さえれば高得点が目指しやすい英作文に時間とリソースを集中させることにしました。

理由③そもそも自分は英作文(ライティング)の勉強が好き

 この3番目の理由は、完全に自分の好みになります。ですが、好きだからこそ勉強が苦にならない、楽しみながら取り組めるというのもこのような資格試験では非常に重要という観点から理由として挙げています。(ライティングが好きになった経緯についてはいずれ別の機会に投稿したいと思います)

英作文は「守・破・離」〜とにかく型が大事〜

 「いきなり何言ってんだ?!」と思われた方もいらっしゃるかと思います😅ですが、今回振り返ってみてこの国連英検特A級の英作文対策はこの「守破離(しゅはり)に尽きる!」と実感したため、今回あえて紹介させて頂きたいと思いました。後半からはこの「守破離」を紐解いていきたいと思います。

守破離とは?

 「守破離」という概念の提唱者については千利休や世阿弥など諸説あるようですが、一般に「守破離」の概念として知られているのは千利休の教えを和歌にまとめた「利休道歌(りきゅうどうか)」にある以下の歌になります。

規矩作法 り尽くしてるともるるとても本を忘るな

出典:Wikipedia「守破離」の解説ページより

 ここで、規矩(きく)は「型」を、最後の「本を忘るな」は「どんなに型を破りそこから離れても基本を忘れてはならない」という意味になります。私が元々この言葉を知ったきっかけは当時大ファンだった歌舞伎役者の十八世中村勘三郎の言葉です。

「本を忘るな」とあるとおり、教えを破り離れたとしても根源の精神を見失ってはならないということが重要であり、基本の型を会得しないままにいきなり個性や独創性を求めるのはいわゆる「形無し」である。無着成恭は「型がある人間が型を破ると『型破り』、型がない人間が型を破ったら『形無し』」と語っており、これは十八代目中村勘三郎の座右の銘「型があるから型破り、型が無ければ形無し」としても知られる。

出典:Wikipedia「守破離」の解説ページより 

 生前何かの記事でご本人のインタビューで最初に知った時はこれはあくまで芸事の話であり、英語学習とは全く結び付きませんでした。しかし今回英作文の記事を書くためにこれまでの学習を振り返ってみたところ「ああ、そういうことか!」と自分でもびっくりするくらい一気に腹落ちしました。次の章で見ていきたいと思います。

「守破離」を英作文に落とし込んでみる

 まず「守破離」のそれぞれの段階について別サイトでわかりやすくまとめた記載がありましたのでそこから引用します。

守(しゅ):師匠に言われたこと、師の流儀・基本の型を守る。
破(は):師の流儀を極めた後に、工夫して自分が良いと思った型を作り、既存の型を破る。
離(り):独自の境地の中で一流を目指す。師匠の型・自分自身が作り出した型を踏まえたオリジナルに進化し、型から離れる。

出典:守破離とは?ビジネスコミュニケーションにおける応用 by DigitalSolutionMedia

 上記のそれぞれの段階を実際の英作文対策では以下のように当てはめることができるのではないかと考えました。

「守」・・・ライティングの基本の「型」を習得し、守る
「破」・・・練習を重ねてスキルを改善&国連知識や活動の具体例をストックする
「離」・・・スキル、知識、ストックを総動員して自力でエッセイを書く(=試験当日)

 本日はここまでとし、次回では上記それぞれの段階を軸にして、私が実際にどんな対策を行なったのかを中心にさらに深掘りしていきたいと思います。本日も最後までお読み頂きありがとうございました。

【参考】国連英検特A級シリーズ:下記マガジンに全11回分の記事をまとめています

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