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PDCA各フェーズでの失敗原因を深掘り!


こんにちは、予算管理に特化した税理士&コンサルタントのT.Hiroです。

前回記事で事業再構築補助金やものづくり補助金についての情報についてお伝えしましたが、今回はPDCAサイクルを上手く回す方法について、失敗しがちなポイントとその原因についてお伝えしたいと思います!

(前回記事もご参照ください!)



1.Planの失敗原因


前回では、PDCAサイクルの失敗原因のうち、PDCAサイクル全体に関わる事項について確認してきました!

今回は、各フェーズにおける失敗原因とそれらへの対策について見ていきたいと思います!

Planでよくある失敗原因としては以下3つが代表的です。

● 目標設定が高すぎる
● いつ誰がやるかなどがあいまい
● 要素に偏りがある

高すぎる目標設定のために、実行する前に計画倒れになってしまうことがあります。

 また、実行できたとしても「目標達成が困難」な計画として、評価     できない場合もあるでしょう・・・。

最初のハードルは適切なものに設定し、実現可能なものから始めるとよいです!

また、実行する中で、必要のないものの切削や適正値への修正は、思った以上に重要になってきます!


また、Planの基本ができていないと、実行があいまいになったり、実行の要素に偏りが生じてしまうため、今一度Planの基本をふりかえって見るのがおすすめです!


2.Doの失敗原因

Doでよくある失敗原因は以下2つです。

● 現場での取り組みが不十分
● 実行の記録方法が不適切

トップダウンでPDCAを行っていると起こりやすいですが、現場でPDCAの重要性や意味が理解されていないと、おざなりな実行になってしまいます!

部署の目標やKGIとすり合わせて、なぜやる必要性があるかを十分説明することが必要です!


なお、KGIとは、Key Goal Indicatior のことで、目標への進捗状況を数値したものがKPIなのに対し、最終ゴールや最終到達目標の指標となるものがKGIです。日本語では「重要目標達成指標」と呼ばれます。KPIはその中間目標となる指標ですが、KGIは会社全体の最終目標設定です。


また、質の高いDoが行われていても記録がずさんだとCheck以降の質が下がってしまいます。

評価シートやSFAなどのツールを用意して、正確な記録を短時間で行える環境を構築しておくのも重要となりますのでここも気を付けましょう!!


3.Checkの失敗原因


Checkでよくある失敗原因は評価基準があいまいなことが原因となります!

個人の主観や最終目標の達成につながりそうな観点のないcheckでは、PDCAのサイクルを回す意味がうすれてしまうからです。

「最終的な目標達成向けてこの数値が出た現状はどうなのか?」と問いかけたり、自部署のメンバーで議論したりするのがおすすめです!!


4.Actの失敗原因

Actでよくある失敗原因としては以下2つが代表的です。

● 改善の視点が少ない
● 最終的な目標達成への姿勢の欠如

Actは、Planの基本のようにロジカルに抜けもれのない分析ができる視点が重要です!

DoとCheckを経て未知の課題が出てきている可能性もあります。

最終的な目標達成に向けてやるべきことやより効率のよりアプローチがないかを自部署のメンバーでブレストしたり、他部署と連携したりするのがおすすめとなります!

また前例踏襲のような、消極的な姿勢ではPDCA全体の質が下がってしまいます!

PDCAによる改善が達成できたときの自身や企業へのメリットを思いだしてActに取り組むことが肝要です。



最後までお読みいただきありがとうございました!

次回は予算管理とPDCAサイクルの組み合わせについてお伝えしたいと思います!



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