コロナ時代のトレードオフを考える。

皆さんこんにちは。たっちです。
コロナウイルスによる外出自粛が続く中で、
考えさせられたことがありますので、
「コロナウイルス時代のトレードオフ」
という題にてまとめさせていただきました。


緊急事態宣言以降も人が集う一部の飲食店を見て

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コロナウイルスの拡大による政府の緊急事態宣言を受け、
皆さん外出自粛を余儀なくされているかと存じます。

一方で、コロナ疲れというワードが聞かれるように、
自宅に閉じこもる方が近所の居酒屋で飲み食いしている姿も
見受けられるのが事実です。

皆さん知人友人とその場を楽しむこと
(その単位時間の価値を上げること)と引き換えに、
コロナウイルスに感染しない可能性を捨てていると言えます。
まさにトレードオフ。

コロナウイルスによる死亡確率と、昨年1日あたりの死亡確率

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不謹慎な話になってしまいますが、
皆さんは、もしも自分の大切な人が余命宣告を受けていた場合、
外出自粛の中でも、例えば大阪〜東京間といった
比較的長距離での公共交通機関移動を許すでしょうか。
余命宣告と言っても期間により、
人それぞれ捉え方は変わってくるでしょう。
2週間なのか、3ヶ月なのか、半年なのか...
宣告を受けている期間によって、意思決定に影響を及ぼすと考えられます。
物理的にどれだけ離れているのかも影響があるでしょう。

ちなみに、
日本では1日に約3,200人の方が亡くなっていると言われています。(2019年)
人口を1億2000万人とするならば、死亡確率は0.0267%となります。
私個人の認識としては、その確率は高いなという感覚でした。

本来であれば年齢毎に死亡する確率は上がるのが一般的な解釈ですが、
今回は年齢的な要素は排除します。
(ファクトの回収に時間をかけすぎ、数字ゴリゴリにしてもな。
という私の甘えにより割愛させていただきます。)

ちなみに、コロナウイルスにおける死亡率としては、
4/15時点で100万分の1以下と言われています。
100万分の1と仮定して%を出してみると、
死亡確率は0.0001%です。

コロナウイルスにおいても、高齢者のほうが致死率が高いことが、
データで証明をされていますが、
年齢を均して考えてみると、コロナウイルス感染による死亡確率よりも、
昨年1日平均あたりに亡くなる確率のほうが高いことになります。

コロナウイルス対策はしっかり。一方で何かを捨てていることも念頭に。

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つまり、外出自粛により、
大切な人と会えなくなってしまうリスクと引き換えに、
感染による死亡を抑えていると言えます。

勿論、あまりにも大雑把な結論だと言うことは百も承知ですし、
外出自粛をやめなさいという訳でもありません。
いわゆる3密と言われる場所にいけば
その確率はぐっと高くなってしまうのも事実です。
ただそのリスクを負ってでも大切な人と時間を
共にしたい人がいることも事実。

そして外出自粛により、大切な人に会えなくなってしまうと、
それもそれで後悔の念に追われるのもまた事実。
(余命宣告を例に上げましたが、それ以外にもコロナを気にしすぎて
様々な後悔を生む可能性はあります。恋人と疎遠になっていくなど...)

今、あらゆる状況において、
二律背反にさらされながら生きなくてはなりません。

そして私たちにできることは
成功できる確率(後悔しない確率)を上げることしかできません。

今この状況下において、
コロナウイルスを意識し、行動することは当然必要です。
一方で、何かを失う可能性も十分にあります。

トレードオフという概念を念頭に置きながら、
各々の状況において、
成功できる確率を上げれるであろう適切な意思決定をしていきましょう。


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