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【生き方】中国の魅力とは何なのか考える。①

本記事の目的

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皆さんこんにちは。
私は以前広州に住み、現在は旅行会社にて、
訪日中国人を中心としたインバウンド向けの
マーケティングを行っております。

本日は勝手ながら、
私が何故中国に惹かれたのかを回想していく中で、
中国の魅力を1人でも多くの日本人に知ってもらうこと、
そして志があれば人生はどうにでもなることを知ってもらうこと
を目的としています。

日本と対立的な構造を持つ中国という国を知ることで、
様々な事象について「日本人ならこう、中国人ならこう」
と異なった視点が生まれ、
新しいアイデアやより深い考えを持つことができます。

また、自分のやりたいことが見つかったとき、
選択肢を自分で狭めてしまうとお金がない、
スキルが無いといった制限でアクションできないと考えがちですが、
ズームアウト視点で考えてみると、
実は人生はいつでも変えることができます。

そして何といっても、
コロナ収束後により沢山の方に中国に行ってもらいたい。
中国の魅力を沢山の人に知ってもらいたい。
そう思います。

大学卒業の冬、中国へ。

======================================================私は大学4年生の冬、初めて中国へ旅行に行きました。
その時は仲の良い友人が中国に留学をしていたから行く。
という受動的な姿勢で中国行きを決断しました。

当時、中国に関する情報はテレビで見ることが多く、
「衛生環境が悪い」「民度が低い」等など、
私は中国に対してはいい印象を持っていませんでした。
自己中心的で謝らない、ゴミのポイ捨て、声がデカくてうるさい...etc
(実際に中国に行っても当てはまる部分はありますが、そこには日本と違った良さや、国民性の違いがありました。) 

当時と比較すると、
メディアにおける中国の情報は改善されたものの、
未だに日本人が中国を覗く色眼鏡は濁ったものばかりです。
(例えばTik Tokで中国と検索バーに入力すると、予測変換機能によるレコメンデーションは否定的な要素ばかり含まれたものである。)

日本人で中国の魅力を理解している人にとっては、
これはジレンマなのでは無いかなと思います。

当初の私のモチベーションは中国に行けることではなく、
大学時代の生活の大部分を共にした友人に会いに行けることでした。
まさにどこに行くのかではなく、誰と行くのか。
ただ、私はこの旅行で中国という国に魅了され、
大きく人生が変わることになります。

そこで感じた魅力。

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当時、中国に訪れて魅了された点は、大きく3つありました。

まず、積極的なインフラ投資です。
中国国内では地方都市を中心に、未だ高層ビルの建設が進められています。
私が行ったのは四川省成都市で中心部は勿論発展していたのですが、
友人が住んでいた郊外は未だ無数の高層ビルが建設途中でした。
日本ではあまり見ることがないそのダイナミックさに、
若かりし私は心躍らされました。

次に、日本人とは対極的な国民性です。
中国人は自分の考えをストレートに表現し、
周囲の目を気にせずに自分に正直に生活しているように見えました。
(正確には、彼らなりに周囲との協調をはかっているし、
 消費においては社会との関わりが特に強いのが中国)

例えば、電車の中がそうでしょうか。
日本だと、電車内は公共の場であるため、周囲と協調性を持った行動をしましょう。というのが一般的だと思います。
逆に中国の場合は電車内でもイヤホンをつけずに動画を見てたりします。
どちらが良い悪いという話ではありません。
ただ私の場合は、規範に縛られすぎた生活は合わなかったようです。

これは私の性格もありますが、
日本では周囲の目を気にしながら
行動しなければいけない規範のようなものがある気がしています。
様々なルールが明確に定められていることで、
日本は民度が高い国になっていると感じる一方で、
中国的な各状況においてフレキシブルに考え、行動することは、
日本ではあまり見受けられません。

最後に、彼らは日本人に対する尊敬の念を持っていたことです。
前述しましたが、私は日本国内のメディアの力によって、
対中に良い印象を持っていませんでした。
ところが現地で合った彼らは、日本という国をリスペクトしていた。
大都市圏に住んでいる外交的なビジネスパーソンではなく、
郊外のおばちゃんでも、日本という国に尊敬の念を持っていました。

平たく言えば、日本国内で想像していた中国とは全く異なった姿が、
実際に訪れたことで導き出せたことが本旅行を通じての学びです。
誰もが価値観や考え方という眼鏡を通して各事象から意味を導き出して
いますが、間違った意味や最終的なアクションを起こさないためにも、
価値観や考え方はファクトで創りあげなければいけないと感じます。
そのためには、まず自分からアクションをして情報を取りにいかなければならないのです。

また、人種が同じなので、その国に溶け込みやすいのも、
東アジア圏の諸外国を楽しめる魅力だと思っています。

新卒で入社した証券会社を1年で飛び出し中国(広州)へ。

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前述の「大学生4年生の卒業旅行」にて中国と出会ったことによって、中国の魅力に気づき、大きくキャリアチェンジすることになります。

もちろん当時務めていた証券会社でも中国現地に駐在所があり、将来的に中国に行くことも可能でした。ただ社内公募の対象になるまでに最低3年はかかり、それではスピードが遅い。さらに一般的な日系企業の駐在員は数年したらまた日本に戻ってくることになるでしょう。

そこで、当初上がった選択肢として2つありました。
1. 中国語学べる環境でアルバイト⇛語学留学
2. インターン(台湾)

前提として、自分がしたいことに対して資金が不足しており、中国に長期滞在するためにはお金が必要になりました。台湾であればインターン行き、台湾語を学ぶことができますが、当初目的にしていた「中国現地で生活し、中国の1次情報から学ぶ」ことは達成できないことになります。

迷っていた矢先に、転機が訪れます。
あるアパレル業を営んでいる企業が私に中国現地で働く機会をくれたのです。その企業は中国現地に拠点を持つものの、それまで日本人が現地に駐在したことがなく、言語障壁等により組織的に分断されていたのが課題でした。その企業には何のスキルもない私に対して機会や、様々な準備に対する時間を割いてくれたことに今でも感謝をしています。

こうして私はキャリアに空白をつくることなく、中国広州に行くことができました…

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