まるまるまるのほん
エルヴェ・テュレ が著者で、あの有名な谷川 俊太郎さんが編集と翻訳をされた本です。
谷川 俊太郎さんって、国語の教科書とかでも取り上げられるほどの有名な詩人だと思っていたのですが、この本を手に取った時「翻訳もするの?!」と思わずWikipediaで調べたくらいの驚きました。
本は、白いページに黄色いまるがあるだけ。
きいろいまるを おして つぎへ いこう
それを押して、ページをめくるごとに色んな変化が楽しめます。
数が増えたり、色が変わったり。
きいろいまるを 5かい くりっくする・・・
なんて、今時のICT用語まで出てくるんです。
本を揺すったり、斜めにしたり、息を吹きかけたり、手を叩いたり。
ただ、赤色や青色、黄色い丸が動いたり大きくなったりするだけなシンプルな絵柄です。それなのに、なぜか惹きつけられます。
パソコンやスマホではないアナログな絵本の中に、いろんな変化を楽しみながら本で遊ぶことができるからかもしれません。
私の娘は、この本で手を叩く部分で、これでもかと手を叩いて喜んでいました。絵本ってこんなにアクディブに楽しむことができるんですね。
絵本作家のみなさんのクリエティブナ発想にはいつも驚かされます。