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猫の派遣社員、みぃこのことを書いていきます。 みぃこ、クロ、福は実在する猫ちゃんです。…

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猫の派遣社員、みぃこのことを書いていきます。 みぃこ、クロ、福は実在する猫ちゃんです。 実家であった出来事を元に書いています。 たくさんの人にこのおはなしを読んでもらえたら嬉しいです♫ このお話しを気にいっていただけましたら、スキ♡をお願いいたします！ よろしくお願いします😊
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☆ 猫の派遣社員 みぃこ(1) ☆

わたしの名前はみぃこ。 中神さんのおうちに来て、もうすぐ１年になります。中神さんちにお世話になるきっかけは、猫派遣会社社員のクロさんからの紹介でした。 「みぃこさん、派遣は初めてだよね？」 「はい、初めてです。とっても緊張してます。」 「そうだよね、緊張するよね。でも中神さんちのみなさんは優しいから安心して。」 「それはよかった！」 「今回のおしごとは、みらいよげん社さんからのご依頼で、中神さんのお母さんのことを、見守って癒してあげてほしいと言うご依頼なのです。中神

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    • ☆ 猫の派遣社員 みぃこ(11) ☆

      「みぃこ、お腹すいたでしょ。ご飯持ってきたよ。」 そういいながらお母さんが玄関から出てきました。いつものように、みやぁーというお返事をして、お母さんのあとをついて行きます。 ぶんぶんぶんぶん… みぃこは勢いよくしっぽを振ります。 「お母さん！みぃこ、お母さんのことだーいすき！お母さんのこと怖くないよ！」 ぶんぶんぶんぶん… 「あら、みぃこ、今日はしっぽフリフリしてご機嫌さんね！」 みやぁー(はい！とってもご機嫌さんです！) 「かわいいわね」 みやぁー(かわいい

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      • ☆ 猫の派遣社員 みぃこ(10)☆

        夕方、お母さんがみぃこのご飯を持ってテラスに来ました。 お母さんがみぃこに話しかけます。　 「みぃこー、今日はお天気がよかったから、お昼寝、たくさんできたんじゃない？でも、この頃クロちゃんがいなくて、みぃこがひとりでお昼寝すること多いからさみしいよね。」 みやぁー(さみしい時もあるけど、福くんもいるし、お母さんもお話ししてくれるから大丈夫です。) 「みぃこ、もうちょっとお母さんに慣れてくれたら、みぃこのことナデナデできそうなのになー。まだ難しいかな？」 そう言いながら、

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        • ☆ 猫の派遣社員 みぃこ(9) ☆

          あれからみぃこは、お母さんにたくさんスリスリできるようになりました。だけど、お母さんが手を出そうとすると、なぜだか身体が引けてしまいます。 「あ母さんにナデナデしてもらいたいのに、身体が勝手に逃げちゃう…。みぃこ、お母さんのこと大好きなのに…。」 「こんにちは、みぃこさん。ちょっと元気ないみたいですが、何かありましたか？」 「クロさんおつかれさまです。実は…お母さんが手を出そうすると、勝手に身体が逃げてしまうんです。みぃこはナデナデしてほしいんです。どうしたらいいのでし

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        ☆ 猫の派遣社員 みぃこ(1) ☆

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          ☆ 猫の派遣社員 みぃこ(8) ☆

          次の日の朝。 「みぃこさん、おはようございます。昨日からひとりでしたが、どうでしかた？」 「はい。少し心細かったけど、福くんがずっと窓際から見守ってくれていたから、大丈夫でした。」 「それならよかったです。」 「クロさん、クロさんにお願いがあります。」 「みぃこさん、何かありましたか？」 「みぃこ、お母さんにスリスリして、はやくナデナデしてもらいたいんです！昨日、福くんから聞いたんです。お母さんが、みぃこのことナデナデしたいって言ってるって。ナデナデされると、みぃ

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          ☆ 猫の派遣社員 みぃこ(8) ☆

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          ☆ 猫の派遣社員 みぃこ(7) ☆

          みぃこがご飯をひとりで食べるのは、今日が初めてです。 「いつもはクロさんが見守ってくれてたけど、今日からは、みぃこひとりで食べないといけないんだ。クロさんから、ここのおうちは安全だと思うけど、危険なことがあるかもしれないから、ご飯のときは油断しないようにねって言われたから、用心しながらご飯を食べないと…。」 みぃこはあたりをキョロキョロしながら、ご飯を食べはじめました。 「はぁ…周りを気にしながら、ご飯を食べるのって大変。いままでは、クロさんが見守ってくれてたから、安心

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          ☆ 猫の派遣社員 みぃこ(7) ☆

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          ☆ 猫の派遣社員 みぃこ(6) ☆

          みぃこが中神さんちでおしごとをするようになってから、1ヶ月が経ちました。 まだスリスリすることはできませんが、毎回、ご飯の時はお出迎えをするようになり、お母さんのお話しにも、たくさんお返事することができるようになりました。 「みぃこさん、あれから1ヶ月が経ちましたね。中神さんちにもだいぶ慣れて来たのではないでしょうか？」 「はい。お母さんとお話しができるようになって、おしごとがますます楽しいです！けど、まだ少し怖いから足元まで行くことができなくて…はやくスリスリできるよう

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          ☆ 猫の派遣社員 みぃこ(6) ☆

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          ☆ 猫の派遣社員 みぃこ(5) ☆

          みぃこが、中神さんちのおしごとを初めてから、1週間が経ちました。 「クロさん、わたし、まだお母さんにお返事できていなくて…このままだと、お母さんに嫌われてしまうかも。」 「みぃこさん、大丈夫ですよ。お母さんに嫌われることはないと思います。でも、みぃこさんが気になるのであれば、今日は、ご飯を持ってきてくださるお母さんを、お出迎えしてみませんか？」 「お出迎えですか？！」 「はい。いつもはテラスから少し離れたところで待っていますが、今日はお母さんがご飯を持って出てくる、玄

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          ☆ 猫の派遣社員 みぃこ(5) ☆

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          ☆ 猫の派遣社員 みぃこ(4) ☆

          「よくねたなぁー。」 「みぃこさん、おはようございます。しっかり休めましたか？」 「クロさん、おはようございます。はい、しっかり休むことができました。」 「それはよかった。」 「もうすぐ福くんが起きてくると思うので、テラスへ行って待っていましょうか？」 「そうですね。」 「あっ、クロさんまって！お顔を洗ってからでもいいですか？身だしなみを整えて、かわいいみぃこでお母さんにお会いしたいので。」 「えらいですね、みぃこさん。身だしなみは大切です。心ゆくまでどうぞ。きれい

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          ☆ 猫の派遣社員 みぃこ(4) ☆

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          ☆ 猫の派遣社員 みぃこ(3) ☆

          「あーっ、気持ちよかったー！」 みぃこはあくびと共に伸びをしました。 「クロさん！気持ちがよかったから、たくさんお昼寝しちゃいました。」 「それはいいことですよ！初日からリラックスできている証拠です。」 みぃこは伸び伸びと、そして太陽の光をいっぱい浴びながら、お昼寝をしたのはとても久しぶりでした。 「みぃこさん、暗くなる前に少し運動でもしませんか？」 「いいですね！」 ふたりは、お庭に遊びにきていたちょうちょさんと追いかけっこをしたり、バッタさんとじゃれあったり

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          ☆ 猫の派遣社員 みぃこ(3) ☆

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          ☆ 猫の派遣社員 みぃこ(2) ☆

          「みぃこさん、おはようございます！」 「おはようございます、クロさん。」 「いよいよ今日からおしごとが始まりますが、どうですか？」 「緊張して少しドキドキしていますが、ワクワクもしています。」 「そうですか、ワクワクしてるならよかったです。中神さんたちは、絶対にみぃこさんのこと、気に入ってくれると思うから、今日からがんばりましょうね。」 「はい、がんばります！」 なぜだかわからないけど、みぃこはワクワクしていました。 「みぃこさん、ここが中神さんのおうちです。」

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          ☆ 猫の派遣社員 みぃこ(2) ☆

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