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2024シーズンJ2リーグ前半戦を振り返る(後編)

前編を書いたあと、Highnakenさんの文章が好きすぎる。というありがたい言葉を見つけました。本当とても嬉しいです。いつか絶対にHighnakenさんの体が好きすぎる。と言わせたいと思います(終身刑)。ということで今日も元気に、週末ジェフユナが負けたことは忘れて後編行ってみましょう。くそが!!!

前編はこちら

シーズン前のはこっち




清水エスパルス

1位
ホーム8勝1分0敗の堂々首位での折り返し。基本的には個で殴り、個で守るが通用する選手のクオリティ。北川航也の復活により、全てのポジションにJ2一級品の選手が揃った。最近、活きの良いCBたちがいない気もしますが、気にせず突き進んでほしい。チームもここに来て新たにガーナ人FWヤクブを獲得。オレがフロントだったらエース北川心中するし、まずCBを補強するがやっぱり中田一三コーチが熱心なオルンガ教信者なので、信仰上アフリカ系FWをスカッドに組み込まないといけないということでしょうか。J2の皆さんは、選手のネームバリューに怯むことなく「清水にも、穴はあるんだよな…」と法律や男の娘を扱う要領でゴールを挿れて下さい。愛媛とか、山口みたいに。本当に穴はあるので。
なおアウェイでは苦戦しており、後半戦のA愛媛(0-3負け)→A秋田(1-3負け)→H岡山→H千葉はいきなり山場。雲行き怪しくなってきましたが、ここをうまく抜けると昇格が見えてくるでしょう。なんの恨みもないけど、秋葉監督の色んな表情が見たいので、出来れば4連敗してほしい気もしますが、そうはいかないサッカー王国の意地を見せられるか

藤枝MYFC


12位
一時は降格圏も、ライバルなりそうな水戸、群馬、栃木、秋田相手に4連勝で折り返し。私はよくパリ五輪世代で「みよ!ぼくのかんがえたさいきょうのスタメン!」を考える異常中年男性なのですが、選手名鑑でその世代をソートするとアンデルソンが出てきて毎回ビビる。28歳くらいだと思ってた。そんなアンデルソンの復帰、一皮剥けた矢村、J2に慣れ水を得た浅倉などいい感じの前線に加え、そのベールを脱がないままだと思っていた大型DFカルリーニョスとウェンデルもちょこちょこ試合に絡み始めるなど守備陣にも伸びしろあり。あとは来年も静岡ダービーを行うべく清水エスパルスを奈落の底に突き落として下さい(2年連続2度目)
それと、いただきました横山くんですが、いい選手ですね。藤枝というクラブ、街が育てた選手だと思います。ただ自身のプレーに納得いかないと試合に勝利しても、俺は村を焼かれた時の気持ちは絶対に忘れない。みたいな表情でスタジアムをぐるぐる回っているのは気になります。何とかなりませんか?

ファジアーノ岡山


6位
負けない戦い方は出来るのだが、圧倒的に勝つほどのパンチ力はない。スタートダッシュに成功したものの当たり補強だったはずのグレイソンが大怪我をしてしまい、以後なかなか勝ちきれない。しょうがない。岡山は人格的にいい選手が多そうで、それが変にチームとして小さくまとまりすぎないように。というのは多分フロントも問題意識があって、柳の獲得なんかにつながってるのかなぁ。なんて妄想している。柳はすっかりJ2屈指のWBだし、今後も脛に傷を持った有望選手を人格者が溢れる環境で再生して欲しい。ラーの翼神竜の特殊能力で、ギルフォード・ザ・ライトニングを焼き払われた、闇のゲームでモンスターと繋がってる町田ゼルビアの黒田監督を救えるのはファジアーノ岡山しかいないと思うので頑張ってください。ジェフユナ同様、プレーオフ全然勝ち抜けなそうなクラブなのでお互い頑張ろうね

レノファ山口


5位
強い。志垣監督がかなり良さそう。さすが金子とか千代反田の代の東福岡を出ただけある。就活において灘高→東大アメフト部、TOEIC満点、三田祭実行委員長よりも強力な経歴。それが「金子とか千代反田の代の東福岡」である。
各ポジション、選手の強みが明確で、それを活かした戦い方が出来ている。過去を振り返ると「ロマンの塊、霜田サッカー」とか「残留争いでエスナイデル」など随所に狂気をみせることで「諸君、狂いたまえ」を感じることができたのだが、志垣監督はかなり真っ直ぐなサッカーをしているので、来シーズンにはあの横断幕も「諸君、質実剛健でいこう」とか「読売巨人軍は常に紳士たれ」に変わってる可能性が高い。
選手層は結構ギリギリなので新保の残留を大前提に途中出場でアクセントになるような選手を1、2枚補強できればプレーオフは堅いと思う
注目選手 新保海鈴
レノファサポと話すと皆「いつまでいてくれるか…」「あと何試合見られるかわからないけど…」と覚悟を決めている。それだけサポーターに認められた素晴らしい左SB。清水戦では、縦切っておけばなんとかなる。という守備陣を見るや中に切り込んでいって痛快でしたな。今シーズンはレノファでやり切って欲しい

徳島ヴォルティス

15位
都知事選のほぼ全裸ポスター、J2の監督でやるなら誰が映えるかランキング1位の吉田達磨氏を更迭(1勝1分5敗、あとルヴァンで長野に1-5負け)。島川が怒りの引退、西谷の契約解除、強化部長の辞任、コロンブスのMVでは知識不足を露呈してしまい炎上と色々あった。またエスナイデルが徳島のインスタアカウントをフォローしたことでお祭り状態になったが、結局は増田HCが昇格。ビルドアップやネガトラの間に取り入れてたポエムの朗読の時間を廃止したことで成績も上向きつつある。なお吉田達磨→エスナイデルみたいな人事はハレー彗星くらいの周期でしか起こらないので次見られるのは西暦2100年です。残留は固そう。

愛媛FC

10位
さすがJ3王者。個人的には小森横山対策を大幅にミスった千葉戦1-7負けのインパクトが強いものの、本当にやられたのはあの試合くらいであとは互角以上にやれてる。というか下位にはほとんど負けてない。ちなみに栃木は千葉に0-8で負けた後、ホームで2-1見事リベンジを果たしているし、愛媛もやれば出来るのだが絶対に諦めて欲しい。天皇杯で岡山に7-1で仕返ししていたし、あれでチャラにして欲しい。木山さん見たことない顔してたぞ。後ろはやや心許無いが、CMFとかは層が厚い。ちなみにオレは谷本が欲しいと思ってる。ベテランと中堅と若手のバランスがちょうど良いしもっと強くなりそう。最後になりますがKICKOFF!EHIME初代MCの伊藤みずほさんがフクアリにいるとジェフが爆勝ちする傾向にあるので、父さん、娘さんを僕にください。

V・ファーレン長崎

2位
2節仙台戦で負けてから、リーグ無敗が続いている。マルコス・ギリェルメ、マテウス・ジェズス、エジガル・ジュニオと1人いたらJ2上位に押し上げられそうな外国人助っ人を3人好調な状況で抱え、何なら後半からイエローカードを貰わなくなったフアンマまで出てくる。年収と既婚率がある程度比例するように、年収とゴール前のクオリティは比例するという現実を突きつけてくる。打ち破るポイントはたぶん愛のちからだろう。強力助っ人陣がズルいと言いたいが、たぶん監督が手倉森さんだったら活かせてないし、下平さんはよく手懐けていると思う。ラスト1プレーでの得点も多く、チームが持ってる流れを引き渡さないのは素晴らしい。
しかしそれにしてもシーズン前にごたついた時の長崎は強い。ナマズが暴れると地震が起きるみたいな話だが、もはや事実なのでもうそれなら毎年ごたついてどこまで強くなるか試して欲しい。手始めにヴィヴィくんがマリファナを吸うとかして。
注目選手 増山朝陽
かなり仕上がってるので、絶対に怪我をしないで欲しい。気をつけて。頑張れ。

ロアッソ熊本 

16位
21年J3優勝、22年プレーオフ、23年天皇杯ベスト4、24年はJ2最年少ゴール記録(千葉戦)。ただ今シーズンは苦しんでいて、ここまでホームでわずか1勝(千葉戦)。えっ???あの試合しか勝ってないの???なんでそんなことすんの???って気持ちはかなり強い。ホームでは7-1で勝ちたいと思ってる。
サッカーにトレンドは存在するけど、トレンドはあくまでトレンド。別に正解ではないし、お金持ちチームの真似しても勝てるはずないんだから、自分たちの型を極めてそれに合わせて選手獲っていた方がいいよね。とあるべきダイバーシティの見本を突き進む熊本のようなチームがJ2、J3に増えてほしい。一方大木さんほどの型があるサッカーしてる指揮官と、そこに一蓮托生できる気合の入ったフロントを持っているチームは日本にそんなにいない。どこか心を入れ替えて三浦俊也のゾーンプレス虚無4-4-2と心中してほしい。松本山雅とか。
話は逸れましたが、これから日本を背負って立つかもしれない若手を丁寧に育てているし、とりあえずホームで勝ってみんなでカモンロッソしたいね。

大分トリニータ 

11位
シーズン前、サムエルがアキレス腱を断裂。長沢と再契約するなど波乱のスタートとなった。シーズン始まってからずっと野戦病棟状態であるが何がいけないんだろうか。芝?フィジコ?下平さんは座敷童子だった?ちなみに再契約の長沢はずっと試合に出ている気がする。あとすでに2人退場が2試合。そんなに粗い印象もないので、もう上手くいかない時ってうまくいかないんだろうな、、、シーズン中に縁起が良さそうな、夢叶くんを補強し反転攻勢しようとしてるところとかすごく好感が持てるのでいつか夢を叶えてほしい。弓場とか保田とかプレースタイルがとても好きなので湯治とかでケアしつつ、頑張って。

会社を立ち上げたら社訓にしたい名前

鹿児島ユナイテッドFC

18位
今シーズン、千葉がすでに2敗(ルヴァン、リーグ)している大強豪というか千葉絶対殺すマン。あっさり落とす試合は少なくないが、接戦をものにする強さがあり、勝ち点は順調に積み上げている。藤本とか鈴木優磨兄とか隙を探して一撃で仕留めることが出来る選手が多い印象。あとスタジアムの雰囲気も良い。観客の圧があるし、沸くシーンが海外っぽいというか、みんなサッカー知ってる街の沸き方だ…という圧を感じた。水割りは100円だし、スタグルもかなりハイレベル。あんまり話題になっていない気がするけどたこ焼き風さつま揚げがめちゃくちゃうまい。これを書いてて、家族も楽しめるように、サッカーだけの旅行と言われないようにシェラトン鹿児島を2泊予約し、完璧なプランを組み2-4で敗戦を喫した試合を思い出したのでもうお終いにします。男前で好きだった大島監督が更迭されてしまったのが残念です。

全てを出し尽くすな

というわけで後編終了。3チーム昇格、3チーム降格の地獄のリーグも後半戦。皆さん楽しく過ごしていきましょう

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