見出し画像

モラハラに耐えた母の話

こんにちは。
モラハラ夫に悩むママの為の
寄り添い心理カウンセラー
渡辺めぐみです。

私はモラハラに悩む女性の為の
カウンセラーとして活動しています。

今日、母と話をして感じたことを
お伝えしたいと思います。


私の父は現在81才
車いすが必要な介護状態です。
父は私が物心ついた時から
モラハラの父親でした。
家では、すぐに怒鳴るし
いつキレだすか分からないし
母親に怒鳴っている姿を見るのが嫌で嫌で
子どものころは、いつも父親の機嫌を
伺っていました。
一方母親は、怒鳴られても言い返しもせず
ただ、我慢をするTHE昭和の母でした。


子どもの頃は何で言い返さないんだろう・・
と思っていましたが
子どもの見えないところで泣いていたり
夜に、ふらっと外へ出ていくことがあり
不安になった事を覚えています。
きっと、家の中にいるのが辛く
外へ出て泣いていたんだと思います。


父は九州男児で、短気でわがまま。
でも、娘の私には優しかったんですよね。。

だからこそ、そんな父が母に怒鳴ったり
機嫌が悪いと壁を叩いたりするのが嫌で
だんだんと、父の機嫌を
取るようになっていました。

どうしたら父の機嫌が良くなるんだろう・・
母親に怒鳴らないように
私が何か頑張れば喜んでもらえるのかな。
と小学校の時は考えていました。


私は小さい時から走るのが得意だったので
運動だけは自信がありました。
小学校の時は6年間
フットベースというスポーツを続け
運動会では、毎年リレーの選手になり
父と母の喜んだ顔が見たくて頑張りました。


でも、フットベースの試合も
父は一度も見に来たことはありません。
運動会も、いつも母だけでした。


そんな家庭環境の中育ってきた私は
自分も大人になり結婚して⇒モラハラ離婚と
モラハラを受ける側になり
幼少期から
モラハラ環境35年という人生を過ごしました。


そして今
モラハラに悩む女性のカウンセラーとして
活動している状況ですが
今思うと、全て繋がっていたんだな。。
という感じです。


そして、今日実家に行ってきたんです。
先日、父親の誕生日だったので
プレゼントを渡しに行きました。


その時に、母親と父親の話をしたんですね。
父親の性格について。

母は父の事を
『わがままで短気で自分勝手で
人の気持ちが分からない』
と言っていました。
(父は耳が遠いので側で話をしても
全く聞こえていません。。)

私が、冷静にモラハラだからね、、
と言うと
母の両親(私の祖父母)の話をし始めました。
祖父もモラハラで祖母は言い返さずに
ずっと我慢していたと・・。
それを見ていたから、それが当たり前だった。
昔の人はそういう男性が
本当に多かったから・・。


まさに男尊女卑の時代です。


母は家を出たくても
実家には帰れず1人で子ども達を連れて
経済的にも育てる自信がなかった。
と言っていました。


私は、カウンセラーになった今だから冷静に
モラハラの怖さや子どもに影響すること
モラハラから離れられないコントロールや
モラハラの連鎖について話しました。


母は黙って頷いていました。


そして
『モラハラで悩んでいる人にとっては
話を聞いてもらえたり
背中を押してもらえると勇気が出るね。』
と言われました。


きっと、母も誰かに相談したり
話を聞いてもらえる場があったら
人生が変わっていたかもしれません。

母も76才と高齢なので父と離れることは
今さら考えていないと思いますが
少しでも、心が軽くなるように
話を聞いてあげることが
娘として出来ることかなと思っています。


同じように、モラハラで悩んで
誰にも相談出来ない人
どうしたら良いのか分からない人は
勇気を出して話して下さい。


ただ、モラハラに詳しい専門家や
相談窓口ではないと
返って傷口が広くなってしまう事があるので
必ず専門の窓口・カウンセラーに
話して下さいね。


これからの人生
心から笑える人生になりますように・・・。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?