ごまぞう

ロンドン、ニューヨーク、メルボルンでの美容師経験。 現在は東京で美容室経営。 海外で働…

ごまぞう

ロンドン、ニューヨーク、メルボルンでの美容師経験。 現在は東京で美容室経営。 海外で働く事や、世界の美容室に興味あります。

最近の記事

ボロブドゥールの夜明け

世界三代仏教遺跡というものがありまして、誰が決めたかわからないけど、ミャンマーのバガンとカンボジアのアンコールワット、そしてこのインドネシアのボロブドゥールがそれに当たるそうです。 初めの二つは過去に行った事があったので、残りの一つを見に行こうと思いたったのが、2ヶ月前。 ANAマイルのローシーズンに狙いを定めたら、去る2023年5月の後半となりました。 自分の事。 35歳、既婚、娘2人。 ワンオペを引き受け、旦那を海外に解き放ってくれる寛大な神様こと、奥様に感謝。 ボ

    • デリーでホームステイ④ チャイの味

      デリー郊外の、おそらくあまり栄えていない地域の民家にお世話になって3日が過ぎた。 天気は幸い3日間通じて晴れ渡っており、乾いた風に洗濯物が揺られていた。 外に散歩に行くと路地に迷い込んでしまいそうだし、野犬に追いかけられてしまってはかなわないので、もっぱら屋上で本を読んだりチャイを飲んで過ごしていた。 デリーの案内人を務めてくれているラージー。彼が家にいる時は車で市内観光に連れて行ってくれた。 クトゥブミナールという塔や、インド門というインド版凱旋門みたいなところにも

      • デリーでホームステイ③ ラージーの家 

        ラージーの家の玄関では、彼のお母さんが出迎えてくれた。日本語はもちろん英語も話さない彼女は、優しそうな笑顔で、これから泊まらせてくれる部屋に案内してくれた。 部屋の隅に一台のベッドが置いてある、こじんまりとした部屋だった。蛍光灯がチカチカとたまに明滅する事が少し気になったが、それ以外は何も問題はなかった。 白い部屋の壁には蚊が何匹もいたが、気にせず旅の疲れに身を任せて横になった。マラリアの予防注射は打っていなかったので、誰もマラリアを持っていませんように、と祈って眠りについた

        • デリーでホームステイ②

          成田空港で、チェックインカウンターに並んでいる時から、インドに飲み込まれ始めた。 前に並んでいるのは、色鮮やかなサリーに身を包んだ女性達。 後ろには半肩出してる仙人風のおじいさん。 おそらく一帯には既に独特のスパイシーな香りが立ち込めていたに違いない。 無職だった自分が定めた期間は1ヶ月。 デリーを皮切りに、地図上向かって反時計回りに一周して帰ってこようと目論んでいた。 機内では、地球の歩き方を熟読し、大まかなプランを立てた。とにかくお腹を壊さないように。怪しいタクシーに乗

        ボロブドゥールの夜明け

          デリーでホームステイ①

          その国の事を知るには実際に現地の人の暮らしを覗き、できれば寝食を共にさせてもらうのが一番てっとり早いが、知り合いがいないとなかなかハードルが高いもの。 びっくり仰天、私の初めての海外ホームステイ体験は神々と混沌の国インドだった。 巷で言われる、「インドに呼ばれる」を文字通り経験した人はどれくらいいるのだろうか。少なくとも私のインド行きはこのカテゴリーに入っていると思う。 20代前半、日本の野外音楽フェスティバルでアルバイトをした際に、インド人と知りあった。 彼は屋台の

          デリーでホームステイ①

          世界で働くことのすすめ

          世界中で働いてみたい!という夢を叶えるには美容師はトップ10に入るくらいの適した職業な気がします。 世界中で、今この瞬間にも誰かが髪を切っていて、毎秒床に髪が落ち続けているこの状況。 需要は間違いなく存在します。 ビザの取得と現地の言葉の習得は抜き差しならぬ、避けては通れない問題ですが、乱暴な言い方をすると、みんなどうにか上手くやっています。 企業の意向で物事が運ぶ駐在とは違い、全てのプロセスを自分で行い、右も左もわからない異国に、ぽつんと裸一貫降り立つ。 アマゾン川

          世界で働くことのすすめ

          っとに書いてみたい!

          とにかく書いてみたいと思っています。 30数カ国訪れた経験や、複数の国で美容師として働いた経験。 各国に出来た友人の家を訪ね歩いた経験。初めてのホームステイ先であるインドでのこと。 美容師として日本と海外で感じた違い。 美容師として高みを目指していく中で、通過してきた海外生活。家を決め、仕事を決め、生活をしなければならなかったあの時々。お客様とのコミュニケーションの為、必死で叩き込んだ英語。語学学校や美容室で出会った仲間は、かけがえの無い国境を超えた友人になりました。 気

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