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本で旅するVia

週末を控える金曜の夜に、初めて訪れた。店内が見えないので、入るのに若干勇気が要るが、それゆえに、入ってしまえば隠れ家感があり、静寂で落ち着ける。おまけに私が陣取ったのは、イームズのラウンジチェアが置いてある、半個室みたいなところだ。居心地がよくないわけがない。ちなみに2階もなかなか居心地がよさそうだった。

なにせ私は旅行も本も好きなので、ここは前から気になってはいた。本はそれほど多く置かれているわけではないが、いかんせん旅関係の本に限定されているので、充分なラインナップであるとも言える。この日は自分の中ではお試し入店であったこともあり、私は1時間限定で滞在する。

本当は近所のボンベイダックカレーでカレーを食べたかったのだが、この日休業であったため、夕飯も兼ねてこちらでキーマカレーをいただく。ミントチャイ(好きなものを選べる)付きで1,100円というのは、充分にリーズナブルな価格設定だと思う。そこに滞在費400円を含めても1500円。ちょうどボンベイダックカリーでカレーを食べるのと同じくらいの値段だ。次はハヤシライスか何かに挑戦したい。

私はカレーを食べながら世界の絶景写真集を眺め(その中のかなりの場所に行ったことがある自分が恐ろしい。むしろなぜここが載っていないのか、と思ったりする。個人的な好みは、アメリカのセドナだ)、食事が終わると「バガバット・ギーターの世界」という本を読む。本は古書扱いで買えるので、つい買ってしまった。この店の側には、ヨガの大御所、友永ヨーガ学院があるためか、インド関係の本が割と充実していたように思う。

私は箱根本箱及び松本本箱のファンで、また今からは、カーブドッチヴィネスパという、新潟のワイナリーの中にある、温泉兼ブックカフェに行く。つまり限定された場所の中で、滞在中に本を読むという読書スタイルが大好きなのだ。ここもほぼ間違いなくリピートすることになると思う。


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