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あたい、鳩になるわよ

自分は仮面を被る。
いつだってそうだ。本心を知ってほしいけど、やっぱり言いづらくて、他人のことを思うと「やります!」とか「できます!」しか言えなくて、そうして心が辛くなるばかりだ。

でもその仮面は見えないから、他人に気づかれることなんてない、だからいいように使うし、扱われる。とても悲しいものである。

そこで自分は考える。
何か弾けたい。僕だって一丁前の表現者なんだ!
渋谷のスクランブル交差点のど真ん中で下ネタ言いたいし、もっと体全体でこういう明るいこともできる人間なんです!って言いたい。

でも、デジタルタトゥーに配慮して顔出しとかは避けていきたい!

贅沢な悩みに頭を抱えるも、一つの結論に行き着いた。

秋刀魚「マスクを被ろう。」


は?


そうと決まれば早速、マスクを購入です。善は急げ、でも急がば回れ、笑う門には鳩来たる。


いつもの中国製ですね、いつもお世話になっております。


生まれる瞬間です。

本当は半魚人マスクが良かったのですが、流石にこれで街を闊歩しようとすると陰キャ特有のキモさと半魚人特有のキモさが相まってしまうので親に止められました。
(てか、鳩は許されたんか………)


本当に欲しかったので、供養しておきます。

とまぁ、冗談はこのくらいにしておいて早速解説していきましょう。ハロウィンも近いことですし、誰かのためになるかもしれない。

開封しててすごく思ったのが、開ける直前からゴム臭いです。あの風船を口入れた感じ、むせかえるようなゴム臭さに袋を開けるのを躊躇しました………


我慢して開けていきます。

マスクはゴム製で柔らかくしなやかですが、やはりゴム臭いいやゴム臭い。説明書にも風通しの良い場所で置いておけと書いてあって、全くもってその通りだと思いました。

とにかくゴム臭いんです。

アホみたいにゴム臭いですが、
観察してみると、一応嘴の下に視界を確保する穴が空いており、リアリティには欠けますが、安全面には配慮されております。

ゴム臭さには配慮されてないのかと思いつつも、実際に被ってみます。


目が合ったら怖いと言われたので加工しました。

なんかその……残念さゴムの臭いが漂います。

遠くから見たら確かに鳩なのですが、
正面で向き合うとカルト集団かの如く、よくない雰囲気が漂います。トリックor入信、お菓子くれなきゃ入信させるぞと言わんばかりでした。

友達に鳩になって初の自撮りを送ったところ。

友人A「穴から見える目が怖い。」
友人B「価格相応か……」

お褒めの罵詈雑言を頂き、
挙げ句の果てに、
俺、農家になろうと思うんだよねと話を逸らされてしまいました。
うるせえ俺の話を聞け、鼻の穴に茄子を突っ込むぞ。

やはり、価格相応でした。
とてもゴム臭いです。
ですが、中はゆったりサイズで、極端な頭の大きさをした人ではない限り鳩になることはできるでしょう。

本当なら鬼滅の◯みたいに、日輪◯とかいうもの両手に街を闊歩していました。
嘴平秋刀魚ノ介だったんですよ。
(くちばしとはしって同じ漢字なので紛らわしい)
叶わぬ願いでした。

とまぁ、現代には鬼はいませんが、鳩はいます。
顔出しの加工だけだと少し、心配なのでマスクを被って記事の表現の幅を増やしていこうと思います!


それじゃあまた読みに来てくださいね!


鳩になろう

後編だけでも読め!






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