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なぜか嬉しい。

今日は目が覚めた時からハッピーだ。

午前中に昨日夜中まで起きててやりきれなかったコトを片付けた。

(正確に言えば今日の午前3時なのだが……)

苦しい作業のはずなのにどうして苦しくないのだろうか。

何をするにも希望に満ちており、考えがまとまらない。

なんでもできるという「万能感」が僕を支配している。

なんで朝から嬉しいんだろう?

なんでだろう?

なんでだと思う??

じゃあ考えるか。

足りない頭で電車の中、自分はゆっくり思考を巡らせる。

そうか!バイト代が出た!

違う。

そうか!好きな作家が商業エロの作品を描いてた!

違う。

そうか!noteの記事の表現の幅を広げるために鳩のマスクを買った!

違う。

そうか!今日、電車に乗って用事の時間まで大好きな中野を観光する!

違う。

この気持ちはなんだろう。

昔卒業式の頃歌った『春に』の歌詞が今なら手に取るようにわかる気がする。ふとんの中でじっとして妄想していたいような、かと言って電車の中で歓喜の雄叫びを上げたいような。

もどかしさ、嬉しさ、やりきれなさ、悔しさ、全て一つの玉になったようなこの感覚。

知らない人とこの気持ちを共有したいし、家族に今の心情を3時間かけてたっぷりと話し込みたい。

それくらい今の自分は希望に満ちている。

でもなんでだろう?

さてなんでしょう?

くどいやりとりもいい加減にして、この気持ちを明らかにしていこう。

多分自分は「変われた」のだからだと思う。

就職活動を始める前にとある企業のインターンに参加していた。自分はそこで多くのことを学んだ、身につけた、勝ってきた。

自信を身につけて、確かな一歩を踏んでいた。しかし、就職活動が始まり自分ののその自信は打ち砕かられた。

崇拝的な思い込みが、これまでの自分を顧みた焦りが、自分の道を捻じ曲げ、いつしかやりたいことを隠してしまった。

周りの学生に圧倒され、まさに

井の中の蛙大海を知らず」と言ってよかった。

就活が苦しい時に、頼ったエージェントさんのおかげで今、別の企業でインターンをさせてもらっている。

そこのインターンに入って業務している理由が「自分を変えたかった。」

暗くて陰気臭い自分が社会人なってもこのままという現状に嫌気がさしていたからである。

しかし、そこは優秀な学生しかおらず、成果のあげられない日々、フェードアウトする同期。あとから入ってきた学生に抜かれる焦燥感。

正直押しつぶされた。

優しすぎる周り、怖いほど優しい励まし、逃げられない自分。

いつしか自分が就職活動で自慢げに話していた強みさえも忘れて、落ち込み続けた。

でも、それでも自分は見捨ててもらえなかった。

背中を押し続けられて、自分も折れながらも何度でも立ち上がった。

でも、成果を上げることなんて、できなかった。

でもこの久しぶりに会った人に、

「変わったね?明るくなった?」って言ってもらえた。

成果なんてあげられなかったけれど、それでも自分は変われた気がした確かな一歩を踏めていたのだ。

だからこそ、それに実感した時、叫び出したいような嬉しさに駆られていた。

今後もなかなか成果を上げることは難しいだろう。でも、確かな一歩を踏んでいるおかげでこのまま踏みとどまっていられると信じれる。

そんな気づきに嬉しいんだろう。

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