エッセイ:死にたいのに自殺することが出来ないから、周りを不幸にしていくけど、やっぱり許して欲しい。
僕は精神疾患を抱えているので、毎日のように自殺を考えているのですが。結局今も生き続けている理由の一つに、「一人で死ぬのが嫌だから」というのがある気がする。
僕が高層ビル(一流企業の人たちが使ってるやつ)から飛び降りて死んだとして、関係者の人は迷惑するのだろうけど。それ以外の人達からしたら、別に普段と変わらない日常でしかない……ということを想像すると、怖くなってくる。
僕は別に他者に興味は無いのだけど、他人から見た僕が無価値なものとして認識されるのが嫌だった。自分の人生が価値のあるものだったということを認めさせないと気が済まないし、そうならないんなら、周りを全部地獄に巻き込まないと納得出来なかった。
「他人に迷惑掛けるのはやめて一人で死ね!」という人もいるけど、むしろ僕はさっさと死んで楽になりたいのだ。
だけど自殺することができない。なんというか、「死ぬ」のが嫌なんじゃなくて、「一人で死ぬ」のが堪らなく嫌なのだ。
周りが全員同じように不幸ならそこまで文句も無いのだけど。「僕だけが不幸」ということは絶対に耐えられないし、想像するのも怖いから、文章を打っているだけでも手が震えてくる。
精神疾患だからこそ、「平均値以下の人生しか歩めない」ということに耐えられる自信がない。もし、「みんなが同じように不幸になる魔法」があれば躊躇いなく使っているでしょう。それでもやっぱり満たされない気がする。
生きていること自体が苦痛なので、周りを養分にしても何も感じない。周りの人たちの気力やお金を吸い尽くしても、僕は自分が「楽しい」と思えない限り、虚無のままだった。
割と本気でニヒリストになって、飄々と生きていたいけど、そこまでタフにはなれないから。悶々と苦しみながら生き続けるのでしょう。
そんなことを言いつつも、障害年金が振り込まれる。みんなに不幸を肩代わりして貰いながら、他者の税金で生きている。まあ、なんやかんや、寄生しまくって相手から全てを搾り尽くして、老衰するまで生きる気がする。
それ以外の生き方を知らないし、自分の力で生きることも出来ないから。開き直って、これからもヒルみたいに他人の血を啜って生きていくのでしょう。
それでも僕は満たされない。
他人が不幸になっているのを見ても満たされない。
多分、この世界の人間が全部死んでも何も感じなくなってしまうのかもしれない。
完全に脳がぶっ壊れている。
誰か助けて……。
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