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お客様インタビュー(カフェで雑談風)・石井亜矢子さん(モデル・ボタニカル蒸留家) その3

このインタビューは「その3」です。
その1、その2はこちらから⇩

やすこ  バンド活動はいつまでやってたの?
あやこ
 バンドはね。いつまでやってたかな?23、4くらいまでやってたのかな。ニューウェーブとかオルタナティブ系の音が好きで。参加していたのは『電動プリン』『サーファーズオブロマンチカ』。知る人ぞ知るといった感じの、マニアックなバンド。

Dendo pudding のライブ 93年か94年位。サックスとコーラス、ダンスなどを気ままにやってました。パンツは当時傾倒していたゴアトランスのアーティストspace tribeのパンツ。何枚も集めていて今でも着てる人を見かけるので取っとけばよかった笑。(石井・記)

『サーファーズオブロマンチカ』は、西のボアダムズ、東のサーファーズと言われたりする謎の多いバンドで、当時もイギリスのバンドのオープニングアクトを務めたり…今でも人気あります。
『電動プリン』は、ドラムの小杉淳氏がノイズで有名な灰野敬二氏の『不失者』で活躍したり、リーダーの平野氏が、故ダモ鈴木氏と活動したり。バンドのメンバーは今でも活躍してますね。

画像Discogから転載、 Dendo puddingはアルバムが一枚出ています(石井・記)
これは20年後に再結成でライブした時のお写真。みんなかっこいい大人になっていて、なかなかみんなとは会えなくなったけど、大好きだ、と思った夜の。(石井・記)

あやこ だけど私はその当時付き合ってた彼氏がDJで。「バンドなんて」とか言われて。
やすこ なんで? 彼はクラブ系だったの?
あやこ クラブ系だったね。当時人前で踊ってたんだけど、バンドのステージで。でも彼は、そんなんじゃなくてもっとなんかクラブで踊った方がいいとか言ってて。それで影響されて、感化されて、バンドやめて…今思うと、もったいなかったかな。
やすこ そうかも。Nちゃんとか、うちのも、あやちゃんっていうと、なんか踊ってるイメージしかないって言ってたなあ 。あやちゃんは派手な服着て踊ってる…
あやこ (笑)ほんとに踊るのが好きで。楽しかったね。
やすこ 仕事で踊ったりはしないの?
あやこ
 仕事で踊ったりって言うのは、たまに振り付けがあってCMで踊ったりって言うのはあったけど、ダンスの仕事っていうのはないね。
やすこ そっか。でもあの食品会社のCMは活き活きしてたよね。
あやこ
 ありがとね。ほんと好きで良かったなと思って。
やすこ あれまだ流れてるよね。
あやこ
 あれはお陰様でずいぶん流れてて、なんかあのCMを見たっていう人が、誰だろうって私を調べてくれて、インスタグラムフォローしてくれたりだとかしてるんで。ありがたいですね。
やすこ すごい素敵だもん。
あやこ
 ほんとにね、いい仕事を振ってくれた事務所にも感謝だし。
やすこ ずっと流れてると、沢山の他人に見てもらえるね。
あやこ
 またね、あれくらい印象に残るCMに出られるようにね、常にこう、待機しておこうかなって、ね。
やすこ 四姉妹のCMもすごい印象的だったな。
あやこ
 四姉妹、なんだろう? あ、地方のCMの。
やすこ そうそう。
あやこ あれもね、良かったね。ほんとありがとね、見てくれて。
やすこ いつも楽しみにしてるから。
話は変わるけど…。アロマは、いつ頃から?

あやこ アロマを始めたのは、しっかり勉強をはじめたのは2007年からなんだけど…もともと香りで、自然の香りでなんかすることができるらしいって1993、4年くらいかな? オーストラリアによく行ってるお姉さんがいて。ヒッピーみたいな。その人から自然療法の1つとしてアロマのことを教わってて。だからイランイランとか、ラベンダーとか持ってて、嗅いだりとかしてたのね。で、自分でちょっとやってみようって学校に行き出したのは2007年かな。
やすこ それが「アロマテラピーの学校」?
あやこ その前にね、代官山にSBがやってるサンズコートっていう学校があって、最初はそこが祐天寺と近くて。祐天寺じゃないか、あの時住んでたのは…大岡山か。大岡山に住んでたので、近いってことで代官山のスクールに、通ってましたね。あと、自由が丘のグリーンフラスコのワンデイのレッスンとか。
やすこ あったね、グリーンフラスコは私も行ってた。
あやこ あれスタッフの人すっごいみんないい方で。すごい優しくいろいろ教えてくれて。なんてアロマっていいんだろって、それでちょっとハマって。
やすこ 前に一時期不調があって、それでアロマに入ったって話してなかったっけ?
あやこ 順序としてはね、2007年にアドバイザー(※)を取って、それでそのままインストラクター(※)もとろうとしてたんだけど、難しすぎて、私には。一回その代官山の学校をやめちゃったの。
33、4歳に体調不良になって。病院あちこちいってもどこでも悪くないよって言われて、何回検査してもなんでもなくて。それで前にアロマテラピーやって、良かったからもう一回学び直してみようと思って。それで今度は、新井薬師の「アロマテラピーの学校」にもう一回入学し直してって感じで。
やすこ インストラクター難しいよね ☜医療系の取材で知識がある。インストラクター試験対策問題集作成にも関わっていた。
あやこ すっごい難しくて。で、その時は、代官山は講師の先生が一人だけだったんだけど、アロマテラピーの学校は、めちゃくちゃ個性的な先生、個性派揃いの。
やすこ わかるわかる。☜取材に行っているので
あやこ 何人もいるから、もう手を変え品を変えじゃないけど、色んな先生から色んな角度で教わって、もうどんどんもうね。難しいというよりも、とにかく楽しいが優って、容易に学べたね。
やすこ なんか分かるよ、校風がね。
あやこ だから学校に合った…先生との相性とか、学校の相性ってあるんだなって。もしかしたらアロマテラピーの学校が合わなくて、代官山の学校がいいっていう方ももちろんいらっしゃるかもしれないけど。私はもうバッチリ合って。それでこう、セラピストとって、インストラクターとって、他のも興味が出て、どんどんどんどん勉強はまっていったって感じですかね。

2012年〜2016年アロマ修行中のテキストやノートの幾つか。
とにかく楽しくて夢中の4年半でした。(石井・記)

やすこ なるほどね。アロマテラピーの学校ってさ、実物をすぐ見せてくれたりしない? 取材行った時とかも、すごい珍しいオイルとか、すぐ持ってきて下さって、触らせてくれて
あやこ すごいよね。
やすこ なんかね、すごくね、そういう意味で知的好奇心が満たされるというか。
あやこ 満たされる。「あるわよ〜」みたいな感じでね、出てくるよね。
やすこ そうそう。そうだった。
あやこ なんか、ほんとにその教科書通りのことを教えてくれるのもありがたいけど、そうじゃなくて生活の中にどれだけアロマが溶け込んでいるか、先生たちの姿勢というかさ。
やすこ そうそうそう。それがないと生きていけない人があそこにはいっぱいいるんだよね。
あやこ いっぱいいて。ね。もういろいろ工夫しちゃっててさ、自分流みたいなのがあるから。聞いてて面白いし。
やすこ 面白いよね。うん。
あやこ それぞれ入ったきっかけ(アロマに興味を持ったきっかけ)の話とかも面白いし。でまた生徒さんも面白いから、どんどんなんかさ、あ、こういう使い方があるんだとか、ね。
やすこ そうそう、じゃあ私も…って真似したり。
あやこ なんかほんとに型破りな人がいっぱいいて。面白かったね。
やすこ 単に資格取りたいだけじゃなくて、心から、ほんとに必要としている人が集まってる感じだったよね。
あやこ 集まってたね、いい先生。
やすこ じゃそこでそうやって、(日本アロマ)環境協会の資格をとり、他の勉強もし。
あやこ そうね。もうちょっと何かそのトリートメントとか、女性のこと、体の周期と月が、とか。連動しているものを勉強したり。
やすこ リズミカルボディⓇ(※)とか。
あやこ そうそうリズミカルとか。あともうちょっと何かこう、そういうのやってるとスピリチュアル系のことも学ばなきゃと思って。
ちゃんと学んでおかないと、変なこと言ってくる人とかいるわけよ。
やすこ 例えば?
あやこ あなたに黒い影がみえるとかさ。
やすこ はいはいはいはい(笑)。
あやこ よう言うわと思ったけど(笑)。そう言う人との付き合い方とか。自分も知ってればそう言うのに対応できるなって思って。それでサイキックマッサージとか、瞑想とかも習って。
やすこ なるほどそういうきっかけだったのね。
あやこ そういうきっかけもあって。触れていくとさ、何か感じたりとか。自分の感情なのか、相手の感情なのかとかも、わからなくなる時があって。そういうことも学べるしね。

2015年3月サイキックマッサージ修行中の頃。サイキックマッサージのトレーニングは長期間に渡りますが、その間の一週間のお休みを利用してギリシャに行った時(夫のアテネのライブに同行した)ギリシャはラベンダーなどのハーブが普通に売られており生活に根ざしており感激。そこでマスティハという樹脂にも出会いました。この時、日本に持ち帰って来たものの焚く位しか活用法が無く、蒸留すれば精油も採れるのにとモヤモヤもどかしい気持ちになりました。(石井・記)

やすこ 今の話だと、じゃあ、資格とってすぐにクライアントはとってたってこと?
あやこ そうだね。そのね、アロマのやる前に、19歳ぐらいから、モデル始めた頃からお世話になってた鍼灸とカウンセリングの先生がいて。その先生に、鍼灸とカウンセリングの先生に、あの受けてたのがきっかけで、カウンセリングと整体を習って、1回ね、1年で資格を取ってたの。整体の。
やすこ うんうん。
あやこ それで、アロマは一度挫折したけど、整体の方のお客さんをちょっと取ったりもしてたの。
やすこ それっていつの頃?
あやこ それはね、2011年かな。11年、12年にやってて。でもそのあたりで自分の体調も悪くなってきて、アロマになったのかな。ちょっとそこらへんが覚えてないけど。
やすこ じゃそういう下地があったんだね。
あやこ 下地があったね。それで、その人との距離の取り方とか大事だなって。だからサイキックマッサージ習ったのかな。
やすこ なるほどね。じゃサイキックマッサージはまた別のところで?
あやこ たまたまね、アロマテラピーの学校の先生が、ちょうど私が習う1年前にそれを習われていて。それでアロマテラピーの学校にサイキックマッサージの先生が来ることになって、私もトレーニングが受けられて。だからほんとにタイミングよく、そのまま学校で学べたの。
やすこ いい流れ。
あやこ ほんとにね。やりたいって思うと、世界が回っていく。さっきね、寧子ちゃんがなんか言ってたみたいに。
やすこ 意志ある所に道あり?
あやこ とかもあるしね。ほんと不思議だね。

初めての自宅サロン 東京の仙川にありました。資格取得までは、寧子ちゃんにお越しいただき、カルテ審査の為に何度もモデルになっていただきました。寧子ちゃんは自然療法等の知識が豊富で大変助かりました。(石井・記)
カウンセリングルーム

やすこ そうだね。今もアロマの勉強してるの?
あやこ 今はね、たまに単発で習いに行ったりとか。あとは蒸留のクラスに行ったりとか。最近は蒸留の講座に行くことが多いかな。
やすこ そうなんだ。そこもすごい聞きたくて。わたしもほらアロマセラピーの取材いっぱいしてたけど、蒸留まで行く人ってそんないらっしゃらなくて。精油って買うものだったりとか。まあ当然ブレンドは自分でするし、ブランドにこだわるとかはあるけど。
あやこ ああ、はいはいはいはい。
やすこ 自分で蒸留しようまでって、なかなか…。
あやこ そうだね。
やすこ どうしてそっちまで行ったの?
あやこ それこそその最初に代官山の学校に行った時の、最初のクラスで、先生が、ローズマリーの蒸留をしながら、講座をしてくださってね。コバヤシユリコ先生っていうね。
やすこ それSBの?
あやこ SBの。
やすこ 珍しいね。良い体験だね。
あやこ ねー。ってその時、ほんとにローズマリーからちょっとしか取れなくて、ほんとに感動して。この機械は6、7万しますって。あーじゃあ、買えないかって思ったけど、あの時の感動がもう今でも忘れられないけど。それで、あ、こうやってできるんだ。そこらに咲いてる植物からこの小瓶が…
やすこ ほんとに生の植物から、これになるんだっていう。
あやこ それで、あ、これはいつかやってみたいっていうふうには思ってて。でも高いし、無理だろうって思ってたね。
やすこ じゃ、ある意味、アロマとの出会いと、蒸留が直に繋がってたんだ。
あやこ そうだね。学校に行きはじめたタイミングで出会ってた。
やすこ すごい。それでそこから多少時間はかかったけど勉強して、資格とって。
あやこ とったね。で、いつだっけ2016、7年かな。7年に蒸留器を買った、初めて。
やすこ 多分ね、私達がね、店(そば・料理「ありまさ」)を開いたあとだと思う。あやちゃんが蒸留蒸留言いはじめたのが(笑)。
あやこ そっか。多分17年4月とかかな。初めてちっちゃい蒸留機を買って。それからちょこちょこ始めて。
やすこ そうなのか。
あやこ そうそう、時期とかすぐ忘れちゃうけど、多分そう。
やすこ 蒸留って結構大量にいるじゃない、材料。
あやこ あ、うんうん。
やすこ 2020年くらいだっけ、私があやちゃんの蒸留ワークショップに行ったときは大量のネロリ使ってたけど、はじめは身近なのからやり始めたの?
あやこ 初めはね。なんだったっけ?一番最初何やったっけ。ラベンダーとかかな。それこそドライのラベンダーを、あのちょっとでこれくらい、最初はほんとちっちゃいカプセル蒸留機っていうね。
やすこ カプセル蒸留機はわかるよ。
あやこ あれから始めたんで、そんなにね、あれは材料が少なくて済みますっていうのも魅力で、そこから入って。最初はドライのラベンダー、やったかな。あとローズマリー。
そのうちみかんの花の蒸留をしたいなって思って。したらちょうどその(アロマテラピーの学校の)クラスメイトのお姉ちゃんが伊勢にいて、お友達のお友達がみかん農家さんだからってお花を送ってくれて。
やすこ お友達のお友達…みんな優しいね。
あやこ そうなの! それでみかんを蒸留、花を蒸留したのね。それがめっちゃいい香りで。そこからかな。それでその方と、直接連絡させてもらえるようになって、それでみかんを送ってもらったりとか。今でも。
やすこ へえ。それが今に繋がって。
あやこ 今に繋がってる。ありがたいね。やっぱ人との繋がりですわ。
やすこ ほんとそうだね。いちごにしてもそうだけど、蒸留って結構思いがけないのができるよね。
あやこ ほんとにね、いちごは、たまたま知り合った方が、できない?って言ってくれて。それで依頼を受けて始めたら、ああ、面白いってなって、それでできるようになったんだけど。やっぱり人きっかけっていうのが多い。こういうのできますか? とかね。
やすこ これからやりたい植物とかあるんですか?
あやこ 今度は南国系とかのをやってみたくて。
やすこ ああ、じゃあ台湾!
あやこ うん。行ってみたくて。あとイランイランとか、バニラとか。何かちょっとエキゾチックなパチュリとか。やったことのない香りがやってみたいですね。ぶどうだとか。
やすこ 果物いいね。珍しい。
あやこ 果物になると精油ってなると難しいのかもしれないんだけど。また違う特殊な方法で、その精油的なものを作るってこともできるので。あとは蒸留水だよね。
やすこ フローラルウォーター。
あやこ りんごとかみかん、パイナップル。そういうフルーツの蒸留水もできるかもしれないね。
やすこ ちなみに製品化するのはやっぱり難しいの?
あやこ 製品化。売っていいよって結構前から言われてて。で、ネットショップも開設したんだけど、なかなかね、できなくて。結構やってる方は多いみたいなんだけど。
やすこ そうだね。あの、結構難しいよね。
あやこ
 お友達でもね、アロマの売ってる方とかいるけど。ラベルとか、容器とか、ちゃんとしたいなと思ってて。ね。なんとかしようかなと思ってるんだけど。でもなんか、今、話が来て。植木屋さん?やってる会社の方から、植木を切って、その捨てる部分を、なんとかしたいって。今もアクセサリーにしたり、染色したりっていう活動をされてるんだけど、蒸留してみたらって。捨てる木とか花を無駄にしないでね。
やすこ あるよね、伐採してたまっちゃってるのとかね。
あやこ
 なのでその方たちが主導で、私の蒸留水をコラボで販売するっていう話が出てて。ちょうど昨日の打ち合わせで、その話もあって。
やすこ へえ。すごい流れ。決まったら教えてね、また。
あやこ
 是非是非。ご紹介させてください、その時には。

(つづく)

と、このインタビューの時点では形になっていませんでしたが、石井亜矢子さんのネットショップが出来ました。⇩

【Fragral〜フレグラル】

ハンドメイド・クリエイター作品のマーケットプレイス Creema
https://www.creema.jp/c/fragral/item/onsale

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こちらがボタニカルスプレー
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石井さんからのメッセージ
■小さいけど本格的な小型蒸留器、『ピッコリーノ』が私から購入出来ることになりました。お気軽にご連絡下さい。
Fragral.info@gmail.com

■毎月経堂のカフェでワークショップしてます。ワークショップの情報はSnsにて発信してます
https://www.instagram.com/ayakoishii_aromamodel_fragral

https://x.com/ayakkko?s=21&t=SIrQ9jVQ3U6W9r1vyM174A

■アロママッサージは、さいたま新都心と自由が丘にて行っています。

(※)石井さんの資格
■公益社団法人 日本アロマ環境協会
認定 アロマセラピスト
認定 アロマテラピーインストラクター
認定 ナチュラルビューティースタイリスト
■マザーズオフィス認定
リズミカルボディ®️セラピスト
■サイキックマッサージ セッションギバー
■和桜工房 蒸留マイスターpro




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