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【真夏の水羊羹】


夏になるとつるんとしていて、見た目にも涼しい透明なおやつが作りたくなる。
コーヒーゼリーや黒蜜のミルクプリンが定番だけど、よりさっぱりとしたものが食べたくて初回は水羊羹に。
寒天なのですぐに固まるし、透明感のあるほの暗い小豆色が見ているだけで涼しい気分にしてくれる。
ほろほろと口の中で溶けていくのも儚くて大好き。

あんこで思い出すのが祖父のお話。
おはぎが大好きな祖父は祖母の手作りしたものを いつも嬉しそうに食べていたらしい。それを見ていた父は逆に食べれなくなったと言っていたけど。
わたしは子供の頃、あんこは全然好きじゃなく断然洋菓子派だった。
10代になると普通に食べるようになり、20代で美味しい好きと思うように変わっていった。
これからも色々な場面であんこにはお世話になると思うし、祖母のように上手にあんこの炊けるおばあちゃんになりたい。

理想のレシピにたどり着くまでにこれからもアップデートが必要なのがおやつの奥深さ。
何回も作っていちばんしっくりくる作り方を見つけてそのレシピを大切にしていきたい。
そんなお家おやつとの関係を綴っていきます。

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