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ペアーズで出会った男性たちその2

前回からの続き。


アポの頻度

基本的には土日祝を使って1週間に2~3件程度でまわしていた。
このころ、コロナ蔓延防止のために飲食店の酒類販売自粛要請等が出ていて平日夜に仕事が終わった後にアポを入れるのは難しかった。そこで平日は基本的にメッセージの返信や新規いいね獲得運動(詳細は別記事)に努め、その週末に会う人を決めていた。

ペアーズで出会った男性陣

36歳 日本人 大手自動車メーカー

夜に都内某所屋上BBQをした。屋外で換気ばっちり。

ちなみにSNSの婚活アカウントを見ていると、初回アポでどこに行くか、サイゼリヤはないとか割り勘はダメとか高級ホテルのラウンジが良いとかいろいろ意見があって面白い。私は、お店選びもその人のセンスと意欲が出る良い指標だと思っているので、基本的には誘った側の人に提案してもらいたい。その中で、BBQはなかなかいいチョイスだなと個人的には思った(感じ方に個人差はあると思います。)

お仕事は某自動車メーカー。ヨーロッパ某国の海外赴任から帰国したばかりということで、海外つながりで話が合いそうだと期待していた。
肉を焼きつつの当たり障りのない会話から、だんだんと結婚願望が意外と強いことが分かってきた。ではなぜ結婚したいのか?

「海外赴任中に先輩の家に遊びに行くことがあったんだけど、奥さんがいていいなーと思ったんだよね~」
「やっぱり海外って食事が難しいじゃない?日本食とか手に入らないし。奥さんが食事を用意してくれてたりしてうらやましかったんだよね。」

…お、おう。まあ海外生活での食事問題は大きいよね。欧州だと余計に。
で、私の最後の赴任地は東南アジア某国で、彼も出張でバンコクにはよく行っていたということからバンコクの話に。

「出張行くと、アテンドでついてくれる駐在の人が気を利かせてゴーゴーバーとか連れて行ってくれるんだよね。知ってる?(知ってる)」
「東南アジア勤務になると、まあ行きたくなくても絶対付き合いで行くことになるんだけど、そういうのに理解ある奥さんが良いよね!」

…言わんとする事はわからないではないが、風俗通いを初めから当然のように話されても困る。雑にまとめると、ソーセージとパンでで冷えた夕食を取るのが普通の国でも毎日ホカホカご飯を用意してくれて風俗通いも仕事のうちと思ってくれる配偶者が欲しいんだね。
ちなみにゴーゴーバーというのはタイによくあるナイトクラブで、セクシーなお姉さんが踊っているのを見て酒を飲むだけでなく最後に「お持ち帰り」ができる性風俗店のこと。周辺地域では”カラオケ”も同じ業態。

学歴も職業も見た目も申し分ないのだけど、この旧態依然とした日本人男性にはついていけないと思った。JTCに長くいるとこうなってしまうのだろうか。帰り際に「お土産がある!」と言われてチョコレートをもらった。ありがたい気遣いだと思うのだけど、「高いんだよ!」と念を押されてもらったのがこれ。

そっか…。高いね…。当時の値段だと600円くらいだったけど。
リンツにとどめを刺されてブロックした。当然、リンツに罪はない。空港でたまに買うけど、おいしいよね。

33歳 インド人 SE

汐留のアメリカンなカフェでランチ。
日本に来て10年以上経っているらしく、日本語が流暢。英語でも会話できるところも良いポイントだと思ったし、話の内容からも頭がよさそう。日本に住み続けてもいいけれど、今後また別の国で働くことも考えているという点もナイスだと思った。振る舞いもナチュラルにレディファースト。

ただ、もう、ヤリたい感が出すぎ笑 ランチですよお兄さん。
前の彼女はタイ人で、次はどうしても日本人と付き合いたいと言う。
なぜか。

日本にいる間に日本のAVを観ていたのでどうしても日本人の彼女とアレコレしたくなったらしい。

会話内容は面白いのでその後もLINEでやり取りはつづけたのだけど、突然、MかSかと聞いてくるし、突然夜に電話をかけてくるし、ヤリたい感が出すぎていたので残念ながらフェードアウト。

41歳 日本人 建築士

日本橋の某ホテルでコースのランチ。
前菜やメインを選べるコースだったのだけど、偶然にもすべて同じものをチョイス。食べ物の好みが合うって嬉しい。

私は自分ももともと士業なので、専門職の話はやはり面白い。都市設計の話や、仕事の受注の仕方、業界のしがらみ、話は面白かった。

顔も好みだし何も問題がないように思えるのだけど、一点。匂いが気になった。決して臭いわけではない。ただ、その人の匂いがすることをどうしても意識してしまうというか。その後何度かメッセージのやり取りをしたけど、気が付いたら二度目はなくフェードアウトしていた。

29歳 日本人 外資コンサル

都内メキシコ料理店でランチ。
冒頭に書いた通り、初回アポのお店候補は相手の人となりを見る上での指標にしている。ホテルランチもいいけれど、こじんまりした名店とか普段あまり行かない料理とかだとグッとくる。今回はこの”グッとくる”パターンだった。メキシコ料理以外にもいくつか外国料理の店を挙げてくれていて、どれもセンスが良かった。

あまりしゃべるタイプではないけれど、一言一言が面白い。
ランチの後に街を散策して、普通に”デート”になった。
ただ、29歳だし年齢が離れすぎているし、次はないだろうなと思っていた。
が、意外にもこの後何度も会うことになる。

45歳 日本人 アーティスト兼実業家

ホテルでアフタヌーンティ。
ここまでで記事に書いていない人も入れて、一番”アーティスト感”の出ている人だった。自由人。他拠点生活をしていて東京には月に何度か泊まる程度。話はすごくおもしろかったし、地方でいろいろと活動も仕掛けているようで刺激も受けた。けど、生活サイクルを考えても、生き方を考えても、一緒に生活をするパートナーではないかもしれない。

本も出してた。面白かった。


思ったよりも豊作

お気づきかと思うが、意外と年下の方との出会いがあった。私はもともと年上好きで20代のころは一回り上のオジサンと喜んで付き合っていたので、男=年下好きと思っていたがそうでもないらしい。
時代は変わったのかもしれない。

最後のアーティストの感想にある通り、最初は遊ぶ友達を探していただけだけのはずなのに、いつの間にか安定した関係を築ける人を探している自分に気が付いた。いつの間にか、この人と結婚は難しいかもなあなどと考えているから人間って不思議。かといって、相手から結婚や子どもの話をぐいぐいとされると引いてしまうので、出会いって本当に難しい。ただ、こうやって人に会い続けることで自分の求めている事が明確になっていくので、やっぱり行動あるのみ。

次回は「出会わなかった男性たち」を紹介するか、その前にペアーズでのプロフィールの作り方を書くかを考え中。

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