見出し画像

アラフィフが本気のダイエットを成功させた話

はじまりのきっかけ
「ぽっちゃりというよりデブの域に入ってきている」
40代中盤のころ連れ合いから突然言われた。

は?
いやいや、まだぽっちゃりの域のはず!
グレーゾーンだろ?(←自分に甘い)

とは言えど、健康面も心配なお年頃だし、連れ合いが会費を出してくれると言うので、自宅から一番近いスポーツジムに通うことにした。

ご存知だろうか。日中のジムって高齢の方がほとんど。なんだったら自分が一番若いくらい。同年代のジム友を作ってキャッキャする理想は早くも崩れた。
ただ、ジムのお姉さま方から「若いから何でもできるわね~」と言われると本当に若いような気がしてきて、モチベーションは上がったのでそれはそれで悪くなかった。

食事制限と筋肉痛
私が通ったジムはパーソナルトレーニングを格安でやっていたのでお願いすることにした。
カウンセリング時に自己申告した体重が、実際の体重よりも3㎏少なかったのはワザとではない。最後に計った体重を言っただけなので。(だいぶ前の体重)
始める前にIn Bodyという体組成計で計ると驚きの体脂肪率が!
なんと40%越え。
自分の体、40%脂!これはやばいだろ!
ぽっちゃり域でいけると思い込んでた自分を殴りたい!

トレーナーに週2回の筋トレを見てもらい有酸素運動のメニューをつくってもらった。毎回、体重をちっさな声で報告していたのだが、1か月もすると恥ずかしくなく体重を言えるようになった。もちろんちょっとしか減っていない。トレーナーと信頼関係が築けたと思った。

そのころ主流だったと思うのだが、糖質制限も指示されていた。
お米大好きな私にとって米抜きの食事はとても辛く、しかも体重は全然落ちない。はじめの1週間でスルッと1kgくらい減るのだが、その後2週間はびくともしない。
糖質制限のイメージに違わず、鶏むね肉とブロッコリーがメイン食材となり、そして飽きる。家族の食事は普通食を作っていたので、それはそれは苦行だった。

運動をほぼしてこなかった人生だったので、筋トレ後2、3日は激しい筋肉痛になった。特にスクワットはきつくて、たったの10回しかしていないのに大腿四頭筋とハムストリングスの筋肉痛がもれなく付いてくる。階段の下りは手すりなしで降りられないほどの痛みだった。


「私、コンテストに出る!」
半年経ったころ、体つきがシュッとしてきたのが自分でもわかるようになってきた。
そうなれば面白くなってきて、ウエアをおしゃれなものに買い替え、筋トレももっと真面目取り組むようになった。

そんな中、単純な私は欲を出し、コンテストに出ることを仮目標に設定した。
仮としたのは金銭的な不安や、露出の高い姿を披露する覚悟が足りなかったからだ。

自分軸のビフォアフの振り幅はだいぶ大きく、自己肯定感は爆上がりしていた。40歳半ばで過去イチのスタイルになってきていたのだ。
自宅の姿見の前でパンブラ一丁(ニ丁?)でポーズを真似してみたりと、頭の中はステージでスポットライトが当たっている気持ちでいて、まぁ今考えるとかなり痛々しい。


1年経って
ダイエットを始めて1年ほどで、体重を17kg落とした。
体脂肪率22%、筋肉量115%。かなりスリムになった。(自分比です)
服のサイズはLからXSになり、下着から上着まで全て買いなおし。
連れ合いには痩せすぎと言われるし、久しぶりにあう友人にはかなり驚かれ病気の心配までさせてしまった。

だが上腕二頭筋を鍛えすぎたのか、モリっとした筋肉が目立ち、逆に太い。
あと、腹回りの皮がもたついていてキュッとしていない。(あるある)
これでコンテストにでるのは恥ずかしい。

結局お腹の皮のだぶつきが気になり過ぎて、人前にこのような腹をお見せ出来ないと判断し、コンテスト出場を目標にするのはまた今度にした。


月日は流れ
ジムに行かなくなって1年経った。
体型はやや戻ってしまった。

体重も増えたが、それよりも肉の質感がだいぶ柔らかい。もっとこちっとしていたのに…
さよなら、私の筋肉…

アラフィフになって好きなものも食べたいし、見た目筋肉を育てなくてもいい。
なのに、お腹一杯の感覚に少し罪悪感を覚えるのはダイエットの後遺症か。


とは言え、最近はちょっと気を抜きすぎて、ぽっちゃり域に片足突っ込み始めている。
そろそろ連れ合いからの厳しい一言が出るかもとハラハラして生活している今日この頃だ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?