ブレーキから煙りが・・・ ~撮影旅行よもやま話集~
馴染みのカメラ店が開催した『とある渓谷での撮影会』での出来事!
何処からか安く借りてきたらしいとても古いマイクロバスで、撮影会の目的地に向けて国道1号線を快走?中、何だか焦げ臭いニオイがマイクロバスの車内に入って来るではありませんか。
「何か焦げ臭い変なニオイがしないか?」と一人が言うと、マイクロバスに乗る他の参加者も同様に焦げ臭いニオイを感じ始めました。
「お~い運転手、焦げ臭い変なニオイがするぞー! マイクロバスを止めろ止めろ!」とAさんが叫び、マイクロバスが路肩に止まりました。
マイクロバスを降りてみると、左フロントタイヤのブレーキ辺りから煙りが出ているではありませんか。
ブレーキが故障してブレーキがかかったままの状態になっているようで、摩擦熱での煙とともに、焦げ臭いニオイが出ています。
結局、その場での修理は不可能らしく、マイクロバスは乗り捨てるか、何処かに預けるしかないらしい。
「昨日整備したばかりだと言っていたのにな~。どうしようか?・・・」と周りを見渡します。
「遠くに車屋の看板が見える。近くにレンタカー屋があるかもしれない。ちょっと行って聞いてくる。」と言って、Bさんが歩き始めました。
まだ、このころは携帯電話が普及して無かった時代です。
そのため、他にもあと一台のマイクロバスを含めて何台かが、渓谷を同じように目指して走っていたのですが、うまく連絡がとれずに困りましたね。
しかしこのときは、本当に運が良かった。
Bさんが目指した車屋さんは、レンタカー屋も併設していたらしく、全員が乗れるだけのレンタカーが、無事に確保出来てしまったのです。
余分にかかった費用は全てカメラ店が負担してくれましたが、スケジュールは狂い大幅に遅れての、てんやわんや。
運の悪い人は撮影会が終わったあとも、レンタカーの返却、壊れた古いマイクロバスの回収修理手配など・・・大変な目に遭ったそうです。
ちなみに、馴染みのカメラ店の行事では、二度と安い古いマイクロバスは借りなくなりました。
故障の心配がない、新しいマイクロバスを借りたほうがいいですものね。
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それからしばらく経った後、いつの間にか馴染みのカメラ店は撮影会などの行事を開催することも無くなってしまいました。
運良くなのか?写真仲間のF1さんが、マイクロバスも運転できる大型免許を持っていたのですよ。
それ以降、20名程の多人数で写真撮影旅行をするときには、私とF1さんがマイクロバスを借りて来て、F1さんに運転もしてもらうのが常となりました。
この話のトラブル撮影会、探したが渓谷の写真が1枚もデジタル化してなかったので、F1さんの運転で撮影旅行に行った時に写した『ひまわり畑と夏の富士山』を2枚添付しておきます。
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