(78) 酔っ払いながら

こんばんは.今日もお疲れさまでした.
睡眠の質を削って,今日はワインを飲んでいます.
酔っ払っています.
1000円のワインです.悪酔いはしないと思っています.

セッションで号泣しました.
ぼくは
心理士さんと
ずっとセッションを重ねてきました.
心理士さんのエッセンスを
たくさん注いでもらったぼく
そのエッセンスを
今度はぼくが
子供たちに注ぐ番です.

でも
子供たちは
「〜しなくちゃ怒られる」
「〜したらあやまらなきゃいけない」
そんな価値観でがんじがらめなんです
確かに
その子たちの認知の特性があるかもしれません
確かに
行動としては,それが正しいのかもしれません
でも
「先生,ぼくも連帯責任ですか?」
そんなことを聞いてくる子供に
ぼくは何が言えるんですか
「去年の先生は全部連帯責任でした」
そういう子供の目を
悲しい目を
ぼくはどうやって見ればいいのですか

ぼくは指導者ではありません
ぼくは指導できません
ただ
ただ
子供がしたいことに
一緒に寄り添って,伴奏者であり続けたいのです

寄り添うことは教育ですか
って言われたこともあります
それは迎合ではないですか
って言われたこともあります

だからぼくは指導者ではありません

そんな話をすればするほど
心理士さんの前で涙が溢れてきました

周りの先生に
理解者はいません
ぼくは異端児です

体育を好きになってくれたらいいな
って言ったぼくに
違う.体育を好きにさせるんだよ
って言った上司

好きになるかどうかは子供の話だと思ったぼく
言えないぼくはまだ言えないぼくです

調理実習で作ったゆで卵を食べなかった子供
ぼくのクラスの子供
その話になったとき
「食べさせないと」
って言った先生に
ぼくはなんて言えばいいんですか
心理士さんに泣きじゃくるぼくに
「無理矢理食べさせてトラウマになった子供がいたとしたら,我々は責任がとれるでしょうか」
っていうこともできたらいいですねって
心理士さんは慰めてくださいました.

ぼくはいつか
そういうことができるようになりたい
言えるようになりたい

ぼくはやっぱり指導者じゃない

でもぼくは
学校で
ぼくらしくありたい
子供が一つでも
笑顔になるなら

理想かもしれない
夢かもしれない
そんな淡い期待を
信じる人になりたい

「あなたのこと,目の前の子供が一番,わかっていますよ.目の前の子供があなたを一番,見ていますよ」