ゲームの良さってなに?を考えて書く宿題が出た【海外の小学校から】
こんにちは、finditsです。
子どもが叱られる理由No.1!?
ゲームと聞いてどんなイメージを持ちますか?
「勉強の邪魔になるもの」
「家の中にこもりっぱなしで不健康」
「目に悪い」
「中毒性がある」
こんな感じでしょうか?
子どもがゲームに没頭することに対して、大喜びする親はあまりいないですよね。それはどの国でも同じようで、息子の通う学校のママ友たちも口を揃えて「ゲームばっかりやって困っちゃう」と眉をひそめています。
でも、今の子どもにとってゲームはひとつの社交ツール。
特に日本のように子供だけで公園で遊んだりできない外国では、オンラインゲームこそが放課後の友達とのコミュニケーションであり、親にもそれはわかるので「致し方なし」と黙認しているという感じです。
小学生が考えたフォートナイトの良い点
そんななか、息子がちょっと気の利いた課題をもらってきたので、ご紹介します。
いずれもも子どもたちに大人気のゲームです。
マインクラフトは親から見ても「アリ」な要素が強いゲームですが、フォートナイトはどうでしょうか?
「死ね!」
「殺せ」
「クソ!」
など罵詈雑言を叫びながらコントローラーを叩く姿を見て、「いい影響がありそう」とはなかなか思えないもの。
対して息子の回答はこちらです。
・空間認識能力がつく
・相手の心理を読んで行動しなければならないから、人の考えを想像する力がつく
・チームワークで戦うので、協調性が身に付く
・常に相手の動きを意識してなければならなかったり、ゲーム内の環境の変化を察知する必要があるので、集中力がつく
・自分の武器を戦いやすいように並べることで効率的に戦えるので、整理整頓ができるようになる
本当に全部そうならどんどんやりなさい!
と言いたくなるような、説得力。まるでフォートナイトの弁護士のような弁明ぶりです。
注:今のところ息子には整理整頓能力への影響は皆無です
ロブロックスをやると英語ができるようになる!?
つづいてロブロックス。日本ではあまりやってる子は多くありませんでしたが、海外インターの子にはとてもメジャー。
オンラインゲームのプラットフォームで、さまざまなタイプのゲームや遊び場があり、いろんな楽しみ方ができるのが特徴です。
ロブロックスがもたらす「いい影響」。息子の回答はこんな感じです。
・チャット機能があるので、オンラインで会話ができる。仲間と協力して戦ったり、遊び場では友達になったりするうちに、コミュニケーション能力が鍛えられる。
・アメリカで生まれたゲームで、今もアメリカ人や英語を使う10代くらいの若者が多いので、ゲームを進めていくうちに「英語ができたらもっと楽しいのに」と思うようになるから、英語を頑張るようになる。
・ロブロックスの外では繋がれないようになっているので、変な人と繋がる心配がない。
ふむふむ。悪くなさそうですね。
「英語を頑張るようになる」のくだりには、「めちゃくちゃいいゲームじゃん!」と唸りそうになりました。
また、オンラインでの危険な出会いについての予防についての意識が高いこともわかって、母としては一安心といったところです。
この課題、当たり前ですが、息子は嬉々として取り組んでおりました。
やはり、自分が好きなものや関心があるものには、頭も周り、饒舌になるようで説得力のある内容となりました。
いつも怒られるネタにしかならないゲームを題材にして、子ども自らが考えさらに文章化するこの課題。
頭ごなしに否定するより、このワークを通して、ゲームとの適切な関係性を考える機会になったようです。