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【お金の絵本#11】ペレのあたらしいふく

 お金について子どもに教えたいけれど、時間もないし、どうやって教えれば良いか分からない、という方でも家庭ですぐにできる「絵本の読み聞かせ」。お金に関連する絵本を順次紹介していきます。
 今回のテーマは「ものを かうまえに」です。

ご紹介する絵本はこちら
「ペレのあたらしいふく」
著,イラスト:エルサ・ベスコフ
翻訳:おのでら ゆりこ
出版社:福音館書店


 羊飼いの少年ペレは上着が小さくなり、新しい洋服が必要に。お金を持ってお店に行くのでしょうか?いいえ、ペレは子羊の毛を刈り取り、おばあちゃんのところへ持っていきます。その後もたくさんの人の手を借りて羊毛は素敵な洋服へと仕立てられていき、ペレは都度代わりにお手伝いをしました。現代はモノが溢れ、お金を出せばすぐに手に入りますが、一つのモノの裏側には多くの労働があり、価値となっていること、モノの大切さを教えてくれる絵本です。

■読みながら子どもと話そう

 より理解を深めるため、こんな質問はいかがでしょうか。
・この絵本にお金は出てこなかったけれど、どうやってペレは新しい洋服を手に入れたのかな?
・羊の毛から洋服ができるまで、どんな工程だったか振り返ってみよう


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過去に紹介したお金を学べる絵本についてはこちらからまとめて見れます。

(文:籏野(磯部)萌子)

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