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【エッセイ#17】子どもがお手伝いしたらお小遣い、は正解?

 「部屋のお掃除するから、お小遣いちょうだい」そんな提案をした7歳の娘。そのあとの言葉はなんだったと思いますか?

 「あ、でもいつもママがお掃除してるから、普段は私がママにお金をあげなきゃいけないことになっちゃうね。やっぱり今のはやめた!」 私がイヤイヤ家事をやっている姿を見ているからか分かりませんが(笑)、そんな発想をすぐにしたのは驚きでした。

◾️主に5タイプお小遣いのあげ方

 子どものお小遣いのあげ方、とても難しいですよね。外部のアンケートをみていると、だいたいお小遣いのあげ方はこのような種類があるようです。

①毎月定額をあげる

多くの方がこちらなのではないでしょうか。そして年功序列制で毎年少しずつあがるような…。自分で管理できるようになる金額が増やしていく、という狙いがあるようです。ちなみに我が家はお年玉を年初にあげて、1年間やりくりしてもらう方法にしてます。

②成果報酬型にあげる

家事のお手伝い、勉強などがんばった場合に点数化して、それに応じたお小遣いをあげるパターンです。以前、お話を伺った次の方々も実践されています。

③必要な時にあげる

遠足や旅行などイベントがあるときに持たせる方法です。お小遣いでは足りないような金額を使うときに、まとまった額を持たせるようです。

④お金をあげずに買ってあげる

小学校高学年になるとそうはいかないかもしれませんが、未就学や低学年の子はこのパターンが多めかもしれません。「何個まで」とか「何円まで」と予算を提示してあげる方法や、下記のように毎日やるべきことをやることで買ってあげる方法もあります。

海外ではこれらに加えて、こんなのも。

⑤自らが稼ぐ

海外アニメやドラマを見ていると出てくるレモネードスタンドやクッキーの販売。子どもたちが材料を仕入れて、家族以外の人に売る、というものです。

若き日の偉人もこんなことをしていました。

◾️子どもの性格に合うのは誰なのか、試行錯誤も必要

 様々なお小遣いのあげ方。これが一番良い!というものはありません。併用することもあるし、子どもの性格によって合うものもあるし。親の性格によってうまく続かなかったものも、「お手伝いでお小遣いあげるならママももらいたい」と思う親の価値観も関係してきます。でも、大事なのは一方的に決めるのではなく、夫婦や親子で話し合って、これで良いのかどうか考えてみることではないでしょうか。

 学校の勉強は答えがあるものばかり。でも日常生活は答えのない問題の方が多いです。何を買うのが良いのか? どうやったらもっと売れるのか? そんな答えのない問題を解く練習も、金融教育と言えると考えています。

 フィナンシェの会では、お家の中でもお金がどこから来て、どこに行くのかを教えるためのアイディアを紹介しています。下記リンクからぜひご覧ください♪



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