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【FNCTを知る④】FNCTを持つ

2023年2月にフィナンシェがIEOしたFNCT(フィナンシェトークン)について、短く簡単な表現でまとめる記事シリーズの第4弾です。こちらの記事では"FNCTを持つ"方法について、ご説明します。

「FNCTを持つ」とは「ユーザー自身が保有する」という意味ですが、その持ち方には大きく3種類あります。それは、

  1. 自分が管理する暗号資産ウォレットでFNCTを保有する

  2. 取引所が管理する暗号資産ウォレットでFNCTを保有する

  3. 所有権を維持したままロックする

です。上の3つは全て、ユーザー自身がFNCTを保有している状態ですが、その「取り扱い」や「できること」が異なるので、少し詳しく説明します。



1. 自分が管理する暗号資産ウォレットでFNCTを保有する

暗号資産を保有するには、暗号資産ウォレットが必要です。そして、この暗号資産ウォレットは"秘密鍵"によって、中の資産を保護しています。
この"秘密鍵"を説明すると、途端に難しくなるので割愛しますが、多くの場合、秘密鍵はニーモニックコードやシークレットリカバリーフレーズ、プライベートキーという名前で表示されます。
ニーモニックコードは12~24個の英単語で構成されることが多く、プライベートキーはランダムな文字列で表現されます。

「自分が管理する」とはこの「"秘密鍵"を自分で守る」という状態を指します。少し専門的な言葉だと"セルフカストディ"と呼称されます。

コインチェックやBinance、bitflyerなどの暗号資産取引所でユーザーが使用する暗号資産ウォレットは、この秘密鍵を取引所が管理しています。なので、この暗号資産ウォレットはユーザー自身で管理しているものではありません。

自分が管理するウォレットの例1:MetaMask

ユーザーが自分で管理する暗号資産ウォレットの代表例はMetaMaskです。MetaMaskはchromeブラウザの拡張機能やスマホアプリとして利用することができます。

MetaMaskのウェブサイト

MetaMaskをchromeブラウザに追加したり、MetaMaskのスマホアプリをインストールすると新しい暗号資産ウォレットを作成することができます。この作成の過程で表示される"シークレットリカバリーフレーズ"が"秘密鍵"です。

自分が管理するウォレットの例2:LEDGER

LEDGERのウェブサイト

MetaMaskは常にインターネットにつながっているため、その点では悪意のある攻撃者に常に晒されていることになります。この危険な状態を軽減することができるのが、物理的な暗号資産ウォレットです。
物理的な暗号資産ウォレットの中でも最も有名なのがLEDGERで、このウォレットはインターネットに接続しているとき以外は、オフラインで自分の暗号資産を管理できるため、セキュリティが高まります。
LEDGERも"秘密鍵"を自分で管理するウォレットです。

自分が管理する暗号資産ウォレットにFNCTを表示する

自分が管理するウォレットにFNCTを表示し残高を管理するためには、FNCTをウォレットに認識させる(インポート)必要があります。ここではFNCTをMetaMaskにインポートする方法を説明します。

EthereumブロックチェーンのFNCTをMetaMaskに認識させる

①MetaMaskでトークンをインポート
「イーサリアムメインネット」が選択されていることを確認して、「アセット」タブの下にある「トークンをインポート」を押す。

②FNCTのトークンコントラクトアドレスを入力
「カスタムトークン」タブを選択して、以下のトークンコントラクトアドレスを入力(PolygonのFNCTコントラクトアドレスとは異なります)。

0x8Af78f0c818302164F73B2365fE152C2D1FE80e1

トークンシンボルとトークンの少数桁数は自動で反映されますが、もし反映されない場合は、下図の情報を入力してください

「カスタムトークンを追加」を押すとFNCTが表示され、残高を管理できるようになります。

PolygonブロックチェーンのFNCTをMetaMaskに認識させる

①MetaMaskにネットワークを追加
イーサリアムメインネットの右端にある"v"を押すと表示される「ネットワークを追加」を押します。

②Polygonを追加
「Polygon Mainnet」の行の右端にある「追加」を押す。

Polygon Mainnetをを追加することを「承認」する

③ネットワークをPolygonに切り替えてトークンをインポート
「Polygon Mainnet」が選択されていることを確認して、「アセット」タブの下にある「トークンをインポート」を押す。

④FNCTのトークンコントラクトアドレスを入力
以下のトークンコントラクトアドレスを入力(EthereumのFNCTコントラクトアドレスとは異なります)。

0x13590c53df63b52e159328c5b4ffb5f6dc5163c0

トークンシンボルとトークンの少数桁数は自動で反映されますが、もし反映されない場合は、下図の情報を入力してください

「カスタムトークンを追加」を押すとFNCTが表示され、残高を管理できるようになります。

自分が管理する暗号資産ウォレットでできること

  • FNCT.xyzでできる

    • FNCTステーキングに参加する(FNCTを貯める)

    • 報酬としてのFNCTを受け取る(FNCTを手に入れる・FNCTを貯める)

    • 暗号資産ウォレットをフィナンシェアカウントを連携する

  • FiNANCiEアプリ(Web版)でできる

    • コミュニティドネーション(FNCTを贈る)

    • FNCTでコミュニティトークンを購入する(FNCTで買う)

    • グレード特典を受ける(FNCTを貯める)


2. 取引所が管理する暗号資産ウォレットでFNCTを保有する

上でも少し触れましたが、コインチェックやBinance、bitflyerなどの暗号資産取引所でユーザーが使用する暗号資産ウォレットは、秘密鍵を取引所が管理しています。
ユーザーが取引所に口座開設すると、この暗号資産ウォレットが割り当てられます。"秘密鍵"の情報は教えてもらえません(この時、専門用語で「取引所」をカストディアンと言います)。

資産の安全性は取引所が責任を持って管理してくれる一方で、都度、手数料を取られるというトレードオフがあります。手数料は取引手数料だけでなく、取引所内の自分の暗号資産ウォレット(開設した口座)から自分の暗号資産を出金したり、送金したりする際にもかかるので、各取引所のルールをよくご確認ください。

取引所が管理する暗号資産ウォレットでFNCTを持つには、FNCTを取り扱っている(上場している)取引所で口座開設して、その取引所でFNCTを購入すればOKです。

2023年3月現在、FNCTが上場する取引所はコインチェックのみです(2023年3月16日〜)。コインチェックではEthereumブロックチェーン上のFNCTのみ取り扱えます。PolygonブロックチェーンのFNCTを送ることはできませんので、ご注意ください(詳しくはこちら)。

取引所が管理する暗号資産ウォレットでできること

  • 暗号資産取引所でできる

    • FNCTを購入する

    • FNCTを売る


3. 所有権を維持したままロックする

最後に「所有権を維持したままロックする」というFNCTの持ち方についてご説明します。

前回以前の記事で少し触れた「FNCTステーキング」がこのロックにあたります。
FNCTを自分が管理するウォレットからステーキングコントラクトにロックすることで、FNCTの所有権を維持したままステーキングやガバナンスに参加することができます。

FNCTをロックすると「自分が管理する暗号資産ウォレット」から「ステーキングコントラクト」にFNCTが移動するので「自分が管理する暗号資産ウォレット」では残高が減ったように見えますが、所有権はロックした本人に残置されています。ロックは180日後に解除されるので、その後は自由に引き出すことが可能です。

ロックすることができるのは、Polygonブロックチェーン上のFNCTのみです。Ethereumブロックチェーン上のFNCTはPolygonブロックチェーンにブリッジしてからロックしてください(詳しくはこちら)。

FNCTのロックについては別の記事で詳しく説明します。

所有権を維持したままロックした状態でできること

  • FNCT.xyzでできる

    • ガバナンスに参加する(FNCTで投票する)

    • FNCTのステーキング報酬を発生させる(FNCTを貯める)

  • FiNANCiEアプリ(Web版)でできる

    • グレード特典を受ける(FNCTを貯める)



以上です。今回の記事は少し長くなりました。申し訳ありませんm(+_+)m
最後まで読んでくださって、ありがとうございます!


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