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次女の読書感想文を長女が書いてくれたあの夏休み


私には6歳離れた二人の娘がいる。

長女は小さい頃から読書が大好きで、国語は得意な子だった。

それに比べて次女は大人になった今は読書は好きだが、子供の頃はそうでもなかった。


話は変わるが

次女が小学3年生の夏休み
(長女は中学3年生だった)

いつも通り、夏休みの宿題で読書感想文があった。


いくつかの課題図書の中から一冊を選んで読み
その本の感想文を書くという
皆さんご存知の夏休みの宿題だ。

(書きたい人は、何冊選んでも
良かったけれど、普通は一冊だろう)


次女よりも6歳年上の長女はゆとり世代だったからなのか
たまたま長女の担任の先生の方針だったのかわからないが
小学3年生の夏休みの宿題はそんなに多い印象はなかったけれども
次女の小学3年生の担任の先生は、それはとてもたくさんの宿題を夏休みに出された。

ざっと書いてみると・・・

日記は毎日書くこと

算数ドリルは3冊

漢字ドリルも3冊

自由研究は必ず1つ

絵を2枚

工作も1つ

学校で植えた朝顔の観察日記も毎日あったし

2学期の音楽会でのソプラノリコーダーの練習

夏休みの思い出の作文もあった。

それに加えて読書感想文も課題図書と自由図書1冊以上ずつ・・・


次女は習い事もピアノとバレエをしていたので
そのお稽古も夏休みは多めにあり

家族旅行や遊びに行く予定も考えると

小学3年生の夏休みはのんびりどころか

夏休みの数々のイベントをこなしながら

たくさんの宿題も同時にしていかなければならないことに気がついた。

無事に全てのミッションをやり遂げられるか、緊張が走った〜(大袈裟かな)


頑張るぞ!


そのようなハードな夏休みが始まったが

次女は一生懸命 頑張って(親もだが)旅行やイベントも楽しみつつ、宿題を少しずつ終わらせていった。

あと少しで夏休みも終わりを迎える頃

最後に残った宿題は課題図書の読書感想文
(やっぱりこれかい)

自由図書の方は好きな本の感想だったので、次女は比較的スラスラと書けて早めに終わらせられたのだが
興味の持てない課題図書の感想文は一向に書けなかった。

そして、宿題提出の前日になっても、その読書感想文は仕上がっていなかった。

どんどん時間はなくなるし、焦って追い詰められると頭がパニックになってますます書けなくなる次女・・・


困ったワン


そんな切羽詰まって今にも泣き出しそうな妹を見かねたのか
たまたま時間があって暇だったのかわからないが
その時中三だった長女は、誰も彼女に頼んでもいないのに、
いきなり、妹の課題図書を読むと、あっという間に感想文を書き上げた。

まるで、小学三年生が考えて頑張って書いた感想文のように・・・

負けず嫌いの次女は渋々、長女が書いてくれた文章に自分の気持ちや感想も少し加えて、清書して、何とか無事に最後の宿題を終わらせることができたのだった。


これって罪でしょうか?

でも実際に自由研究や工作なども親がお手伝いするご家庭もあったので
ひとつくらい姉が手伝ってもいいですよね💦
言い訳してます。

どうなることかと、最後までハラハラしたけれど、
全て次女の夏休みの宿題が終わった時は本当にほっとした〜


この話は15年ほど前のこと

それにしてもせっかくの夏休みに宿題に追われてのんびりできないなんて
今でも私には違和感が残っている。

今の小学生の夏休みの課題はどうなのだろう?

確かに、読書感想文を書くことで良いこともあるとは思うけれども
決められた本の感想を半ば強制的に書くことって
特にまだ幼い小学生には苦痛かもしれない。

せめて自分の好きな本を選ばせてくれたら
感想文を書くことも、もう少し楽しめるのかな。


最後になるが

次女の読書感想文は学年の優秀賞に選ばれた(笑)


その時の次女は『どうせ、お姉ちゃんの書いた感想文だから』と拗ねた様子で喜んではいなかったが(笑)

15年も経っているので時効ですよね!


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