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【番外編】友人Hのネガから(その2)

前回に引き続き、友人Hが撮影した写真から。

今回は関東地方を通過した台風10号の翌日(1982年8月2日)と、利根川の氾濫により不通となった国鉄両毛線・利根川橋梁の復旧作業の様子(8月7日)を紹介します。


引用した記事の通り、台風一過の翌2日、自転車で[高二]を訪問し、前日「さよなら運転」を行ったEF12形電気機関車 5号機を撮影しています。
(上手い具合に敷地外からでも見える場所に留置されていました)

[高二]留置中のEF12形電気機関車 5号機

高崎第二機関区にて
1982年8月2日 友人H撮影


国鉄両毛線・利根川橋梁の復旧作業は8月2日から9日まで行われました。
下の3枚は作業の終盤、7日撮影のメモがあります。

前橋駅方面からやってきたEF15形電気機関車の先端デッキに、保線区員と思われる人が乗って、線路の様子を確認しながら橋を渡っています。

(作者注:先日前橋市立図書館の蔵書を調べたところ、7日午後2時50分に運転再開の記述がありましたので、写真は再開直前の様子と思われます)

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前橋駅方面からやって来たEF15形電気機関車 152号機
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利根川橋梁を渡るEF15形電気機関車 152号機

大勢の職員が見守る中、電気機関車は新前橋方面へ走り去ります。

私はあいにくこの日の様子は撮影をしていませんが、元国鉄マンで郷土史家のHさんが作業の様子を撮影されていて、図書館の蔵書の中で写真を拝見したことがあります。
もしかすると利根橋上で眺めている人の中に、Hさんがいるかも知れません。

画像4
利根川橋梁西詰(県道109号線 利根橋より撮影)

旧利根川橋梁の主桁を受ける、煉瓦積みの躯体部分は、現在も見ることが出来ます。
またGoogleのストリートビューで、線路脇の大木は40年後(2022年2月現在)もまだ残っている様です。

国鉄両毛線・利根川橋梁にて
1982年8月7日 友人H撮影

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