『ナポレオン』/映画感想文
1年で1番映画が安い12月1日公開。
初日に乗り込んできました。
1. あらすじ
誰もが知る英雄ナポレオン三世の人生を妻との関係を多めに織り交ぜながら描く。
2. 点数
67点
期待値が大きかっただけに低調な点数に。
そもそも歴史を知らないという個人的な問題もあるが、映像作品として単調なのは否めない。睡魔が襲う。
全体として妻との歪な夫婦関係パートと戦争大勝利パートが繰り返される。
それでも戦争シーンのスケール感はさすがの一言。
3. 感想
言語問題(しつこいぞ)
いくら創作物であっても、現地の言語を使え!のうるさいマンです。
本作は当然フランスを描いた作品だけど、フランス語は皆無。みんな当たり前のように英語を喋る。
「いつまでもそんなことうるさく文句言うなよ」という心の声も聞こえてくるので、最近は「まぁ映画ってこんなもんだよね」程度の気持ちになってきたものの、やはり違和感はぬぐえず。
現地フランス人はどう思ってるんやろ。
皇后は仲里依紗
皇后ジョセフィーヌ(ヴァネッサ・カービー)もしっかり描かれる。
ナポレオンが一目惚れするには短髪ロック味が強い外見でん??だったが、姫になるころにはしっかりと美人に。
目尻とか鼻がソックリで途中から仲里依紗にしか見えなかった。
そしてコルセットで締め上げたせいもあるだろうが、お胸のボリュームがすごい。
ジョセフィーヌは出会った当初からどこか挑発的。
私は清廉な女ではないのよと言い放つが、そういった大胆さがナポレオンを刺激したのだろう。
合戦シーン
本作のいちばんの見どころはこれだろう。
大量のエキストラを動員するなどして、かなり気合を入れたらしい。
たしかにどこまでが実写でどこからがCGなのかわからない。
だだっ広い平原を映したカットが多く、まさにスケールが感じられる。
ただ一方で、騎馬隊などの接近戦は日本の戦国時代の風景と近く、既視感を覚えたのも事実。
子どものころから自然と大河ドラマや時代劇で合戦シーンをみていることが影響しているのだろう。
上記のような空間の広がりとしてのスケール感は大きく違うが、接近戦の映像迫力としては見劣りするものではなく、「意外と日本のクオリティ高くないか?」と見直す契機になった。
予算規模は何十分の一のレベルだろうから、コスパという意味では日本に軍配が上がる。
歴史を知っていたほうが楽しめるので、世界史がすきな人にはおすすめ。
知らないひとでも、事前に少しでも予習しておくとぐっと理解が深まると思います。
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