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ぼくが聖書を好きな理由

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キリスト教の礼拝でするお話の原稿はこちらにまとめています。そんなに「新しい」とは自負していませんが、「正統派」に疲れた方々に届けたい聖書のまた一味違った魅力を書いています。
大体月に4本です。 一本200円の記事をマガジン登録で500円でお読みいただける設定にしています。…
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#ヨハネによる福音書

緊張の所属(その2)〜ヨハネによる福音書18章28〜38節から〜

緊張の所属(その2)〜ヨハネによる福音書18章28〜38節から〜

前回の続きです。
「汚れないで過越の食事をするため」この言葉から読み取れる諸々を考えてきました。

つまりピラトの家になど入ったら自分たちは汚れてしまうということが暗に言われているのです。でもそれが

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緊張の所属(その1)〜ヨハネによる福音書18章28〜38節から〜

緊張の所属(その1)〜ヨハネによる福音書18章28〜38節から〜

 「汚れないで過越の食事をするため」という一言が飛び抜けて響きます。イエスを逮捕した人々は、イエスを大祭司のところからローマの総督官ピラトの元へと連行しました。

聖書の箇所はヨハネによる福音書18章28ー38節です。

人々が誰なのかはヨハネ18章の12節に詳しく書かれています。「兵士と千人隊長、ユダヤ人の下役たち」とあります。何とも複雑な人間関係が

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いのちの水とキリスト教(4・完結)

いのちの水とキリスト教(4・完結)

今回が4つに分けていたお話の最終です。ヨハネによる福音書4章前半をどちらかというと「教会論」的にお話ししてきました。教会ってどういうところなんだろう?それを問うことは自分の頭の中で〜あるべき〜なことを超えていく一つの霊的な活動だと思うのです。大体の教会論は逆に自分の頭の中にあるべきことを形成していく形で紡がれてきたことへの逆ベクトルですね。

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いのちの水とキリスト教(3)

いのちの水とキリスト教(3)

シリーズ3回目。
ウィンドウショッピングはお好きですか?
いわゆる商業地区を歩いていくと圧倒されることがあるのです。シュッとしたマネキンが着ている華やかな洋服や、ショーウィンドーに並んだ何を入れたらいいのかわからないほどのバッグ、数百万もするアクセサリーや時計が並んでいます。飲食店が立ち並ぶ街を歩くとぎゅうぎゅうに詰め込まれたように色とりどりのポスターでお得セットが売り出され、中には待ち時間90分

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いのちの水とキリスト教(2)

いのちの水とキリスト教(2)

さて、前回の続きです。

キリスト教は、今日の聖書の箇所のように幾重にも折り重なりがあり、正直「なんなん?」と言いたくなる、

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