記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

奇妙で大胆不敵の逆コナン成長記「哀れなるものたち」

ディズニー「ウィッシュ」を観にいったとき
映画館に垂れ幕かかってて気になってた作品!ようやくディズニー+で配信!(てかディズニーで異例のR18指定です。エロ描写満載です。)


主演 エマ・ストーン!
え、あのラ・ラ・ランドのヒロインちゃん?
全然イメージ違い過ぎる!俳優ってマジですごい!


自殺した女性(以降ベラという名前をもらう)を拾ってきた名医学者が解剖して女性が身籠っていた胎児の脳を、その女性の脳に移植する。

見た目は大人、頭脳は子ども!
まさかの逆コナン誕生!

最初はその辺でオシッコもらしちゃうし
ベラのわけわかんない世界観で頭おかしくなっちゃう感じ。
だけどもう引き込まれちゃうんだよね。
セットもどこまでがリアルなのかわかんなけどめちゃくちゃキレイ。
序盤は結構長い間モノクロ映画。
でもあるポイントで一気にカラーになる!
その変化がすごくいい!

いろんな経験をスポンジのごとく吸収していくベラ。
ベラが性的な部分に興味を見出してからは、エマ・ストーンの女優としての熱意を感じる。
ガチで体張ってる。(でもあんまエロくないよ!)

クルーズで出会う老女とその相方の男性、売春宿のママがいい味だしてる!
この方々からベラが学ぶものは大きい。

知性を吸収して、ベラが強く美しい大人の女性になるまでの壮大なストーリーだった!


2時間20分の大作だけど見ごたえありまくりで
飽きさせない展開、衣装・世界観等の芸術点まじ高い。
ただただ圧巻。

基本的に「後味悪い映画」とか、「事後の考察」とか大好きだけど
この映画は
もう本当に「言葉が出ない」ってこういうことっていう作り込まれた作品だった。
何も言うことなし。すごい。
気軽に映画観たい層には小難しい感じがして「つまんね」ってなりかねない作品ではあるし好き嫌い超絶別れるだろうけど、素晴らしい作品であることは間違いない。ありがとう、安定のTGSとFilm4、サーチライトさん。

ひとつ思うのは
もし日本人俳優でリメイクするなら
ベラの婚約者マックスは成田凌だなって思うw

演技力はさておき顔が似てる

マックスは、ベラが赤ちゃんで野蛮な時代から知的な女性になるまでの
最初から最後までを見守り優しく愛してくれてた。↑どう見ても優しそうでしょw

一緒に旅に出てベラに【性】を教えたダンカンは、「女は本なんか読むな!」と知性を拒否し、娼婦になったベラにも喚き散らしてた。(汚らわしいとヤキモチの二本立て)

婚約者の自分を差し置いてダンカンと大航海に出ても娼婦になったりもしたのに変わらぬ愛で受け止め待っててくれたマックスは好印象。
男性視点で視る女性への差別的な要素っていうか、そういう男性陣の対比もすごくよく描かれててよかった!



●哀れなるものたち
原題:Poor Things
制作:TSGエンターテインメント / エレメント・ピクチャーズ / Film4
配給:Searchlight Pictures / WDC Japan
公開:2023年
ジャンル:ヒューマンドラマ? / コメディ / サイエンスファンタジー
鑑賞日:2024.4.27-28

お気に入り度
★★★★★

#大西さんちの映画レビュー  
#妻投稿  
#ネタバレ注意 #ネタバレ  
#映画鑑賞 #映画レビュー #映画感想文  
#哀れなるものたち #PoorThings #エマストーン  

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?