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エンドロールに注目すると微笑ましい【LAMB/ラム】

羊牧場を営む「子ども欲しい系」夫婦のお話。


幾度となく羊の出産に立ち会ってきたのに、
とある羊ちゃんの出産から、夫婦の生活が一変した。

観る前の口コミでは
「最初から最後まで不穏な空気のまま終わる」
「結局何が生まれたのかわかんないまま終わる」

みたいな事前情報を得ていたんだけど。

何が生まれたのかは結構序盤でわかるようになってるじゃん!
しかも下半身だいぶバッチリ人やんwwみたいな。

要するに、顔羊・体人間の羊人間(アダ)が生まれて育てていく話なわけで。

あ、その前に恒例の。
イッヌはダメです。映画の中でのワンコ殺される率高い!
ヌッコは大丈夫だった気がする!
ちなみに羊人間アダのことを
犬は、羊として扱い、(牧羊犬だから)
猫は、人間として認識してたのも生死に関係あるのかな。


いろいろ考察していくの楽しい映画です!


まず父親がだれなん?てとこ。

最初は、
不妊だったから、夫が獣姦して子ども生ませたのか?
アダが生まれた時、夫婦がさほど驚いてなくてナチュラルに受け入れてたから計画的だったんでは?って思った。

んー。でもこの夫、、獣姦とかしなさそうだよw

やっぱり普通に考えてラストで出てくるアダを連れ去るBIG羊人間が父親なんだよね。
冒頭でママ羊ちゃんがぶっ倒れるシーンあったけど、あそこで仕込まれてたってことだし。


ママ羊は「私の子かえして~」とばりに部屋の前にやってきてはないているんだけど
ある時、疎ましくなった妻マリアはママ羊を殺しちゃう。
※よくよく考えると「BIG羊人間ダディからアダを守って~」って時もあったんだけど。


その仇として
BIG羊人間ダディは夫を殺しにくるわけ。
ママ羊を殺した張本人妻マリアではなく、あえてパートナーである夫の命を奪う。
愛するものを失う悲しみを与えるため、自分と同じやり方で仕返ししてきたわけだ。え、まって、BIGダディとママ羊ちゃんの間に愛とかあったん?そこに愛はあるんか?


アダは可愛いんだけど
途中から自分の存在は何なんだろう、みんなと違うとエルサみたいに気づくシーンがちょいちょいあって、
大人達がハンドボールの試合観て盛り上がってても、自分のおててはあんなんじゃないし、ピアノだって弾けない。
そんなアダちゃんが切ない。可愛い。

だけど、
だからこそ、BIG羊人間ダディにおとなしく着いて行ったんだよね。
作り方うまいなーって思った!


でもさ、その直前に
おうちへの帰り方を人間パッパに教え込まれてたじゃん?
だから帰ってくる伏線を残したまま終わるんだよね。


最後は妻マリア、夫も子どもも奪われたけどシレっと穏やかな表情してるのはちょっと意味不明。メンタル鋼か?
妊娠してるっぽいけど、、、ここまでくると誰の子なんだろう、っていうのも妄想が捗りますね。



アダちゃんの子役オーディションの時、
きっと念を押されて「すみません、お顔は映らないんですけどぉ」って言われたと思う。
それでも映画に出られるなら!と承諾した子役さん、子役親さん、お疲れ様です。
でもエンドロール観てびっくりしたwww
アダ役めっちゃいるwww
「お顔は映らないんですけどぉ」ってペコペコされた親がめっちゃいるんだ!と思うと少し面白い感じで観終われるよ☆(笑)


●ラム
原題:LAMB
制作:Go to Sheep / Black Spark Film & TV / Madants
配給:クロックワークス
公開:2021年
ジャンル:ファンタジー/ サスペンス
鑑賞日:2024年5月下旬

お気に入り度
★★★★☆

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