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推しの議会傍聴行ってみた企画③〜世田谷区議会〜

こんにちは、 FIFTYS PROJECTのあおいです!前回の行ってみたレポでは杉並区議会にお邪魔してきましたが、今回ご紹介するのは世田谷区議会

杉並区とめちゃんこ距離が近いのですが、地元の街の暖かさや雰囲気がなんだか似ていますね!街並みだったり、ローカル線のレトロ感がとっても素敵でした。

(世田谷線を利用するのは初めてだったのですが、電車の中に料金支払い場があるのに危うく気づかず無賃乗車するところでした、、あぶない、、!)



まさかの撮影NG

世田谷区議会は世田谷駅から徒歩五分!
傍聴席は5階で、推しの質問は6月16日10時40分〜11時の間でした!


受付で「撮影をしたいのですが、、」と話すと、職員の方は申し訳なさそうな顔で
撮影は報道関係の方のみとなっております」とのこと!😭😭
前回の杉並区議会はOKだったので、さも当然のように申請しようとしてしまいました泣泣

世田谷区議会の推しは、生活者ネットのおのみずきさん!
パートナーのイギリス留学に帯同したことを機にフェミニズムについて知り、ジェンダー政策に最も力を入れたいと話していたおのさん。落ち込んだ時、何度も元気をもらっている存在なのです!

推しパワーで辛いことも乗り切る


選挙初日、おのさんの証紙貼りのボランティア(大量のビラに一枚づつ選挙管理委員会からもらったシールを貼っていく謎の作業)をしに行ったのですが、私前日にとってもショックなことがあって凹んでたんですよ!(なんのこっちゃ)
まじでなんの話って感じですが、浮かない気持ちでビラにシールを貼るためにめくっていると、金太郎飴みたいにめくってもめくっても推しの笑顔が目に入ってきて、、私が凹んでる間も、推しは笑顔で頑張ってるんや、、!!と心を打たれました😢
それを100枚200枚と続けているとですね、次第に凹んでたことがどうでも良くなり、ボランティアが終わる頃には元気になっておりました


めくれどめくれど推しの笑顔



今回も世田谷駅に向かう途中で一番お気に入りのピアスを紛失してしまいましたが、推しの傍聴会に行けたしまあいいや〜というマインドでなんとか乗り切りました🫠🫠

ピアスは無くせど、推しがいればなんとかなる、、?


今回の質問内容


おのさんの質問内容は、
1.世田谷区におけるジェンダー平等施策の推進について
2.実家がセーフティーネットにならない困難を抱えた若者への生活保障制度について
3.野心的目標の達成に向けた気候変動対策の更なる推進に向けて

の3つでした!
世田谷区議会は男性30名、女性20名とパリテ議会には届かないものの女性比率が比較的高い点に対し、区職員の管理職における女性比率が低いことを指摘していました。向かい側に質問回答を行う政策部長などが座っていましたが、確かにほぼ全て男性でした。解せぬ、、🤐
SRHRに焦点を置いた性教育の推進と実践についても触れ、若年層向けの相談窓口
の設置、給付型奨学金の拡充
について話していました。
気候変動対策では、世田谷区気候市民会議の実施を要望し、区の政策に反映するように要望していました。


前回の杉並区議会との一番の違い

今回おのさんの質問時間を聞いた時ですね、10時40分から11時の間って、20分間喋れるってことかな、、杉並区議会は30分質問時間があったのにな〜と思っていたのですが、なんと20分でなく質問時間はたったの10分!!🥲
残りの10分は回答時間とのことで、おのさんは3つの質問を10分で説明しなければいけませんでした。早口で複雑な内容を話す必要があり、原稿が手元にない区民は話についていくことが難しいのでは、、?

もしかして議員の数が杉並より多いから短縮せざるを得ないのかな?と
調べてみると議員定数はそれぞれ世田谷50、杉並48とほとんど差がありません。なぜ質問時間が20分も差が出てしまうのでしょう?

そもそも質問内容も回答を概ね分かっている状態でわざわざ議会を開催しているのは、区民がどのように区政が動かされているのかウォッチするためなのではないでしょうか。おのさんのせいではなく、議会の時間を必要以上に短縮して区民がせっかく足を運んでも何を話しているのか理解できなければ本末転倒な気がします。(オンライン配信で見直してねってことなのかな🤔)
2週間の会期を設けている杉並区議会と比較して世田谷区議会は1週間しか時間をとっていないようなので、長すぎる議会も問題ですがもう少し改善していって欲しいな〜と思いました!🫶


撮影できなくて悔しかったこと

おのさんが話し始めると、ざわざわ、と結構大きな話し声が聞こえて何かな??
と見てみると、右端の中央部分に座る高齢男性議員達が大きな声でおしゃべりしているようでした。何を話しているのかまでは分かりませんでしたが、あまりいい空気ではないのはやんわりと伝わってきました。😶‍🌫️
特に名前を出さない義理もないので(笑)、座っている番号と名簿を確認すると
自民党の山口ひろひさ議員、真鍋よしゆき議員、下山芳男議員という人たちでした。(前の列の議員も何度も振り返って話していたのですが、右側のブロックがそもそも全員自民党の人たちだった)

やじこそ飛ばさなかったものの、もし政治家になって初めての議会で質問する立場になったら、ベテランの高齢男性議員がずっと大きな声で話していたらとっっっっても!嫌な気持ちになると思います。😡

議会でよく見る「抑圧テクニック」

みなさんは、「抑圧テクニック」という言葉をご存知ですか?
ノルウェーでは支配する側が弱い側に使用する「5つの抑圧テクニック」(De fem hersketeknikker)というものを提唱し、その傾向と対策を認識しようという認識があります。(女性→男性、大人→若者などのパワーバランスを利用している場合が多い)

上記の記事から抜粋すると、

  1. 無視する

  2. からかう

  3. 情報を与えない

  4. 2重の罪。何をしても責める(例:女性は外見を整えることを期待される一方、性暴力被害にあうと着ていた服などを責められる)

  5. 罪と恥の意識をあたえる(例:男性とは違う立場にいたからこそ出る意見かもしれないのに、今までとは違う角度から提案すると否定・かわかわられ、「会議の空気を壊したのだろうか」と相手に罪と恥の意識を与える/男性などのパワーがある立場だからこそ得られやすい情報なのかもしれないのに、そんなことも知らないのかという態度で、まるで相手の情報や経験不足かのように罪と恥の意識を与える)

の5つが抑圧テクニックと言われていて、共通点には女性や弱い立場にいる人に罪悪感を抱かせる、自分の話はとるに足らないものだと思わせることが大きな問題といえます。

今回の議員達が大きな声でおしゃべりするのは、上記5つには当てはまらないものの明らかに抑圧テクニックだと思います。複数人で行うというのもミソで、区民や他の議員もいる中でこのような行為をするのは、あたかもおのさんとベテラン男性議員は対等ではないと錯覚させる効果があるのです。

抑圧テクニックは、無意識に使用したかどうかは関係がありません。
おのさんと複数の男性議員の間で起こった個人的な問題ではなく、構造的な立場を利用して相手を貶めていることの問題を多くの人が自覚しなければ、同じようなことが今後何度も繰り返されていくでしょう。

あの光景を動画に残せなくてほんっとうに悔しかった泣泣めちゃくちゃムカついておのさんの質問10分しかなかったのに途中から頭に入ってこなくなっちゃったじゃん〜〜〜もう〜〜〜!!!!!時間返せ!!!😭😭😭😡😡😡(怒)(だめだ敬語を保てない)

おのさんの質問の方が!!!!!ベテランで何年議員してるのか知ったこっちゃありませんけどね、あなた達のおしゃべりよりずーーーーっと大事ですからね!!!!!

元々おのさんチームはユース女性のボランティアも多くて、今回の質問も本当に沢山の人たちが楽しみにしていたんです。SRHRのことも、性暴力のことも、若年女性やマイノリティの声をしっかり拾い上げた質問だったと思います。
私は心の底から誇らしかったです。

きっと区民の見えないところでも、今後色んなハラスメントやいじめのようなことが行われてしまう以上、傍聴会に足を運んで、後ろで聞いている存在がいることって、政治家にとってもすごく大切なことだと再確認しました。

しつこく言いますが、立場も年齢も上の人間が場を支配して、意識的かどうかに関わらず抑圧的な言動を取ることはすっごく恥ずかしいことです。むしろ1人でも多くの声を拾い上げることが仕事の政治家にとって、正反対のスキルなのでは??

反面教師として目に焼き付けて、私自身も同じことをしてしまわないように気をつけようと思いました。😌😌そして抑圧テクニックをより多くの人が自覚し、対抗策を考えていく必要があるな〜としみじみ。(勉強会とかワークショップも良さそう)
今回の議会レポはなんだかネガティブなメモも多くなってしまいましたが、傍聴席の雰囲気だったり、おのさんの質問含めすごく行ってよかった議会傍聴でした!🤭🤭


生活者ネットの議員控室に行くと、おのさんの推しがしっかり飾られてあって面白かった😂


一緒にボランティアしたお友達にも会えて嬉しかったです!✨✨🔥🔥

生活者ネットの方々&ボランティアメンバーたちと

今後も私なりに議会傍聴レポを上げていけたらと思いますので、お楽しみに〜!

最後に今回ご紹介した小野さんの記事はこちら!


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