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自分自身の在り方について考える

 お久しぶりです。半年以上ぶりのnote更新となりました。
 今年の3月におかげさまで、作家活動1周年を迎えることができました。ありがとうございます。この一年で20〜30作近くの中短編小説を書いて、思ったことはいくらかあって、最近は自分の作品の在り方についてぼちぼち考えています。まずは個人的に印象深い2つの作品を振り返ってみようと思います。

プロの作家さんから評価を受けた『エスカレート』

 昨年の5月頃に書いた掌編小説。元々は小説投稿サイト エブリスタで定期的に開催されている「三行から参加できる 超・妄想コンテスト」への応募作品として書いていたものですが、書いているうちに内容がエスカレートし応募を断念。当時開設して間もない投稿サイト ステキブンゲイにて公開しました。公開して1ヶ月程度はほとんど読まれなかったのですが、昨年7月くらいに読んでくださった方から感想を頂いて、嬉しさと驚きを感じたことを記憶しています。そして、その前後のタイミングで、ステキブンゲイの公式YouTubeの配信動画にてプロの小説家である、いぬじゅんさんがおすすめ作品の一つとして当作を取り上げてくださったのです。


 紹介された時、とても驚きました。まさか、自分の作品が紹介されるとは。配信を見て画面の前でとても嬉しくなりましたね。これ以降、多くの作家さまとの交流ができたので自分の中ではちょっとした契機だなと思っています。今も自分が作品を書いているのはこの作品の影響も少なからずあります。

初めて完成させた中編小説『銀河オーバードライブ』

 2020年4月〜9月の間にかけて連載を行い、完結させた最初の中編小説です。昨年の3月に初めて小説を公開した私にとって、中長編の作品を書くことは当時の私にとって急務のように感じていて、そこからしばらくはこの作品のアイディアを形にしようと頑張っていた思い出。そういう経緯もあって、とても思い入れのある作品となりました。作品の完成までに5ヶ月程の時間がかかって、学んだことはかなり多かったですね。ジャンルはSFで、高校生3人組が偶然見つけた宇宙船で家出をするというストーリー。今でも度々読まれていて、作家 石嶋ユウを代表する作品の一つにはなったと思います。

 交流のある方々からこの作品の感想や評価をいただいて、改善の余地はまだまだあるなと思っています。いずれは大幅な加筆、修正を行おうとたまにアイディアを練っていますので、気長に待っていただけると嬉しいです。

中長編が書けない

 ここから、私がこの1年間を通じて思ったことの話をしようと思います。まずは、私が最近感じている悩みの1つとして、中長編の作品がなかなか書けないということです。それは、私がまだまだ技量不足だからだとは思うのですが、これまでに4〜5作品が書ききれずに執筆が止まっているという状態です。いつかはコンスタントに書けるようになりたい。そう思いながら、新しい長編をコツコツと書いています。この作品はなんとしてでも完成させたい。その意気込んで書いています。

自分が書いている物ってなんだろう?

 次に、この1年間、20〜30作品近くの小説を書いたり、自主企画を開いてみたり、誰かの企画に参加してみたりと多岐に渡った活動をしてきました。それに伴って、これまで大勢の作家さん達との交流も生まれました。活動や交流を通して、私が書いている(あるいは書きたい)のは文芸小説なのか、ライトノベルなのか。はたまたそのどれでもないのかが分からなくなったのです。自分の立ち位置はどこなのか。それを見極めることってとても大事なことだとは思うのですが、なかなかうまく掴めない。文芸作品なのかライトノベルなのか。私の中で結論が出るのはまだまだ先だとは思いますが、時間がかかってでも、私の作家としての在り方を見つけていきたいです。


 今回は以上となります。ご拝読ありがとうございました。

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